第47回午前第89問の類似問題

第50回午後:第93問

筋萎縮性側索硬化症にみられるのはどれか。  

1: 筋固縮

2: 痛覚脱失

3: 測定異常

4: 線維束攣縮

5: 筋の仮性肥大

第41回午前:第82問

筋萎縮性側索硬化症の主な機能障害でみられないのはどれか。2つ選べ。 ア.知能障害イ.構音障害ウ.嚥下障害エ.呼吸障害オ.感覚障害  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第44回午後:第76問

筋萎縮性側索硬化症でみられないのはどれか。  

1: 舌の線維束攣縮

2: 流 涎

3: 肺活量低下

4: 深部感覚障害

5: 歩行障害

第56回午後:第34問

脊髄性運動失調症でみられるのはどれか。  

1: 折りたたみナイフ現象

2: 断綴性発語

3: 羽ばたき振戦

4: 酩酊歩行

5: Romberg徴候陽性

第53回午後:第29問

筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。  

1: 感覚障害が出現する。

2: 筋の線維束攣縮はない。

3: 針筋電図で多相波は出ない。

4: 脊髄前角細胞の障害はない。

5: 上位運動ニューロンは障害される。

  • 答え:5
  • 解説:筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、上位運動ニューロンと下位運動ニューロンの両方が障害される神経変性疾患であり、筋力低下や筋線維束攣縮、痙性麻痺、球麻痺症状などが現れる。
  • 感覚障害は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の陰性症状の一つではあるが、主な症状ではないため、この選択肢は正しくない。
  • 筋の線維束攣縮は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の主な症状の一つであり、この選択肢は誤りである。
  • 針筋電図では、筋萎縮性側索硬化症(ALS)では高振幅電位や多相性電位が出現するため、この選択肢は正しくない。
  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、脊髄前角細胞を中心とする下位運動ニューロンの変性脱落が見られるため、この選択肢は誤りである。
  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は上位運動ニューロン障害と下位運動ニューロン障害の両者を示す疾患であるため、この選択肢が正しい。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第57回午後:第34問

多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 男性に多い。

2: 脱髄病変がみられる。

3: 発症は70代以上に多い。

4: 神経症状の進行は稀である。

5: 視力低下が出現する頻度が高い。

  • 答え:2 ・5
  • 解説:多発性硬化症は、中枢神経系において神経線維の髄鞘が破壊されることで神経伝達が障害される病気です。脱髄病変が見られることや視力低下が出現する頻度が高いことが特徴です。
  • 選択肢1は間違いです。多発性硬化症は女性に多い病気であり、男性よりも女性の方が罹患率が高いとされています。
  • 選択肢2は正しいです。多発性硬化症では、神経線維の髄鞘が破壊されることで神経伝達が障害されるため、脱髄病変が見られます。
  • 選択肢3は間違いです。多発性硬化症の発症は、一般的に20代から40代にかけて多く見られます。70代以上では発症は稀です。
  • 選択肢4は間違いです。多発性硬化症では、神経症状の進行が徐々に進むことが一般的であり、進行が稀であるとは言えません。
  • 選択肢5は正しいです。多発性硬化症では、視神経炎が起こることがあり、これが原因で視力低下が出現する頻度が高いとされています。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第55回午前:第35問

筋萎縮性側索硬化症で下位運動ニューロン障害の徴候はどれか。  

1: 痙縮

2: 仮性球麻痺

3: 線維束性収縮

4: 腹壁反射消失

5: アキレス腱反射亢進

第38回午後:第49問

誤っている組合せはどれか。  

1: 筋萎縮性側索硬化症-脊髄前角の神経細胞変性

2: アルツハイマー病-大脳皮質の老人斑

3: クロイツフェルト・ヤコブ病─大脳皮質の海綿状変化

4: パーキンソン病-視床の神経細胞変性

5: ハンチントン病-線条体の神経細胞変性

第37回午前:第53問

多発性硬化症でみられないのはどれか。   

1: 症状の寛解と増悪

2: 易疲労性

3: レルミット徴候

4: 視神経炎

5: 感覚神経伝導速度の低下

第39回午後:第97問

腰部脊柱管狭窄症の症状として特徴的なのはどれか。  

1: 間欠性跛行

2: 腱反射亢進

3: 凹足

4: 足底潰瘍

5: 起立性低血圧

第39回午後:第80問

錐体外路症状を呈するのはどれか。  

1: 核黄疸

2: 筋萎縮性側索硬化症

3: 脊髄空洞症

4: フリードライヒ型失調症

5: シャルコー・マリー・トゥース病

第42回午前:第54問

頸髄症を併発しやすい疾患はどれか。2つ選べ。  

1: アテトーゼ型脳性麻痺

2: 筋萎縮性側索硬化症

3: 関節リウマチ

4: 重症筋無力症

5: 強皮症

第46回午後:第4問

多発性硬化症患者の頭部MRIを別に示す。矢印で示す病変部位と症状との組合せで正しいのはどれか。 

46_1_4

1: ① — 左運動失調

2: ② — Lhermitte徴候

3: ③ — 右聴覚障害

4: ④ — 視野障害

5: ⑤ — 運動性失語

第51回午前:第31問

成人期の二次障害として頸椎症性脊髄症を発症しやすい疾患はどれか。  

1: 先天性多発性関節拘縮症

2: アテトーゼ型脳性麻痺

3: 痙直型脳性麻痺

4: 骨形成不全症

5: 分娩麻痺

第57回午後:第8問

47歳の女性。多発性硬化症。30歳で発症し、寛解と増悪を繰り返した後、完全寛解していた。1週前に視力低下と小脳症状が出現し、入院となった。視神経と右小脳半球に脱髄を認める。過回内テストで図のような動きが観察された。この患者にみられる所見はどれか。 

57_1_8

1: 振 戦

2: 運動分解

3: 測定異常

4: 協働収縮異常

5: 反復拮抗運動不能

第54回午後:第75問

疾患と病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。  

1: Parkinson病――大脳白質の変性

2: 多発性硬化症――中枢神経の脱髄

3: Lewy小体型認知症――大脳白質の虚血

4: 筋萎縮性側索硬化症――脊髄後索の変性

5: Guillain-Barré症候群――脊髄前角の変性

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、疾患と病理学的変化の組み合わせが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、多発性硬化症と中枢神経の脱髄です。
  • Parkinson病は神経変性疾患であり、黒質や青斑核、迷走神経背側核などの神経細胞が脱落することで運動障害や自律神経障害が生じます。大脳白質の変性はParkinson病ではなく、大脳白質変性症で見られるため、この組み合わせは正しくありません。
  • 多発性硬化症は中枢神経の自己免疫性脱髄疾患であり、脳室周囲や視神経、視交叉、脳幹部、脊髄などで多発性の境界明瞭な脱髄斑の病巣を形成します。この組み合わせは正しいです。
  • Lewy小体型認知症は神経変性疾患であり、マイネルト核や扁桃核、側頭葉や帯状回、島葉などにLewy小体が出現します。大脳白質の虚血はこの疾患とは関連がなく、脳卒中や認知機能障害の発症リスクが高い脳室周囲高信号域(PVH)と関連しています。この組み合わせは正しくありません。
  • 筋萎縮性側索硬化症は、中心前回のBetz巨細胞と錐体路からなる上位運動ニューロンと脊髄前角と前根から構成される下位運動ニューロンが選択的に脱落し、障害されます。脊髄後索の変性はこの疾患とは関連がなく、ビタミンB12欠乏による亜急性連合性脊髄変性症などで見られます。この組み合わせは正しくありません。
  • Guillain-Barré症候群は、先行感染後に病原体に対して産生された抗体が髄鞘を標的とした自己抗体となって脱髄を生じ、末梢神経障害を引き起こします。脊髄前角の変性はこの疾患とは関連がなく、筋萎縮性側索硬化症などで見られます。この組み合わせは正しくありません。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午後:第64問

多発性硬化症に特徴的な痛みはどれか。2つ選べ。  

1: テタニー様痙攣に伴って生じる四肢の放散痛

2: 頭部前屈に伴って生じる背部下方への電撃痛

3: 食後に生じる胸背部鈍痛

4: 上肢と手指の発赤を伴った疼痛

5: 歩行を困難にするしびれを伴う下肢の疼痛

第40回午前:第46問

小脳出血の急性期に作業療法の導入が困難となる症状はどれか。  

1: 回転性めまい

2: 嚥下障害

3: 構音障害

4: 測定障害

5: 企図振戦

第50回午前:第26問

脳卒中で小脳皮質から上小脳脚に病巣がある場合にみられやすい症状はどれか。  

1: 感覚障害

2: 運動麻痺

3: ジストニア

4: 動作時振戦

5: パーキンソニズム

第50回午後:第26問

運動失調がみられないのはどれか。  

1: Wallenberg症候群

2: 脊髄小脳変性症

3: Wernicke脳症

4: 重症筋無力症

5: 脊髄癆