第47回午前第10問の類似問題

第48回午前:第11問

60歳の男性。10年前にParkinson病と診断された。日常生活は自立している。すくみ足のため自宅で頻回に転倒するようになった。この患者に対する指導で適切なのはどれか。  

1: スリッパを履くよう勧める。

2: 足関節に重錘バンドを装着する。

3: T字杖歩行を指導する。

4: 車椅子での移動を指導する。

5: 自宅での手すり設置の場所を指導する。

第44回午前:第9問

72歳の男性。Parkinson病。Yahrの重症度分類ステージIVである。作業療法で適切なのはどれか。  

1: 細罫線紙を用いた書字

2: カミソリを使う整容動作

3: 会話を利用した発声練習

4: 折り紙を使ったつまみ動作

5: 革細工スタンピングによる巧緻動作

第51回午前:第34問

Hoehn & Yahrの重症度ステージⅢレベルのParkinson病への作業療法で適切なのはどれか。  

1: 車椅子操作

2: ポータブルトイレの導入

3: 音声入力によるパソコン操作

4: 棒体操による頸部体幹伸展運動

5: 机上での細かいビーズを用いた手芸

第44回午前:第22問

55歳の男性。3年前からろれつが回らず歩行が不安定で介助が必要であり、起き上がるとめまいが起こる。上肢の測定障害のためADLが制限されている。頭部MRIを示す。この患者に対する適切な治療計画はどれか。 

44_0_22

1: 四つ這い訓練

2: 主動筋と拮抗筋との協調運動訓練

3: 反動を利用した立ち上がり訓練

4: ロフストランド杖による歩行訓練

5: 改造自動車を利用した移動の指導

第39回午前:第84問

Parkinson病のYahrの重症度分類と訓練内容との組合せで誤っているのはどれか。  

1: ステージI-自転車エルゴメータ

2: ステージII-歩行訓練

3: ステージIII-ADL訓練

4: ステージIV-方向転換の訓練

5: ステージV-胸郭ストレッチ

第46回午後:第32問

Parkinson病患者のADL指導で適切なのはどれか。  

1: 階段よりも傾斜路を利用する。

2: 食事には手関節固定装具を用いる。

3: 下衣の更衣はできるだけゆっくり行う。

4: 浴槽のへりの高さは洗い場の高さに合わせる。

5: 起き上がり動作の開始には視覚的外部刺激を利用する。

第45回午前:第32問

Yahrの重症度分類ステージⅢのParkinson病に対する作業療法で正しいのはどれか。  

1: 日中もポータブルトイレを使わせる。

2: 道具使用の手順に関する記憶は良好である。

3: 構音では流涎が問題となることはまれである。

4: 歩行訓練では歩幅を制限して姿勢の動揺を減らす。

5: 起き上がりは視覚的手がかりによって体幹回旋を導く。

第45回午後:第30問

Parkinson病のYahrの重症度分類ステージVにおける運動療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 四つ這い位保持

2: 膝立ち位保持

3: 立位保持

4: 呼吸訓練

5: 嚥下訓練

第39回午前:第12問

67歳の男性。パーキンソン病、ヤールの重症度分類ステージIII。室内は伝い歩き、屋外は歩行車を用いているが、最近、体幹の前屈傾向が見られ、時々つまずいて転倒する。この患者の作業療法場面について適切でないのはどれか。  

39_0_12

第42回午前:第17問

60歳の男性。6年前にパーキンソン病と診断され、ヤールの重症度分類ステージIIIである。歩行訓練で正しいのはどれか。2つ選べ。  

42_0_17

第46回午後:第12問

56歳の女性。3年前に右手の振戦で発症したParkinson病患者。数か月前から前傾姿勢を認めるようになった。事務員として仕事をしている。理学療法として優先されるのはどれか。  

1: リズム音を用いた歩行訓練

2: 体幹筋のストレッチ訓練

3: 呼吸リハビリテーション

4: 下肢の筋力増強訓練

5: 環境整備

第34回午前:第46問

パーキンソン病のヤール重症度分類で誤っている組合せはどれか。  

1: ステージI- 一側症状

2: ステージII- 両側症状

3: ステージIII- ADL自立

4: ステージIV- 歩行不能

5: ステージV- 寝たきり

第37回午前:第19問

72歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージIII。すくみ足と突進現象が目立つ。歩行練習で誤っているのはどれか。  

1: 歩行開始時に姿勢を矯正する。

2: 足踏みをしてから歩く。

3: 手拍子に合わせて歩く。

4: 歩幅に合わせた横線を床上に引く。

5: 足首に重錘バンドを装着して歩く。

第51回午前:第15問

45歳の男性。筋萎縮性側索硬化症。発症から1年経過している。ADLは自立しているが、主に下肢の筋力低下、バランス不良および鶏歩が認められる。理学療法で適切なのはどれか。  

1: 車椅子操作の練習

2: 下肢の漸増抵抗運動

3: 両松葉杖での歩行練習

4: 感覚再教育によるバランス練習

5: プラスチックAFOを装着した歩行練習

第54回午前:第12問

70歳の男性。脳梗塞による右片麻痺。Brunnstrom法ステージは上肢Ⅱ、下肢Ⅲ。下肢の随意運動は共同運動がわずかに認められる程度である。歩行はT字杖にて室内は自立している。ADL指導で正しいのはどれか。2つ選べ。

54_0_12

第35回午前:第22問

70歳の女性。7年前にパーキンソン病の診断を受けた。現在、ヤールの重症度分類はステージIII。夫、息子夫婦と同居。発症前は夫とシルバーダンスクラブに所属し活躍していた。作業療法の指導として適切でないのはどれか。  

1: 着座するときは椅子に下肢が触れてから腰をおろす。

2: 歩き出すときは「イチ、ニ、イチ、ニ」と掛け声をかける。

3: 歩行中に方向転換するときは一旦立ち止まる。

4: 趣味活動は同一姿勢で行うものにする。

5: 物を取るときは目で位置を確認して手を伸ばす。

第42回午前:第18問

70歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージIV。椅子からの立ち上がり動作が図のようになり、上手にできないことが多い。立ち上がり動作の訓練として適切なのはどれか。2つ選べ。 

42_0_18

1: 足関節を底屈させて床を蹴るようにする。

2: 体幹を前屈させてお辞儀をするようにする。

3: 両上肢を前方へ出すようにする。

4: 殿部が座面を離れると同時に膝関節を伸展する。

5: 座面を膝の位置より低いものにする。

第54回午後:第35問

Parkinson病のHoehn & Yahrの重症度分類でステージⅢの患者に対する作業療法で使用するのはどれか。  

1: メトロノーム

2: 座位保持装置

3: バランスボード

4: ユニバーサルカフ

5: ポータブルスプリングバランサー

  • 答え:1
  • 解説:Parkinson病のHoehn & Yahrの重症度分類ステージⅢでは、外界からの手がかり情報を使用した運動が有効とされる。メトロノームはリズミカルな音刺激によりテンポが作られ、滑らかな運動を誘発するとされる。
  • メトロノームは、リズミカルな音刺激によりテンポが作られ、滑らかな運動を誘発するとされる。ステージⅢのParkinson病患者に対して有効な作業療法となる。
  • 座位保持装置は、介助がなければ車椅子か寝たきりの生活である、ステージⅤの場合に適応となることがある。ステージⅢの患者には適していない。
  • バランスボードは、姿勢保持の障害が著明でないステージⅠ~Ⅱの場合に使用することがある。ステージⅢの患者には適していない。
  • ユニバーサルカフは、手指の把持動作ができない場合に使用する。Parkinson病では、運動麻痺がなければ使用することはない。
  • ポータブルスプリングバランサーは、上肢近位筋の筋力低下を支援するための装置である。Parkinson病では、かえって不随意運動を助長してしまう可能性がある。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第39回午前:第13問

67歳の男性。パーキンソン病、ヤールの重症度分類ステージIII。室内は伝い歩き、屋外は歩行車を用いているが、最近、体幹の前屈傾向が見られ、時々つまずいて転倒する。この患者の住環境整備で適切でないのはどれか。  

1: 厚手の絨毯に変更

2: 手すりの設置

3: ベッドの導入

4: 段差の解消

5: 開き戸を引き戸に変更

第52回午後:第12問

58歳の男性。歩行時のふらつきを訴えて受診した。歩隔はやや広いが左右方向は安定しており、前後方向への振り子様の歩容がみられる。検査結果を表に示す。協調運動改善のための理学療法として適切なのはどれか。 

52_1_12

1: 自転車エルゴメーターによるペダリング運動

2: rhythmic stabilization

3: 下肢筋群の持続的伸張

4: Frenkel体操

5: Epley法