第54回午前第91問の類似問題

第39回午後:第92問

絞扼性神経障害の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 尺骨神経-肘部管症候群

2: 正中神経-手根管症候群

3: 橈骨神経-回外筋症候群

4: 坐骨神経-梨状筋症候群

5: 深腓骨神経-足根管症候群

第48回午前:第90問

重症筋無力症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 筋電図検査において末梢神経の連続刺激で振幅の増大がみられる。

2: 抗アセチルコリン受容体抗体陽性率は10%である。

3: 症状の日内変動がある。

4: 嚥下障害の合併はない。

5: 眼瞼下垂がみられる。

第45回午前:第33問

Guillain-Barré症候群で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 筋力低下は体幹に初発する。

2: 急性期は廃用症候群を予防する。

3: 血清CK値を運動量の目安とする。

4: 回復期は過用性筋力低下に注意する。

5: 軸索変性型は機能予後が良好である。

第53回午後:第10問

45歳の男性。半年前から左上肢遠位部の脱力、3か月前から左上肢の筋萎縮と右上肢の脱力、さらに最近歩行障害と構音障害を認めるようになり、神経内科で筋萎縮性側索硬化症と診断された。現時点で認められる可能性が高いのはどれか。  

1: 褥 瘡

2: 振動覚低下

3: 眼球運動障害

4: 膀胱直腸障害

5: Hoffmann反射陽性

第49回午前:第89問

重症筋無力症で正しいのはどれか。  

1: 女性より男性に多く発症する。

2: 四肢では遠位筋の筋力低下が起きやすい。

3: 夕方にかけて症状は軽快する。

4: 末梢神経の連続刺激で振幅の増大がみられる。

5: コリンエステラーゼ阻害薬が用いられる。

第45回午後:第83問

痙縮が出現するのはどれか。  

1: 多発筋炎

2: 多発性硬化症

3: 腕神経叢麻痺

4: 急性灰白髄炎(ポリオ)

5: Guillain-Barré症候群

第52回午後:第31問

次の症候のうちGuillain-Barré症候群で最も頻度が高いのはどれか。  

1: 聴神経麻痺

2: 視力障害

3: 眼瞼下垂

4: 顔面神経麻痺

5: Babinski徴候陽性

第35回午後:第68問

ギラン・バレー症候群について誤っているのはどれか。  

1: 表在感覚脱失

2: 四肢筋力低下

3: 神経原性筋電図所見

4: 呼吸筋障害

5: 髄液の異常所見

第49回午後:第43問

糖尿病性神経障害で正しいのはどれか。  

1: 単神経障害を呈することが多い。

2: 近位部の筋力低下が生じやすい。

3: アキレス腱反射が低下しやすい。

4: 深部感覚では位置覚が障害されやすい。

5: 感覚障害は左右非対称であることが多い。

第49回午後:第88問

絞扼性神経障害と神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 梨状筋症候群 ― 坐骨神経

2: 肘部管症候群 ― 正中神経

3: Guyon管症候群 ― 尺骨神経

4: 円回内筋症候群 ― 尺骨神経

5: Hunter管症候群 ― 大腿神経

第47回午前:第46問

絞扼性神経障害と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 肘部管症候群 ― 母指外転障害

2: 後骨間神経麻痺 ― 母指内転障害

3: 手根管症候群 ― 母指対立障害

4: 梨状筋症候群 ― 大腿前面のしびれ

5: 足根管症候群 ― 足背のしびれ

第42回午前:第67問

ギラン・バレー症候群で誤っているのはどれか。  

1: 四肢の弛緩性麻痺を生じる。

2: 重症では呼吸筋麻痺をきたす。

3: 初期に軽い感覚障害を生じる。

4: 軸索型は脱髄型より予後が良好である。

5: 肢節近位部から遠位部に向けて回復する。

第57回午前:第91問

筋電図検査について正しいのはどれか。  

1: 針筋電図の神経原性変化では低振幅・短持続電位波形が出現する。

2: 軸索変性がある場合、活動電位の振幅は低下しない。

3: 脱髄病変では神経伝導速度が低下する。

4: 感覚神経の伝導速度は測定できない。

5: 筋疾患では神経伝導速度が低下する。

  • 答え:3
  • 解説:筋電図検査は、筋肉や神経の機能を評価するための検査であり、神経原性変化や筋原性変化などの特徴的な波形が観察される。この問題では、筋電図検査に関する正しい記述を選ぶことが求められている。
  • 選択肢1は間違いです。針筋電図の神経原性変化では、高振幅・長持続電位波形が出現します。低振幅・短持続電位波形は筋原性変化で観察される現象です。
  • 選択肢2は間違いです。軸索変性がある場合、活動電位の振幅は低下します。軸索変性は神経細胞の軸索が損傷されることで、神経信号の伝達が低下するため、活動電位の振幅も低下します。
  • 選択肢3は正解です。脱髄病変では、神経の髄鞘が損傷されることで神経伝導速度が低下します。髄鞘は神経信号の伝達を助ける役割を果たしているため、その損傷により神経伝導速度が低下するのです。
  • 選択肢4は間違いです。感覚神経の伝導速度は、手指や足趾を用いて測定することができます。筋電図検査では、感覚神経の機能も評価することが可能です。
  • 選択肢5は間違いです。筋疾患では、筋肉自体が影響を受けますが、神経伝導速度は低下しません。筋疾患の場合、筋原性変化が観察されることが一般的です。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午前:第65問

ギラン・バレー症候群で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 脳神経は回避される。

2: 再発を繰り返すことが多い。

3: 軸索型は機能予後が不良である。

4: 重度な感覚障害を伴うことが多い。

5: 近位筋より遠位筋の障害が遷延する。

第37回午前:第64問

手根管症候群について正しいのはどれか。  

1: 夜間は上肢を下垂して負担を減らす。

2: 正中神経の伝導速度は前腕部で低下する。

3: 安静のためのスプリントは手関節背屈位とする。

4: 掌側のしびれで発症する場合が多い。

5: 母指球の筋萎縮は運動神経の脱髄によって生じる。

第48回午後:第89問

絞扼性神経障害と障害される神経の組合せで正しいのはどれか。  

1: 肘部管症候群 − 橈骨神経

2: 円回内筋症候群 − 尺骨神経

3: 手根管症候群 − 正中神経

4: 梨状筋症候群 − 外側大腿皮神経

5: 足根管症候群 − 総腓骨神経

第50回午後:第34問

肘部管症候群を疑う所見はどれか。2つ選べ。  

1: 小指のしびれ

2: Froment徴候

3: Tear drop徴候

4: 母指球筋の萎縮

5: 正中神経伝導速度の低下

第54回午前:第83問

絞扼性神経障害における障害部位と症候の組合せで正しいのはどれか。  

1: 手根管――下垂手

2: 足根管――足背の異常感覚

3: 梨状筋――下腿内側の異常感覚

4: 肘部管――涙滴徴候

5: 腓骨頭――下垂足

  • 答え:5
  • 解説:絞扼性神経障害は、特定の部位で神経が圧迫されることによって生じる症状であり、障害部位によって症状が異なります。この問題では、それぞれの部位での絞扼性神経障害と症候の組合せについて問われています。
  • 手根管での絞扼性神経障害(手根管症候群)は、正中神経が障害されることで母指球筋の萎縮や対立障害、つまみ動作障害、示指・中指のしびれなどが生じます。下垂手は橈骨神経高位麻痺によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 足根管での絞扼性神経障害(足根管症候群)は、脛骨神経が障害されることで足底部から足趾にかけての放散痛や足根管部痛が生じます。足背の異常感覚は腓骨神経絞扼障害によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 梨状筋での絞扼性神経障害(梨状筋症候群)は、坐骨神経が障害されることで坐骨神経支配領域(大腿・下腿後面、下腿外側)の疼痛・知覚異常が生じます。下腿内側の感覚障害はHunter管(内転筋管)症候群によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 肘部管での絞扼性神経障害(肘部管症候群)は、尺骨神経が障害されることで鷲手が生じ、Froment徴候陽性となります。涙滴徴候(teardrop sign)は正中神経低位麻痺によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 腓骨頭での絞扼性神経障害(腓骨神経絞扼障害)は、腓骨神経が障害されることで下垂足や足背と第5趾以外の足趾背側にかけての感覚障害が生じます。この選択肢は正しい組合せです。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午後:第28問

末梢神経障害における症状で正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 顔面神経 ── 開眼障害

2: 副神経 ── 肩甲骨下制障害

3: 橈骨神経 ── 前腕回外障害

4: 閉鎖神経 ── 股関節内転障害

5: 脛骨神経 ── 足関節背屈障害

第54回午前:第7問

正中神経を手首と肘部で電気刺激した運動神経伝導検査の波形を示す。この運動神経伝導検査から考えられる病態はどれか。ただし、手首と肘部の刺激部位間の距離は175 mmである。(正常範囲:振幅3.5 mV以上、運動神経伝導速度48 m/s以上) 

54_0_7

1: 運動ニューロン変性

2: 軸索変性

3: 神経筋接合部異常

4: 正常

5: 脱髄