第49回午後第77問の類似問題

第40回午後:第34問

移植免疫について正しいのはどれか。  

1: 即時型アレルギー反応である。

2: 自家移植で生じる。

3: 抗体が移植片の細胞を損傷する。

4: T細胞が活性化される。

5: 宿主と移植片のHLAが一致すると起こりやすい。

第43回午後:第53問

遅延型アレルギーで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 抗原抗体反応によって起こる。

2: 抗原暴露後、発現までに1週間を要する。

3: 主にBリンパ球が関与する。

4: リンホカインで細胞集積が起こる。

5: ツベルクリン皮内反応を起こす。

第42回午後:第54問

正しいのはどれか。  

1: B細胞は細胞性免疫を担当する。

2: T細胞はサイトカインを産生する。

3: マクロファージはT細胞から分化する。

4: 形質細胞は抗体が結合した物質を貪食する。

5: ナチュラルキラー細胞は免疫グロブリンを産生する。

第56回午後:第93問

移植片対宿主病〈graft versus host disease: GVHD〉について正しいのはどれか。  

1: 腸管に好発する。

2: 予後良好である。

3: 自己遊離皮弁術後に生じる。

4: 好中球による免疫反応である。

5: 血液型が一致すれば発症は防止できる。

  • 答え:1
  • 解説:移植片対宿主病(GVHD)は、リンパ球を含む移植片が宿主に対して起こす免疫反応であり、皮膚、肝臓、腸管に好発する病態です。予後は重篤化すると不良になり、血液型だけでなくHLAや細胞源の種類も関係します。
  • 選択肢1は正しいです。GVHDは皮膚、肝臓、腸管(消化管)に好発し、消化管の症状は多彩であり、出血などの重篤な病態がある。
  • 選択肢2は間違いです。GVHDは致命的になりうる合併症であり、重篤化により予後不良になることがあります。
  • 選択肢3は間違いです。自己遊離皮弁術では自己の皮膚を使用するため、GVHDが生じにくいです。
  • 選択肢4は間違いです。GVHDはリンパ球による免疫反応であり、好中球ではありません。
  • 選択肢5は間違いです。GVHDの発症防止には、ドナーとの血液型だけでなく、HLAや細胞源の種類も関係します。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午後:第65問

ヒトの免疫機構で正しいのはどれか。  

1: B細胞は細胞性免疫を担当する。

2: T細胞は活性化して形質細胞となる。

3: マクロファージはT細胞から分化する。

4: ナチュラルキラー細胞は体液性免疫を担当する。

5: ヘルパーT細胞はB細胞を活性化する。

第44回午後:第36問

免疫グロブリンについて正しいのはどれか。  

1: 唾液中には含まれない。

2: T細胞が抗原の刺激を受けて産生する。

3: IgGは血漿中に占める割合が最も少ない。

4: IgEはアレルギー反応に関与する。

5: IgMには胎盤透過性がある。