第36回午後第6問の類似問題

第53回午前:第55問

内頸動脈から直接分岐しないのはどれか。  

1: 眼動脈

2: 前大脳動脈

3: 中大脳動脈

4: 前交通動脈

5: 後交通動脈

  • 答え:4
  • 解説:内頸動脈は総頸動脈から分かれ、頭蓋底の頸動脈管を通って頭蓋腔の中に入る。内頸動脈から直接分岐する血管は、眼動脈、前大脳動脈、前脈絡叢動脈、中大脳動脈、後交通動脈である。
  • 眼動脈は内頸動脈が頭蓋内に入って最初に分岐する血管であり、正しく内頸動脈から直接分岐している。
  • 前大脳動脈は内頸動脈から分岐し、大脳縦裂に入って前頭葉と頭頂葉の内側面に分布する血管であり、正しく内頸動脈から直接分岐している。
  • 中大脳動脈は内頸動脈から分岐し、外側溝に入り、主として大脳半球の外側面と島とに血液を送る血管であり、正しく内頸動脈から直接分岐している。
  • 前交通動脈は内頸動脈から直接分岐しない血管であり、左右の前大脳動脈を連絡している。このため、選択肢4が正解である。
  • 後交通動脈は眼動脈に続いて内頸動脈から分岐する血管であり、正しく内頸動脈から直接分岐している。
  • 科目:解剖学(その他)
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第56回午前:第65問

心臓について正しいのはどれか。  

1: 冠動脈の血流は収縮期に増加する。

2: 左心房と左心室は同時に収縮が始まる。

3: 心筋は伸張されると収縮力が低下する。

4: 心筋の収縮はH+の細胞内流入により生じる。

5: ノルアドレナリンは心筋収縮力を増加させる。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、心臓に関する正しい情報を選択肢の中から選ぶ必要があります。正しい選択肢は、ノルアドレナリンが心筋収縮力を増加させるというものです。
  • 冠動脈の血流は、収縮期ではなく拡張期に増加します。これは、交感神経刺激によって引き起こされます。
  • 左心房と左心室は同時に収縮が始まるわけではありません。左心房が収縮するとき、左心室は拡張しています。
  • 心筋は伸張されると収縮力が低下するのではなく、逆に収縮力が増加します。これは、Starlingの法則として知られています。
  • 心筋の収縮は、H+の細胞内流入ではなく、Ca2+の細胞内流入によって生じます。
  • ノルアドレナリンは副腎髄質から分泌され、交感神経刺激時に血圧上昇などの作用があります。これにより、心筋収縮力が増加するため、この選択肢は正しいです。
  • 科目:生理学(呼吸・循環系)
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第42回午後:第17問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 左肺は3葉、右肺は2葉に分かれる。

2: 気管支は心臓の前面に位置する。

3: 気管は食道の前面にある。

4: 右気管支の分岐角は左気管支の分岐角より大きい。

5: 横隔膜は右側が左側より高い。

第50回午前:第58問

胸部の解剖について正しいのはどれか。  

1: 縦隔の後面は心臓である。

2: 肺の栄養血管は肺動脈である。

3: 区域気管支は左右10本ずつある。

4: 第3肋骨は胸骨柄と関節を形成する。

5: 臓側胸膜と壁側胸膜とは連続している。

第57回午後:第78問

下肢の深部静脈血栓症により塞栓をきたすことが最も多い臓器はどれか。  

1: 脳

2: 肺

3: 肝 臓

4: 心 臓

5: 腎 臓

  • 答え:2
  • 解説:下肢の深部静脈血栓症は、血栓が剥がれて肺に運ばれ、肺の血管で詰まることが最も多い。そのため、肺が最も塞栓を起こす臓器である。
  • 脳は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が脳に達することは稀である。
  • 肺は下肢の深部静脈血栓症による塞栓が最も多い臓器である。血栓が剥がれて肺に運ばれ、肺の血管で詰まることが多いため、正解である。
  • 肝臓は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が肝臓に達することは稀である。
  • 心臓は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が心臓に達することは稀であり、通過する部分が広いため詰まることが少ない。
  • 腎臓は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が腎臓に達することは稀である。
  • 科目:内部障害と臨床医学
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第39回午後:第13問

下大静脈に直接入る静脈で誤っているのはどれか。  

1: 奇静脈

2: 肝静脈

3: 腰静脈

4: 腎静脈

5: 総腸骨静脈

第44回午後:第13問

心臓の刺激伝導系について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 左脚と右脚は房室束へ興奮を伝える。

2: 洞房結節はペースメーカーと呼ばれる。

3: 房室結節は上大静脈口のすぐ右側に位置する。

4: 房室系は洞房結節と房室束とからなる。

5: プルキンエ線維は心室壁に放散している。

第43回午後:第52問

誤っているのはどれか。  

1: 心不全の分類としてNYHA分類がある。

2: 右心不全では末梢血管の虚脱が著明となる。

3: 左心不全では左室拡張終期圧が上昇する。

4: 肺高血圧症は右心不全の原因となる。

5: 大動脈弁狭窄は左心不全の原因となる。

第49回午前:第75問

心筋梗塞の合併症として誤っているのはどれか。  

1: 心室頻拍

2: 下肢静脈瘤

3: 肩手症候群

4: 僧帽弁逆流

5: 心室中隔穿孔

第55回午後:第90問

心室中隔欠損症で正しいのはどれか。  

1: チアノーゼを生じる。

2: 動脈管が開存している。

3: 卵円孔の閉鎖不全である。

4: 肺血流量は正常時よりも多くなる。

5: 大動脈から肺動脈に直接血液が流れる。

  • 答え:4
  • 解説:心室中隔欠損症は、心室中隔の形成不全により、心室中隔の一部または全部が欠損する病態です。これにより、肺血流量が増加し、肺高血圧症が進行することがあります。
  • チアノーゼは、心室中隔欠損症において肺高血圧症が進行し、右-左短絡となる場合に生じる(Eisenmenger症候群)。ただし、これは心室中隔欠損症の全ての症例で起こるわけではないため、正しい選択肢ではありません。
  • 動脈管が開存しているのは、動脈管開存症であり、心室中隔欠損症とは異なる病態です。従って、この選択肢は正しくありません。
  • 卵円孔の閉鎖不全は、卵円孔開存症と呼ばれる病態であり、心室中隔欠損症とは異なります。この選択肢は正しくありません。
  • 心室中隔欠損症では、出生後、肺血管抵抗が徐々に下がってくると、肺血流増加が顕著になります。その持続により、肺血管床の閉塞性病変、肺高血圧症が進行することがあります。この選択肢が正しいです。
  • 大動脈から肺動脈に直接血液が流れるのは、動脈管開存症であり、心室中隔欠損症とは異なる病態です。この選択肢は正しくありません。
  • 科目:内部障害と臨床医学
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第40回午後:第2問

誤っている組合せはどれか。  

1: 内胚葉-肺

2: 内胚葉-腸管

3: 中胚葉-骨

4: 外胚葉-筋

5: 外胚葉-神経

第38回午後:第8問

正しいのはどれか。  

1: 肝の下面は横隔膜に接する。

2: 肝の上面に胆嚢が位置する。

3: 肝左葉は右葉よりも大きい。

4: 門脈は肝門を通る。

5: 肝静脈は上大静脈に流入する。

第40回午後:第70問

誤っているのはどれか。  

1: 心不全とは心疾患による循環不全を指す。

2: 右心不全では体循環系のうっ血が著明になる。

3: 左心不全では左室拡張終期圧が上昇する。

4: 心タンポナーデは右心不全の原因となる。

5: 大動脈弁狭窄は左心不全の原因となる。

第46回午前:第58問

気管について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 気管は食道の背側にある。

2: 気管分岐角は約70°である。

3: 右主気管支は左主気管支よりも太い。

4: 気管は第2胸椎の高さで左右に分岐する。

5: 左主気管支は胸大動脈の背側から肺に入る。

第51回午後:第91問

急性心筋梗塞で左冠動脈閉塞に比べて右冠動脈閉塞に特徴的なのはどれか。  

1: 房室伝導ブロック

2: 心原性ショック

3: 心室中隔穿孔

4: 心室性頻拍

5: 肺うっ血

第44回午後:第17問

正しいのはどれか。  

1: 気管は食道の背側に位置する。

2: 気管は第2胸椎の高さで左右に分岐する。

3: 気管支は心臓の前面で肺に入る。

4: 気管支の最末梢は区域気管支である。

5: 気管支周辺には多数のリンパ節がある。

第40回午後:第12問

内頸動脈系の血管支配を受けないのはどれか。  

1: 前頭葉外側

2: 前頭葉内側

3: 側頭葉外側

4: 頭頂葉内側

5: 後頭葉内側

第47回午後:第65問

頸動脈洞反射で誤っているのはどれか。  

1: 徐脈になる。

2: 血圧が低下する。

3: 化学的刺激によって生じる。

4: 求心路は舌咽神経を介する。

5: 遠心路は迷走神経を介する。

第41回午後:第14問

門脈に関係する静脈で誤っているのはどれか。 ア.上腸間膜静脈イ.左胃静脈ウ.脾静脈エ.腎静脈オ.総腸骨静脈  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第38回午後:第52問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。 ア.脳出血-アテローム硬化イ.脳血栓-血小板減少ウ.脳塞栓-心房細動エ.くも膜下出血-動脈瘤破裂オ.慢性硬膜下血腫-動静脈奇形破裂  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ