引き寄せ締結法(tension band wiring)により手術直後から骨折部の運動が開始できるのはどれか。
1: 上腕骨骨幹部骨折
2: 肘頭骨折
3: 橈骨骨幹部骨折
4: Colles骨折
5: 舟状骨骨折
骨折部の血流が障害されやすいのはどれか。2つ選べ。
1: 脛骨粗面
2: 大腿骨頭
3: 坐骨結節
4: 手の舟状骨
5: 上腕骨大結節
72歳の女性。歩行中に転倒して右手をついた。診療所で良好な整復を得て、ギプス固定を受けた。受傷直後の右上肢のエックス線写真を示す。この骨折について正しいのはどれか。
1: Bennett脱臼骨折
2: Colles骨折
3: Galeazzi骨折
4: Monteggia脱臼骨折
5: Smith骨折
三角筋付着部よりも近位の上腕骨骨幹部骨折で、中枢骨片が転位する方向はどれか。
1: 外転屈曲方向
2: 内転内旋方向
3: 屈曲外旋方向
4: 伸展外旋方向
5: 内転外旋方向
関節の形状で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩甲上腕関節は楕円関節である。
2: 腕尺関節はらせん関節である。
3: 橈骨手根関節は顆状関節である。
4: 手根間関節は鞍関節である。
5: 母指の手根中手関節は球関節である。
骨端症と発生部位についての組合せで正しいのはどれか。
1: Osgood-Schlatter病 − 大腿骨頭
2: 第1 Köhler病 − 踵骨
3: Kienböck病 − 月状骨
4: Perthes病 − 脛骨粗面
5: Sever病 − 足舟状骨
骨壊死を起こしやすいのはどれか。
1: 上腕骨外科頸骨折
2: 肘頭骨折
3: 中手骨骨折
4: 大腿骨頸部内側骨折
5: 踵骨骨折
正しい組合せはどれか。
1: 正中環軸関節-蝶番関節
2: 肩甲上腕関節-顆状関節
3: 橈骨手根関節-車軸関節
4: 母指手根中手関節-鞍関節
5: 椎間関節-らせん関節
下肢の骨端症と好発部位との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 第1 Kohler症-踵骨
2: 第2 Kohler症-舟状骨
3: Sever病-中足骨
4: Osgood-Schlatter病-脛骨結節
5: Perthes病-大腿骨骨頭
老人の転倒で骨折が起こりにくい部位はどれか。
1: 腰 椎
2: 橈 骨
3: 上腕骨
4: 大腿骨
5: 踵 骨
上下肢の計測で正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1: 上肢長 - 肩峰から尺骨茎状突起まで
2: 上腕周径 - 上腕の中央部
3: 前腕周径 - 前腕の最大膨隆部
4: 大腿長 - 大転子から外側膝関節裂隙
5: 下肢長 - 上前腸骨棘から足関節外果
切断部位と義肢との組合せで適切でないのはどれか。
1: 肩・肩甲骨離断-フォークォーター用義手
2: クルッケンベルグ切断-能動義手
3: 下腿切断-PTB義足
4: ショパール離断-足袋式足根義足
5: 中足骨切断-スリッパ式足指義足
橈骨遠位端骨折の作業療法で正しいのはどれか。
1: 固定中は肩関節の自動運動を行う。
2: 手指の自動運動は固定除去後に開始する。
3: 骨癒合後早期にスポーツを訓練課題に取り入れる。
4: 浮腫がある場合は上肢を動かさないように指導する。
5: 固定除去後の手関節の自動運動は1日に1回1時間行う。
高齢者の骨折で少ないのはどれか。
1: 脊椎圧迫骨折
2: 上腕骨外科頸骨折
3: 肘頭骨折
4: 橈骨遠位端骨折
5: 大腿骨頸部骨折
偽関節を生じやすいのはどれか。2つ選べ。
1: 手の舟状骨骨折
2: 鎖骨骨折
3: 肋骨骨折
4: 大腿骨頸部骨折
5: 踵骨骨折
誤っている組合せはどれか。
1: 球関節-肩関節
2: 鞍関節-母指の手根中手関節
3: 蝶番関節-肘関節
4: 車軸関節-股関節
5: 平面関節-椎間関節
高齢者の骨折の作業療法で適切でないのはどれか。
1: コーレス骨折では手関節固定直後から手指自動運動を指導する。
2: 上腕骨頸部骨折のハンギングキャスト法では骨癒合まで安静を指示する。
3: 脊椎圧迫骨折では背筋を促通する作業種目を選択する。
4: 膝蓋骨骨折の膝伸展位ギプス固定時には体重負荷による歩行を指導する。
5: 大腿骨頸部骨折では住環境整備を指導する。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で部位・運動方向と移動軸の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩内旋 ― 尺骨
2: 肩水平屈曲 ― 橈骨
3: 肘伸展 ― 橈骨
4: 手屈曲(掌屈) ― 第3中手骨
5: 手尺屈 ― 第2中手骨
手関節背屈位で手をついて転倒した患者のエックス線単純写真を示す。この病態として正しいのはどれか。
1: chauffeur’s骨折
2: Colles骨折
3: Galeazzi骨折
4: Monteggia骨折
5: Smith骨折
四肢長計測の起点または終点の指標となるのはどれか。2つ選べ。
1: 肩峰の最前端部
2: 上腕骨外側上顆の外側突出部
3: 上前腸骨棘の最上端部
4: 大転子の最上端部
5: 腓骨頭の最上端部