心筋梗塞患者の作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.合併症のない急性心筋梗塞の入院期間は12週程度である。イ.自宅退院時の運動耐性の目安は5 METs程度である。ウ.心拍数が120拍/分以上の場合、課題強度のステップアップはできない。エ.座位時間が5分以上可能になれば、入浴が許可される。オ.リラクセーションのための喫煙は許可される。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
活動と運動強度との組合せで正しいのはどれか。
1: 読書-0.5~0.8 METs
2: 床ふき-1.0~1.5 METs
3: 歩行(時速4 km)-1.5~2.0 METs
4: 自転車(時速8 km)-2.0~3.0 METs
5: 階段昇降-3.0~4.0 METs
50歳の男性。体重60 kg。急性心筋梗塞の回復期にトレッドミルによる運動負荷試験を実施したところ、酸素摂取量が毎分840 mlで定常状態に達した。このときの代謝当量(METs)はどれか。
1: 3 METs
2: 4 METs
3: 5 METs
4: 6 METs
5: 7 METs
通常歩行(4 km/h)の代謝当量(METs)はどれか。
1: 1~2 METs
2: 3~4 METs
3: 5~6 METs
4: 7~8 METs
5: 9~10 METs
動作と運動強度との組合せで正しいのはどれか。
1: 食 事-1.0~1.5 METs
2: 台所仕事-1.5~2.0 METs
3: 歩行(時速5 km)-2.0~2.5 METs
4: 入 浴-2.5~3.0 METs
5: 階段を降りる-4.0~5.0 METs
心不全のない急性心筋梗塞患者の退院後運動指導として適切なのはどれか。
1: 1日10分程度のジョギング
2: 等尺性収縮による筋力増強
3: 心拍数を増加させない運動
4: Borg指数16レベルの運動
5: 週3日以上の有酸素運動
60歳の女性。体重50 kg。急性心筋梗塞発症後、回復期に心肺運動負荷試験を施行した。最高酸素摂取量は毎分890 mLであった。この患者の代謝当量はどれか。
1: 約3 METs
2: 約4 METs
3: 約5 METs
4: 約6 METs
5: 約7 METs
運動の強度(厚生労働省「健康づくりのための運動指針2006」による)と身体活動との組合せで正しいのはどれか。
1: 1 MET-散歩
2: 1.5 METs-階段の昇降
3: 3.5 METs-掃除機での掃除
4: 4 METs-アイロンがけ
5: 5 METs-ベッドメイク
運動と代謝当量(METs)との組合せで誤っているのはどれか。
1: 背臥位での足関節自動運動-1~2 METs
2: 歩行(4.8 km/時)-5~6 METs
3: ジョギング(8 km/時)-7~8 METs
4: 階段の昇り-6~8 METs
5: 階段の降り-4~5 METs
動作と運動強度との組合せで正しいのはどれか。
1: シャワー浴 − 1〜2 METs
2: 自動車の運転 − 3〜4 METs
3: 盆栽の手入れ − 4〜5 METs
4: 階段昇降 − 5〜6 METs
5: ラジオ体操 − 6〜7 METs
歩行(80 m/分)に相当する運動強度に最も近いのはどれか。
1: 1.5 METs
2: 3.5 METs
3: 5.0 METs
4: 6.0 METs
5: 7.0 METs
心筋梗塞後の患者に対する7 METsでの生活指導で誤っているのはどれか。
1: シャワー浴
2: 車の運転
3: 階段昇降
4: なわとび
5: 床拭き
心筋梗塞患者のリハビリテーションで誤っているのはどれか。 ア.クレアチンキナーゼ(CK)値は梗塞範囲の指標となる。イ.合併症のない急性心筋梗塞の入院期間は20週程度である。ウ.安静時の背臥位でのエネルギー消費は1.5 METsである。エ.ベッド上での排便はポータブルトイレでの排便より心負荷が大きい。オ.CCUでの作業療法士の役割として心理的支持がある。
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ
69歳の男性。慢性心不全。心肺運動負荷試験の結果を受け、主治医から3 METsまでの運動制限の指示があった。選択する活動で適切なのはどれか。
1: 屋内の掃除
2: 家具の運搬
3: ペンキ塗り
4: 階段を上がる
5: 歩行(107 m/分)
急性心筋梗塞患者の自宅療養期の運動療法で正しいのはどれか。
1: 心筋負荷量設定には拡張期血圧が良い指標となる。
2: この時期の運動療法によって壊死部の再生が期待できる。
3: 運動強度は最大心拍数のおよそ30%が適している。
4: 下肢の筋力強化は静的収縮の多い種目を選ぶ。
5: 散歩は時間と速度とを決めて行う。