第35回午前第68問の類似問題

第53回午前:第25問

パルスオキシメータで計測する酸素飽和度について正しいのはどれか。  

1: 健常成人では85~90%の値となる。

2: 赤色光と赤外光を用いて測定する。

3: 血行障害があっても正確である。

4: 動脈血酸素分圧に比例する。

5: 歩行中は計測できない。

  • 答え:2
  • 解説:パルスオキシメータは、赤色光と赤外光を用いて酸素飽和度を測定する装置である。健常成人の酸素飽和度は90%以上であり、血行障害や動脈血酸素分圧とは比例関係にない。また、歩行中でもセンサーがずれなければ測定が可能である。
  • 健常成人の酸素飽和度は、通常90%以上である。85~90%の値は正常範囲ではない。
  • 正しい選択肢。パルスオキシメータは、赤色光と赤外光の波長を用いて酸素飽和度を測定する。酸素と結合したヘモグロビンは赤外光を多く吸収する性質があり、光量を解析することで酸素飽和度を算出できる。
  • 血行障害がある場合、末梢血流が阻害されるため、その部位ではパルスオキシメータで正確に測定できない。
  • ヘモグロビンに結合する酸素の量は溶存酸素と異なり、動脈血酸素分圧と比例関係にはない。酸素解離曲線はS字状の曲線を描く。
  • 歩行中でも、センサーがずれない限りはパルスオキシメータでの酸素飽和度測定が可能である。測定値のサンプル速度によっては歩行中でも測定できる。
  • 科目:臨床実習
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第16問

図はスパイロメータで計測した呼吸量である。誤っているのはどれか。 

41_0_16

1: 予備吸気量

2: 機能的残気量

3: 1回換気量

4: 肺活量

5: 総肺気量

第36回午前:第65問

呼吸機能検査において異常値はどれか。2つ選べ。 ア.動脈血酸素分圧(PaO2)-90 Torrイ.動脈血炭酸ガス分圧(PaCO2)60-Torrウ.動脈血酸塩基平衡(pH)-7.6エ.1 秒率(FEV 1.0%)-80%オ.%肺活量(% VC)-90%  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第53回午前:第86問

スパイロメトリーで計測できないのはどれか。  

1: 1秒量

2: 予備吸気量

3: 1回換気量

4: 最大吸気量

5: 機能的残気量

  • 答え:5
  • 解説:スパイロメトリーは、肺活量、%肺活量、努力性肺活量、1秒量、1秒率などの肺機能を測定する方法です。しかし、残気量や機能的残気量はスパイロメトリーで測定できません。
  • 1秒量は、呼出開始から最初の1秒間に呼出された気量を指します。これはスパイロメトリーで計測が可能な項目です。
  • 予備吸気量は、安静吸気位から最大に吸気できる気量を指します。これもスパイロメトリーで計測が可能な項目です。
  • 1回換気量は、1回の呼吸で肺に出入りする気量を指します。これもスパイロメトリーで計測が可能な項目です。
  • 最大吸気量は、安静呼気位から最大吸気位までの気量を指します。これもスパイロメトリーで計測が可能な項目です。
  • 機能的残気量は、安静呼気位において肺内に残る気量を指します。スパイロメトリーでは残気量を測定できないため、機能的残気量も測定できません。このため、選択肢5が正解です。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午後:第32問

スパイロメータで測定できないのはどれか。  

1: 全肺気量

2: 予備呼気量

3: 最大吸気量

4: 肺活量

5: 予備吸気量