第46回午後第72問の類似問題

第56回午後:第73問

脊椎の回旋運動について正しいのはどれか。  

1: 上位頸椎に比べ下位頸椎で可動域が大きい。

2: 腰椎に比べ胸椎で可動域が小さい。

3: 胸鎖乳突筋は同側回旋に働く。

4: 頭板状筋は同側回旋に働く。

5: 中斜角筋は対側回旋に働く。

  • 答え:4
  • 解説:脊椎の回旋運動は、頸椎、胸椎、腰椎の各部位で可動域が異なり、筋肉の働きによって回旋方向も異なる。この問題では、それぞれの選択肢における脊椎の回旋運動と筋肉の働きについて正しいものを選ぶ。
  • 選択肢1は間違いです。上位頸椎の環軸関節では、回旋運動の可動域が最大となり、下位頸椎よりも可動域が大きい。
  • 選択肢2は間違いです。腰椎の回旋は5〜15°の可動域であり、胸椎の回旋は30〜35°の可動域であるため、胸椎に比べて腰椎の可動域は小さい。
  • 選択肢3は間違いです。胸鎖乳突筋は対側回旋に働く。他の作用として頸部屈曲、同側側屈がある。
  • 選択肢4は正しいです。頭板状筋は同側回旋に働く。他の作用として頸部伸展、同側側屈がある。
  • 選択肢5は間違いです。中斜角筋は同側側屈に働く。他の作用として頸部屈曲、第1肋骨挙上がある。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第43回午前:第48問

検査結果と筋緊張の亢進を疑う筋(群)との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 股関節他動外転時の抵抗 - 股関節内転筋群

2: 足関節背屈の可動域低下 - 下腿三頭筋

3: 肘関節他動伸展時の折りたたみナイフ現象 - 上腕二頭筋

4: 手関節他動背屈時の歯車現象 - 手指伸筋群

5: 頭部落下試験で落下速度低下 - 頸部屈筋群

第39回午前:第73問

腰痛体操において伸張すべき筋で誤っているのはどれか。  

1: 腹筋

2: 腰背筋

3: 腸腰筋

4: ハムストリングス

5: 下腿三頭筋

第43回午前:第37問

図に示す大腿義足ソケットの特徴はどれか。2つ選べ。 

43_0_37

1: 坐骨結節に体重が集中する。

2: 会陰部の疼痛がでやすい。

3: 内外径に比べ前後径が狭い。

4: 断端が内転位に保持されやすい。

5: 側方の安定性がよい。

第40回午後:第10問

正しい組合せはどれか。  

1: 顎関節-球関節

2: 環軸関節-車軸関節

3: 肩鎖関節-靭帯結合

4: 仙腸関節-軟骨結合

5: 距腿関節-鞍関節

第40回午前:第39問

大腿切断者の義足歩行訓練において、後方からの観察で図のような異常歩行を認めた。対処法として誤っているのはどれか。2つ選べ。 

40_0_39

1: 外側壁を削る。

2: 義足の長さを調節する。

3: 初期屈曲角を調節する。

4: 中殿筋の筋力強化を行う。

5: 股関節外転拘縮を改善する。

第45回午前:第1問

Danielsらの徒手筋力テストで筋力5の測定法として正しいのはどれか。ただし、関節拘縮はないものとし、矢印は検査者の抑止方向を示す。 

45_0_1

1: 肩関節外転

2: 肩関節水平外転

3: 肩関節内旋

4: 肘関節屈曲

5: 肘関節伸展

第34回午前:第62問

ブルンストローム法における上肢回復段階の屈筋共同運動の組合せで正しいのはどれか。  

1: 肩甲帯挙上と後方突出-肩関節内転と外旋-肘関節屈曲

2: 肩甲帯前方突出-肩関節外転と内旋-肘関節屈曲

3: 肩甲帯挙上と後方突出-肩関節外転と外旋-肘関節屈曲

4: 肩甲帯前方突出-肩関節内転と内旋-肘関節伸展

5: 肩甲帯挙上と後方突出-肩関節内転と外旋-肘関節伸展

第39回午前:第33問

大腿義足歩行で図のような異常歩行がみられた。原因として正しいのはどれか。2つ選べ。ア.義足が重すぎる。イ.ソケット内壁が高すぎる。ウ.膝継手の摩擦が大きすぎる。エ.断端の外転拘縮がある。オ.ソケットの初期屈曲角度が少ない。  

39_0_33

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第47回午前:第60問

スカルパ三角で誤っているのはどれか。  

1: 坐骨神経が通る。

2: 大腿動脈が通る。

3: 底面に恥骨筋がある。

4: 外側は縫工筋で形成される。

5: 内側は長内転筋で形成される。

第40回午前:第70問

脊髄損傷の機能残存レベルと筋力増強訓練との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 第1腰髄節─骨盤挙上

2: 第2腰髄節─股関節屈曲

3: 第3腰髄節-股関節外転

4: 第4腰髄節─膝関節伸展

5: 第5腰髄節─膝関節屈曲

第42回午後:第6問

肩甲骨に付着する筋で誤っている組合せはどれか。  

1: 小胸筋-烏口突起

2: 大円筋-下角

3: 前鋸筋-内側縁

4: 肩甲挙筋-上角

5: 上腕三頭筋-関節上結節

第50回午後:第21問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と基本軸の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 肩甲帯挙上 - 肩峰と胸骨上縁を結ぶ線

2: 肩外転 - 両側の肩峰を結んだ線への垂直線

3: 前腕回内 - 橈骨

4: 膝屈曲 - 大腿骨

5: 足部内がえし - 下腿軸への垂直線

第37回午前:第67問

変形性膝関節症の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 関節痛の軽減のため温熱療法を行う。

2: 膝内側痛の軽減のため靴に内側ウェッジを作製する。

3: 大腿四頭筋の筋力増強訓練を行う。

4: 屈曲拘縮軽減のためハムストリングスの伸張を行う。

5: 関節の荷重軽減のため杖を使用する。

第37回午前:第82問

後十字靭帯損傷の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 脛骨が大腿骨に対して前方にずれるのを注意する。

2: 術後から膝関節伸展位でギプス固定する。

3: 術直後から膝関節屈筋群を強化する。

4: 大腿四頭筋の筋力強化を行う。

5: 部分荷重は術後8週以降に開始する。

第43回午後:第8問

橈骨と尺骨の両者に付着部を持つ筋で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 方形回内筋

2: 橈側手根屈筋

3: 尺側手根屈筋

4: 浅指屈筋

5: 深指屈筋

第46回午前:第70問

正しいのはどれか。  

1: 凹足では主に横アーチが高くなる。

2: 足の縦アーチは外側が内側よりも高い。

3: 距腿関節は底屈位で遊びが小さくなる。

4: 足根中足関節では主にすべり運動が生じる。

5: 横足根関節は距舟関節と距骨下関節とからなる。

第50回午前:第35問

大腿義足の膝継手におけるイールディング機構の機能で正しいのはどれか。  

1: 立脚相での膝折れの防止

2: 立脚相での膝過伸展の防止

3: 遊脚相での膝伸展の補助

4: 遊脚相での膝屈曲の補助

5: 遊脚相での膝過屈曲の防止

第50回午後:第54問

筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。  

1: 小円筋 - 腋窩神経

2: 棘上筋 - 肩甲下神経

3: 三角筋 - 肩甲上神経

4: 大円筋 - 肩甲上神経

5: 肩甲下筋 - 腋窩神経

第48回午後:第3問

関節可動域の測定結果を表に示す。この結果から判定できるのはどれか。 

48_1_3

1: 右ハムストリングスに筋力低下がある。

2: 右ハムストリングスに収縮時痛がある。

3: 筋以外の関節軟部組織の疼痛はない。

4: 右大腿直筋の伸張痛はない。

5: 右大腿直筋の短縮はない。