第57回午前第61問の類似問題

第43回午後:第38問

骨格筋について正しいのはどれか。  

1: 白筋にはタイプI線維が多い。

2: タイプI線維はグリコーゲンを多く含む。

3: 姿勢保持筋はタイプI線維が多い。

4: タイプII線維にはミトコンドリアが多い。

5: タイプII線維は収縮速度が遅い。

第44回午後:第5問

骨格筋の構造で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 筋細胞の細胞膜を筋周膜という。

2: A帯を明帯という。

3: A帯は筋収縮時に短縮する。

4: I帯の中央部にZ帯がある。

5: Z帯の間を筋節という。

第53回午後:第63問

副交感神経の作用で収縮する筋はどれか。  

1: 立毛筋

2: 排尿筋

3: 血管平滑筋

4: 瞳孔散大筋

5: 内肛門括約筋

  • 答え:2
  • 解説:副交感神経は、身体のリラックスや消化を促す働きがあり、筋肉の収縮や緩和に関与しています。この問題では、副交感神経の作用で収縮する筋を選ぶ必要があります。
  • 立毛筋は皮膚の毛を逆立てる筋肉で、交感神経の作用で収縮します。副交感神経ではないため、この選択肢は正しくありません。
  • 排尿筋は副交感神経(骨盤神経)の作用により収縮し、尿の排出を助けます。この選択肢は正しい答えです。
  • 血管平滑筋は交感神経の作用により収縮し、血管の収縮や拡張を調節します。副交感神経ではないため、この選択肢は正しくありません。
  • 瞳孔散大筋は交感神経の作用により収縮(散瞳)し、瞳孔を拡大させます。副交感神経ではないため、この選択肢は正しくありません。
  • 内肛門括約筋は交感神経の作用により収縮し、排便を制御します。副交感神経ではないため、この選択肢は正しくありません。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第30問

高齢者の筋力について誤っているのはどれか。  

1: 筋断面積は経年的に減少する。

2: 上肢よりも下肢の筋力低下が大きい。

3: 筋力強化によって筋線維の肥大が期待できる。

4: タイプII線維よりもタイプI線維の萎縮が優位である。

5: 筋力強化の初期効果は動員される運動単位が増加することによる。

第35回午前:第82問

機能的電気刺激の目的で適切でないのはどれか。  

1: 萎縮筋の筋力増強

2: 正常筋の筋力増強

3: 痙縮の抑制

4: 末梢循環の改善

5: 疼痛の除去

第38回午後:第50問

進行性筋ジストロフィーの筋病理所見について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.筋線維が筋線維束単位で萎縮する。イ.筋線維の直径の大小不同が目立つ。ウ.筋線維が結合組織や脂肪組織に置換される。エ.リンパ球などの炎症性細胞浸潤がみられる。オ.筋形質膜にジストロフィン蛋白がみられる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午後:第22問

筋収縮時に張力の情報を伝える神経はどれか。  

1: Ia群線維

2: Ib群線維

3: II群線維

4: α線維

5: γ線維

第44回午後:第50問

加齢に伴う骨格筋の萎縮で正しいのはどれか。  

1: 細胞のアポトーシスである。

2: 退行性変化の1つである。

3: 筋原性変化が特徴である。

4: 筋線維がマクロファージに貪食される。

5: 筋線維が結合組織に置換される。

第44回午後:第21問

骨格筋と比較した場合の平滑筋の特徴はどれか。  

1: 単核細胞である。

2: 横紋が見られる。

3: 体性神経支配である。

4: 電気刺激閾値が低い。

5: 運動は随意的である。

第42回午後:第84問

筋萎縮性側索硬化症で適切なのはどれか。  

1: 筋の圧痛

2: 筋線維束攣縮の存在

3: 近位筋優位の筋萎縮

4: 筋電図の低振幅電位

5: 筋生検上、顕著な壊死線維の存在

第37回午後:第100問

筋原性筋萎縮でみられないのはどれか。  

1: 翼状肩甲

2: 腱反射の低下

3: 筋線維束性攣縮

4: 血清CK値の上昇

5: 筋線維の大小不同

第42回午後:第22問

筋収縮時に筋小胞体から放出されるのはどれか。  

1: ナトリウムイオン

2: カリウムイオン

3: 塩素イオン

4: カルシウムイオン

5: マグネシウムイオン

第44回午後:第89問

末梢神経とその損傷による症状との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 長胸神経 − 翼状肩甲

2: 後骨間神経 − 手指MP関節伸展の筋力低下

3: 大腿神経 − 股関節伸展の筋力低下

4: 総腓骨神経 − 下垂足

5: 閉鎖神経 − 股関節内転筋筋力低下

第47回午後:第31問

小脳失調患者の上肢の協調性向上を目的とした方法で正しいのはどれか。  

1: 上肢遠位部に弾性緊迫帯を巻く。

2: 上肢遠位部に重錘を負荷する。

3: 筋にタッピング刺激を与える。

4: 筋に寒冷刺激を与える。

5: 筋の他動伸張を行う。