口腔内の消化について誤っているのはどれか。
1: 咀嚼運動は反射の影響を受けない随意運動である。
2: 唾液は食物を溶かして味覚受容体を刺激する。
3: 嚥下の口腔期では舌運動が主体である。
4: 唾液アミラーゼはでん粉を加水分解する。
5: ムチンは食塊・口腔を滑らかにする。
声門を開く主動筋はどれか。
1: 顎二腹筋
2: 甲状舌骨筋
3: 輪状甲状筋
4: 後輪状披裂筋
5: 外側輪状披裂筋
舌の運動を支配する神経の神経核があるのはどれか。
1: 間脳
2: 中脳
3: 橋
4: 延髄
5: 脊髄
嚥下機能について誤っているのはどれか。
1: 口腔期障害では舌機能が問題となる。
2: 正常な口腔期では後鼻腔が閉鎖される。
3: 正常な咽頭期では舌骨が挙上する。
4: 正常な咽頭期は喉頭蓋が上方へ回転して始まる。
5: 咽頭期障害ではむせの有無を観察する。
中耳について正しいのはどれか。
1: キヌタ骨は鼓膜に接している。
2: 耳管に分布する動脈は迷路動脈である。
3: アブミ骨筋の支配神経は下顎神経である。
4: キヌタ骨の短脚はアブミ骨と関節を形成する。
5: アブミ骨底は内耳の前庭窓にはまり込んでいる。
気管支で誤っているのはどれか。
1: 第5~6胸椎の高さで左右に分かれる。
2: 食道の前方にある。
3: 右気管支と気管軸のなす角は左より大きい。
4: 前・側壁に気管軟骨がある。
5: 粘膜上皮には微絨毛がある。
摂食・嚥下について誤っているのはどれか。
1: 先行期は認知機能の影響を受ける。
2: 口腔移送期には口唇で食物を取り込む。
3: 口腔準備期には咀嚼によって食塊を形成する。
4: 咽頭期は反射的な運動である。
5: 食道期は蠕動運動である。
平衡聴覚器の解剖について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 耳管は咽頭に開口している。
2: 鼓膜はキヌタ骨に接している。
3: 内耳は側頭骨の錐体部内にある。
4: 前庭は蝸牛と三半規管からなる。
5: 中耳には聴覚と平衡覚をつかさどる感覚器がある。
摂食・嚥下機能にかかわる構造で誤っているのはどれか。
1: 軟口蓋
2: 梨状窩
3: 舌骨
4: 喉頭蓋
5: 声門
泌尿器について正しいのはどれか。
1: 尿管口は膀胱尖に開く。
2: 尿管内部には複数の逆流防止弁がある。
3: 排尿筋には大内臓神経が分布する。
4: 内尿道口は膀胱三角の中央に開く。
5: 男性の尿道は前立腺を貫いている。
腎臓について正しいのはどれか。
1: 遠位尿細管は腎盂にある。
2: 尿管は皮質と連結する。
3: 糸球体は髄質にある。
4: 糸球体は血液をろ過する。
5: 尿細管はブドウ糖を排出する。
正しいのはどれか。
1: 排便反射の中枢は腰髄にある。
2: 内肛門括約筋は陰部神経支配である。
3: 外肛門括約筋は骨盤神経支配である。
4: 排便時には直腸平滑筋が弛緩する。
5: 排便時には内肛門括約筋が弛緩する。
正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 腎静脈には動脈血が流れる。
2: 総腸骨静脈は下大静脈へ流入する。
3: 冠状静脈洞は左心房へ注ぐ。
4: 奇静脈は門脈へ注ぐ。
5: 脳底静脈叢は脊柱管の静脈叢と連絡をもつ。
正しいのはどれか。
1: 動脈の血管壁は外膜と内膜の2層からなる。
2: 心臓上後部を心尖という。
3: 左房室弁を三尖弁という。
4: 左心房は左右の肺静脈を受ける。
5: 大動脈弁は左右の半月弁からなる。
筋と運動との組合せで正しいのはどれか。
1: 内側翼突筋 − 下顎骨を前上方に動かす。
2: 大頬骨筋 − 上唇を引き上げる。
3: 咬 筋 − 下顎骨を引き下げる。
4: 皺眉筋 − 眉を引き上げる。
5: 笑 筋 − 口角を上方に引き上げる。
口裂を閉鎖するのはどれか。2つ選べ。
1: 頬筋
2: 広頸筋
3: 口輪筋
4: 顎二腹筋
5: 顎舌骨筋
摂食嚥下の咽頭期に生じる現象で正しいのはどれか。
1: 吸気
2: 咀嚼
3: 喉頭蓋反転
4: 鼻咽腔開放
5: 輪状咽頭筋収縮
正しいのはどれか。
1: 眼動脈は外頸動脈からの分枝である。
2: 後下小脳動脈は椎骨動脈からの分枝である。
3: 脳底動脈は左右内頸動脈が結合したものである。
4: 前交通動脈は中大脳動脈からの分枝である。
5: 後大脳動脈は椎骨動脈からの分枝である。
大脳で正しいのはどれか。
1: 中心溝によって左右半球に分けられる。
2: 外側溝によって側頭葉と後頭葉とに分けられる。
3: 鳥距溝によって頭頂葉と後頭葉とに分けられる。
4: 脳梁によって左右半球は連結している。
5: 脳弓によって下垂体は視床下部と連結している。
正しいのはどれか。2つ選べ。
1: リンパ管には弁機構が存在しない。
2: 毛細リンパ管は単層の内皮細胞からなる。
3: 胸管は右側の静脈角に合流する。
4: 右腰リンパ本幹は右リンパ本幹に入る。
5: 脾臓はリンパ性器官の1つである。