胸部の解剖について正しいのはどれか。
1: 縦隔の後面は心臓である。
2: 肺の栄養血管は肺動脈である。
3: 区域気管支は左右10本ずつある。
4: 第3肋骨は胸骨柄と関節を形成する。
5: 臓側胸膜と壁側胸膜とは連続している。
杖のチェックアウトについて正しいのはどれか。
1: ロフストランド杖の前腕支え位置は前腕近位1/3とする。
2: T字杖の握りは肘関節が45度屈曲する位置とする。
3: 松葉杖の脇当て位置は腋窩から15 cm下方とする。
4: 杖の長さは病態によらず同じ方法で決める。
5: 杖先ゴムの状態確認は年に1回行う。
胸腰仙椎装具はどれか。
1: ナイト(Knight)型装具
2: ウイリアムス(Williams)型装具
3: テーラー(Taylor)型装具
4: オスグット(Osgood)型装具
5: チェアバック(chairback)型装具
正常歩行について正しいのはどれか。
1: 肩関節は同側の踵接地時に最大屈曲位となる。
2: 膝関節は踵接地直後に伸展する。
3: 骨盤は水平面において回旋運動をする。
4: 骨盤は前額面において水平に保たれる。
5: 骨盤は遊脚側へ側方移動する。
成人の静止立位で正しいのはどれか。
1: 重心線は足関節軸の前方を通る。
2: 重心線は膝関節軸の後方を通る。
3: 重心線は環椎後頭関節の後方を通る。
4: 重心位置は第2腰椎のやや前方にある。
5: 小児より身長に対する重心位置が高い。
長下肢装具のチェックアウトで誤っているのはどれか。
1: 大転子から2~3 cm下方
2: a、bは等間隔
3: 大腿顆部の最も幅の厚いところで床面と平行
4: 腓骨頭から2~3 cm下方
5: 内果上端と外果下端を結ぶ線
膝関節半月板について正しいのはどれか。
1: 外縁は内縁より薄い。
2: 外側半月板は外側側副靱帯に付着しない。
3: 大腿骨と膝蓋骨の適合性を高める。
4: 内側半月板は外側半月板より小さい。
5: 膝関節伸展時には後方に移動する。
上腕骨骨折について正しいのはどれか。
1: 顆上骨折は高齢者に多い。
2: 近位部骨折は小児に多い。
3: 近位部骨折では外転位固定を行う。
4: 骨幹部骨折では骨壊死が起こりやすい。
5: 骨幹部骨折では橈骨神経麻痺が起こりやすい。
正しい組合せはどれか。
1: 正中環軸関節-蝶番関節
2: 肩甲上腕関節-顆状関節
3: 橈骨手根関節-車軸関節
4: 母指手根中手関節-鞍関節
5: 椎間関節-らせん関節
関節可動域測定(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で測定する運動方向と移動軸との組合せで誤っているのはどれか。
1: 肩甲帯挙上-肩峰と胸骨上縁とを結ぶ線
2: 肩関節水平屈曲-上腕骨
3: 肩関節外旋-尺 骨
4: 肘関節伸展-橈 骨
5: 手関節背屈(伸展)-第3中手骨
足について正しいのはどれか。
1: 距腿関節の運動軸は膝軸に対して内捻5~15°である。
2: 舟状骨は外側縦アーチを構成している。
3: 背屈運動により果間距離は拡大する。
4: Lisfranc関節では内外旋が生じる。
5: Böhler角は40~50°である。
脊柱の屈曲に関与する筋で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 腹直筋
2: 上後鋸筋
3: 外腹斜筋
4: 腰方形筋
5: 脊柱起立筋
関節可動域測定法(日本整形外科学科、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と移動軸の組合せで誤っているのはどれか。
1: 頸部の屈曲 − 外耳孔と頭頂を結ぶ線
2: 頸部の回旋 − 鼻梁と後頭結節を結ぶ線
3: 胸腰部の前屈 − 外耳孔と第5腰椎棘突起を結ぶ線
4: 胸腰部の回旋 − 両側の肩峰を結ぶ線
5: 胸腰部の側屈 − 第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線
カナダ式股義足の適合判定で誤っているのはどれか。
1: 股継手は正常股関節より45°前下方に位置する。
2: 股継手から下ろした垂線はトウブレークの後方を通る。
3: 股継手と膝継手とを結ぶ線は踵の後方を通る。
4: 膝継手は荷重線から後方に位置する。
5: 膝継手は生理的膝関節裂隙に位置する。
成人の静止立位で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 重心位置は第2腰椎のやや前方にある。
2: 小児よりも身長に対する重心位置が高い。
3: 頭部の重心線は環椎後頭関節の前を通る。
4: 重心線は膝関節軸の後方を通る。
5: 重心線は足関節軸の前方を通る。
脊髄について正しいのはどれか。
1: 脊髄には3つの膨大部がある。
2: 下端は第3、4腰椎レベルにある。
3: 後角は運動神経細胞が密集している。
4: 白質は前索と後索の2つの索に区分される。
5: 灰白質は横断面でH形の灰白柱をつくる。