第53回午前第96問の類似問題

第40回午前:第49問

多発性硬化症患者の作業療法評価として適切でないのはどれか。  

1: 副腎皮質ステロイド薬投与の有無を知る。

2: 症状の変化に伴いADLを再評価する。

3: 開始にあたり視力に関する情報を得る。

4: 症状の進行によって生じる患者の不安を聞く。

5: 上下肢の筋萎縮の分布を定期的に評価する。

第57回午後:第93問

多発性骨髄腫にみられるのはどれか。  

1: 肝障害

2: 病的骨折

3: 赤血球増多

4: 血清総蛋白量減少

5: 低カルシウム血症

  • 答え:2
  • 解説:多発性骨髄腫は、骨髄で異常な白血球(形質細胞)が増殖する病気で、貧血、血液・尿中の高蛋白、骨病変、高カルシウム血症、免疫抵抗力の低下、腎不全などの症状が見られます。
  • 肝障害は多発性骨髄腫の症状ではありません。多発性骨髄腫では腎不全が見られることがあります。
  • 病的骨折は多発性骨髄腫の症状の一つで、骨病変によって骨が弱くなり、病的骨折が起こりやすくなります。これが正解です。
  • 多発性骨髄腫では赤血球の減少が見られ、貧血が起こります。赤血球増多は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 多発性骨髄腫では血清総蛋白量が増加することがあります。血清総蛋白量減少は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 多発性骨髄腫では高カルシウム血症が見られることがあります。低カルシウム血症は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第95問

高齢者にみられる加齢に伴う変化で誤っているのはどれか。  

1: 関節軟骨の変性

2: 高音域の聴力低下

3: 収縮期血圧の上昇

4: 唾液分泌量の増加

5: 食塊の消化管通過時間の延長

第54回午前:第49問

廃用症候群で正しいのはどれか。  

1: 加齢による影響は少ない。

2: 二次性サルコペニアを認める。

3: 筋萎縮は上肢に強くみられる。

4: 進行しても摂食嚥下機能は保たれる。

5: 高齢者では高アルブミン血症を認める。

第52回午後:第88問

重症筋無力症について正しいのはどれか。  

1: 起床時に症状が強い。

2: 悪性腫瘍の合併が多い。

3: 自己免疫性疾患である。

4: 女性よりも男性に多い。

5: 40歳以前の発症は稀である。

第57回午後:第92問

糖尿病性腎症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 血尿が特徴的である。

2: 糸球体の硬化が起こる。

3: 低血糖発作が原因となる。

4: 糖尿病の初期からみられる。

5: 透析導入の原因疾患として最も多い。

  • 答え:2 ・5
  • 解説:糖尿病性腎症は糖尿病の合併症であり、糸球体の硬化や線維化が起こり、透析導入の原因疾患として最も多い。微量アルブミン尿や蛋白尿が特徴的であり、血尿は関連しない。また、低血糖発作ではなく、高血糖状態の継続が原因となる。
  • 血尿は糖尿病性腎症の特徴ではなく、微量アルブミン尿や蛋白尿が特徴的である。血尿は膀胱炎、前立腺炎、尿路結石などでみられる。
  • 糖尿病性腎症では糸球体の硬化や線維化が起こるため、この選択肢は正しい。
  • 糖尿病性腎症の原因は低血糖発作ではなく、高血糖状態の継続による糸球体血管の損傷であるため、この選択肢は誤りである。
  • 糖尿病性腎症は糖尿病の合併症であり、初期からではなく、高血糖状態の継続により生じるため、この選択肢は誤りである。
  • 糖尿病性腎症は透析導入の原因疾患として最も多い疾患であるため、この選択肢は正しい。以前は、慢性糸球体腎炎が最も多い疾患であった。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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