9歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。介助なしに歩行可能で、椅子からの立ち上がりも可能であるが、階段昇降はできない。この時期の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 大腿四頭筋の筋力維持訓練
2: 体幹装具装着での歩行訓練
3: 下腿三頭筋の伸張運動
4: 四つ這い移動運動
5: 徒手的胸郭拡張訓練
疾患と遺伝形式の組合せで正しいのはどれか。
1: 筋強直性ジストロフィー ── 常染色体優性遺伝
2: 脊髄性進行性筋萎縮症 ── 伴性劣性遺伝
3: Becker型筋ジストロフィー ── 常染色体劣性遣伝
4: Duchenne型筋ジストロフィー ── 常染色体優性遺伝
5: Huntington病 ── 伴性劣性遺伝
乳児期にフロッピーインファントの状態を示さない疾患はどれか。
1: Duchenne型筋ジストロフィー
2: 福山型筋ジストロフィー
3: Werdnig-Hoffmann病
4: Prader-Willi症候群
5: 失調型脳性麻痺
Duchenne型筋ジストロフィーのステージ6(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)に対する理学療法として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 四つ這い移動練習
2: 脊柱の可動域運動
3: 電動車椅子操作の練習
4: 短下肢装具装着での立位バランス練習
5: 台やテーブルを利用した立ち上がり練習
8歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。動揺性歩行を呈し、手すり使用で階段昇降可能。床からの立ち上がりでは登はん性起立がみられる。この時期の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.車椅子駆動練習イ.大腿四頭筋の筋力維持訓練ウ.傾斜台での下腿三頭筋の持続伸張エ.シューホーンブレース装着での歩行オ.ナイト型装具装着での立位バランス訓練
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
進行性筋ジストロフィー患者について正しいのはどれか。
1: デュシェンヌ型では在宅療養例が増えつつある。
2: デュシェンヌ型のADLでは手指巧緻動作が問題となる。
3: 肢帯型では成人期の就業が不可能である。
4: 福山型の女性には家族計画の指導が必要である。
5: 筋緊張性ジストロフィー児では就学問題がある。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類で歩行不能となる最初のステージはどれか。
1: ステージ2
2: ステージ3
3: ステージ4
4: ステージ5
5: ステージ6
デュシェンヌ型筋ジストロフィー症の特徴で適切でないのはどれか。
1: 登はん性起立
2: 立位での腰椎後弯
3: 膝関節の屈曲拘縮
4: 腓腹筋の仮性肥大
5: 動揺性歩行
デュシェンヌ型筋ジストロフィー症の特徴で適切でないのはどれか。
1: 登はん性起立
2: 立位での腰椎後弯
3: 膝関節の屈曲拘縮
4: 腓腹筋の仮性肥大
5: 動揺性歩行
大腿骨頭すべり症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 女児より男児に多い。
2: 肥満の児童より痩せた児童に多い。
3: 片側より両側発症が多い。
4: Duchenne歩行が特徴である。
5: 股関節は外旋位拘縮を生じやすい。
9歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。介助なしに歩行可能で、椅子からの立ち上がりも可能であるが、階段昇降はできない。1年後、歩行が不安定となり、学校の洋式トイレからの立ち上がりで友達の助けが必要となった。厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類のステージはどれか。
1: ステージ2
2: ステージ3
3: ステージ4
4: ステージ5
5: ステージ6
遺伝性疾患でないのはどれか。
1: ハンチントン舞踏病
2: デュシェンヌ型筋ジストロフィー
3: 筋緊張性ジストロフィー
4: クロイツフェルト・ヤコブ病
5: マルファン症候群
デュシェンヌ型筋ジストロフィーで誤っているのはどれか。
1: 動揺性歩行
2: トレンデレンブルグ歩行
3: 膝屈曲位での立位姿勢
4: 尖足位での立位姿勢
5: 膝に手をついての立ち上がり
Duchenne型筋ジストロフィー患者。ステージ6(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)の食事動作を図に示す。動作方法や環境の調整方法として適切なのはどれか。
1: 深い皿を使用する。
2: テーブルを高くする。
3: 柄の太いスプーンを使用する。
4: 車椅子の背シートを後ろに倒す。
5: 手関節をスプリントで固定する。
12歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。四つ這いは不可能である。作業療法で適切でないのはどれか。
1: 肩関節の自動運動による関節可動域の改善
2: 肘および手指のストレッチングによる拘縮の予防
3: 椅子の工夫による座位姿勢の保持
4: パソコンによるコミュニケーション手段の確保
5: 学業や創作活動による活動量の維持
ステージ5(厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類による)のデュシェンヌ型筋ジストロフィー児に対する作業療法で誤っているのはどれか。
1: トランスファーボードや広い座面の便器を使用する。
2: はき口のゆるい靴下を用いる。
3: 洗面台を使って立位で顔を洗う。
4: 車椅子操作の習熟を図る。
5: 回転式の皿の適応を検討する。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーのステージ(厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類による。)で、物につかまって5 m以上歩けるが、椅子から起立不能であるのはどれか。
1: ステージI
2: ステージII
3: ステージIII
4: ステージIV
5: ステージV
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの経過で誤っているのはどれか。
1: 頸部伸筋は初期に障害される。
2: 手内在筋は後期に障害される。
3: 腹直筋は後期に障害される。
4: 大殿筋は初期に障害される。
5: 大腿四頭筋は初期に障害される。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーのステージ(厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類による。)で、起立歩行は不可能であるが、四つ這いが可能であるのはどれか。
1: ステージ4
2: ステージ5
3: ステージ6
4: ステージ7
5: ステージ8
ダウン症の身体機能の特徴で誤っているのはどれか。
1: 運動発達が遅れる。
2: 環軸関節亜脱臼がみられる。
3: 先天性心疾患の合併が多い。
4: 四肢の関節拘縮を生じやすい。
5: 外反扁平足が歩行時の問題となる。