第46回午後第57問の類似問題

第43回午後:第15問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: リンパ節には皮質と髄質とがある。

2: リンパ管には弁がほとんどない。

3: 胸管は乳び槽から起こる。

4: 胸管は右鎖骨下静脈に入る。

5: 右腰リンパ本幹は右リンパ本幹に入る。

第41回午後:第14問

門脈に関係する静脈で誤っているのはどれか。 ア.上腸間膜静脈イ.左胃静脈ウ.脾静脈エ.腎静脈オ.総腸骨静脈  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第38回午後:第7問

正しいのはどれか。  

1: 眼動脈は外頸動脈からの分枝である。

2: 後下小脳動脈は椎骨動脈からの分枝である。

3: 脳底動脈は左右内頸動脈が結合したものである。

4: 前交通動脈は中大脳動脈からの分枝である。

5: 後大脳動脈は椎骨動脈からの分枝である。

第45回午前:第66問

嚥下で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 嚥下反射の中枢は橋にある。

2: 口腔期に軟口蓋は上方移動する。

3: 咽頭期に喉頭が反射的に挙上する。

4: 嚥下反射時に呼吸は継続して行われる。

5: 食塊が食道に入るときに輪状咽頭筋は緊張する。

第35回午後:第7問

副腎について正しいのはどれか。  

1: 右副腎静脈は右腎静脈を介して下大静脈に移行する。

2: 左副腎は右副腎よりも1/2椎体高い位置にある。

3: 髄質は糖質コルチコイドを分泌する。

4: 皮質は抗利尿ホルモンを分泌する。

5: 髄質は中胚葉に由来する。

第38回午後:第28問

正しいのはどれか。  

1: 唾液分泌は舌下神経によって調節される。

2: 咀嚼運動には不随意的要素がある。

3: 嚥下の口腔期に軟口蓋は引き下げられる。

4: 嚥下反射時にも呼吸は継続して行われる。

5: 食道上部の筋層は平滑筋で構成される。

第46回午前:第57問

リンパの流れについて正しいのはどれか。  

1: 腸リンパ本幹は右リンパ本幹に注ぐ。

2: 乳び槽は頭部のリンパを集める。

3: 胸管は左鎖骨下静脈に注ぐ。

4: 右上肢のリンパは胸管に注ぐ。

5: 右下肢のリンパは右リンパ本幹に注ぐ。

第41回午後:第28問

正しいのはどれか。  

1: 耳管は外耳と上咽頭とをつなぐ。

2: キヌタ骨は鼓膜に接する。

3: 蝸牛は内耳にある。

4: 音は半規管で感知される。

5: 第8脳神経核は中脳にある。

第57回午前:第67問

排便機構で正しいのはどれか。  

1: 排便中枢は第5腰髄にある。

2: S状結腸に糞便が到達すると便意を感じる。

3: 直腸壁からの求心路は陰部神経を経由する。

4: 骨盤神経の刺激で内肛門括約筋抑制が起こる。

5: 大腸内容物を肛門側に輸送するのは分節運動である。

  • 答え:4
  • 解説:排便機構に関する問題で、正しい選択肢は骨盤神経の刺激で内肛門括約筋抑制が起こることを示す選択肢4です。他の選択肢は、排便中枢の位置や便意の発生、求心路、大腸内容物の輸送に関する誤った情報を含んでいます。
  • 選択肢1は間違いです。排便中枢は第2~4仙椎に存在し、第5腰髄ではありません。
  • 選択肢2は間違いです。便意は、直腸に便が貯留し、直腸壁の伸張によって生じます。S状結腸ではなく、直腸に糞便が到達したときに便意を感じます。
  • 選択肢3は間違いです。直腸壁からの求心路は骨盤神経を経由します。陰部神経は、肛門括約筋の制御や感覚を司っていますが、直腸壁からの求心路とは関係ありません。
  • 選択肢4は正解です。骨盤神経の刺激によって内肛門括約筋抑制が起こります。これにより、排便が可能になります。また、下腹神経の刺激により内肛門括約筋収縮が起こります。
  • 選択肢5は間違いです。大腸内容物を肛門側に輸送するのは蠕動運動です。分節運動は、小腸で行われます。蠕動運動、分節運動、振子運動を繰り返し運搬されることで、消化管の内容物が移動します。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第34回午後:第18問

気管支で誤っているのはどれか。  

1: 第5~6胸椎の高さで左右に分かれる。

2: 食道の前方にある。

3: 右気管支と気管軸のなす角は左より大きい。

4: 前・側壁に気管軟骨がある。

5: 粘膜上皮には微絨毛がある。

第38回午後:第30問

膀胱の神経支配について正しいのはどれか。  

1: 下腹神経は副交感神経である。

2: 骨盤神経は交感神経である。

3: 陰部神経は体性神経である。

4: αアドレナリン受容体は膀胱体部に多い。

5: βアドレナリン受容体は膀胱底部に多い。

第54回午後:第57問

口腔で正しいのはどれか。  

1: 口蓋の後方を硬口蓋という。

2: 口峡は口腔と喉頭の境である。

3: 口腔粘膜は重層扁平上皮からなる。

4: 舌根に舌乳頭がある。

5: 舌背に舌小帯がある。

  • 答え:3
  • 解説:口腔に関する問題で、正しい選択肢は口腔粘膜が重層扁平上皮からなるという選択肢3です。他の選択肢は誤りで、それぞれの選択肢について説明します。
  • 選択肢1は間違いです。口蓋の前2/3が硬口蓋で、後1/3が軟口蓋です。硬口蓋は骨口蓋が支柱をなし、表面が粘膜で覆われています。
  • 選択肢2は間違いです。口峡は口腔と咽頭の境であり、口腔と喉頭の境ではありません。口峡の上部には軟口蓋の後縁から口蓋垂が垂れ下がっています。
  • 選択肢3は正しいです。口腔粘膜は重層扁平上皮からなり、口蓋の表面を覆っています。
  • 選択肢4は間違いです。舌乳頭は舌の背面と側縁にあります。舌乳頭には糸状乳頭、茸状乳頭、葉状乳頭、有郭乳頭の4種があり、糸状乳頭以外の3乳頭には味蕾が存在します。
  • 選択肢5は間違いです。舌小帯は舌下小丘の近くで舌の長軸に平行に伸びるヒダであり、舌背にはありません。舌小帯が短い場合は、滑舌が不良になることがあります。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第53回午前:第57問

リンパ系について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 脾臓はリンパ液を濾過する。

2: 胸管は右鎖骨下静脈に流入する。

3: 腸管由来のリンパ液を乳糜という。

4: リンパ管には弁機構が存在しない。

5: 右下肢のリンパ液は胸管に流入する。

  • 答え:3 ・5
  • 解説:リンパ系に関する問題で、正しい選択肢を2つ選ぶ問題です。リンパ系は免疫機能や体液の循環に関与しており、リンパ液の流れやリンパ管の構造、リンパ液の濾過などが重要なポイントです。
  • 脾臓はリンパ球を産生し、生体防衛の器官として働くが、リンパ液の濾過はリンパ節で行われる。脾臓の赤脾髄では、老化した赤血球の破壊や異物の分解を行う。
  • 胸管は左鎖骨下静脈と内頸静脈との合流角で、頸リンパ本幹と鎖骨下リンパ本幹と合する。右鎖骨下静脈には右リンパ本幹が流入するため、この選択肢は間違いです。
  • 腸管由来のリンパ液を乳糜という。乳糜は腸から吸収された脂肪粒や脂肪酸、グリセリンを含んでいるリンパ液であり、この選択肢は正しいです。
  • リンパ管には弁機構が存在し、毛細リンパ管を構成する内皮細胞の結合は、ゆるく重なり合って弁のように機能する。この選択肢は間違いです。
  • 右下肢のリンパ液は胸管に流入する。下肢は左右いずれのリンパ液も胸管に流入するため、この選択肢は正しいです。
  • 科目:解剖学(その他)
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第46回午後:第56問

門脈に流入しないのはどれか。  

1: 脾静脈

2: 左胃静脈

3: 左腎静脈

4: 空回腸静脈

5: 上腸間膜静脈

第54回午前:第57問

腎臓で誤っているのはどれか。  

1: 遠位尿細管は集合管につながる。

2: 尿細管は腎小体の尿管極に始まる。

3: Henle係蹄は小葉間静脈につながる。

4: Bowman囊は糸球体を包んでいる。

5: 輸入細動脈は糸球体につながる。

  • 答え:3
  • 解説:腎臓は尿の生成と排泄を担当する臓器であり、その構造は複雑です。腎臓の主要な構造は腎小体と尿細管であり、それらが連携して尿の生成と濃縮を行います。
  • 遠位尿細管は集合管につながるので、この選択肢は正しいです。遠位尿細管は尿の濃縮や酸素濃度の調整を行い、最終的に集合管に尿を送ります。
  • 尿細管は腎小体の尿管極に始まるので、この選択肢は正しいです。尿管極は腎小体から尿細管への尿の移動を開始する部分であり、尿の生成が始まります。
  • Henle係蹄は小葉間静脈につながるのではなく、遠位尿細管につながるため、この選択肢は誤りです。Henle係蹄は尿の濃縮を行う部分であり、遠位尿細管に尿を送ります。
  • Bowman囊は糸球体を包んでいるので、この選択肢は正しいです。Bowman囊は糸球体からの尿の取り込みを行い、尿細管へ送る役割を果たします。
  • 輸入細動脈は糸球体につながるので、この選択肢は正しいです。輸入細動脈は糸球体に血液を供給し、尿の生成過程で濾過された血液成分を回収する役割を果たします。
  • 科目:解剖学(その他)
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第44回午後:第14問

動脈と主な支配領域との組合せで正しいのはどれか。  

1: 内頸動脈 − 延髄の腹側

2: 前大脳動脈 − 頭頂葉の外側面

3: 中大脳動脈 − 側頭葉の外側面

4: 後大脳動脈 − 小脳半球の下面

5: 脳底動脈 − 前頭葉の内側面

第37回午後:第13問

正しいのはどれか。  

1: 舌筋は平滑筋である。

2: 舌筋は舌下神経支配である。

3: 味覚は三叉神経支配である。

4: 口蓋帆は軟口蓋の前方にある。

5: 舌根は口峡の上壁である。

第45回午前:第58問

腹部単純CT(別冊No.3)を別に示す。矢印の臓器はどれか。 

45_0_58

1: 肝 臓

2: 腎 臓

3: 膵 臓

4: 胆 嚢

5: 脾 臓

第55回午後:第55問

冠状動脈で正しいのはどれか。  

1: 大動脈弁の心室側から出る。

2: 左右の冠状動脈は吻合しない。

3: 左冠状動脈は房室結節に血液を送る。

4: 右冠状動脈は前下降枝と回旋枝に分かれる。

5: 左冠状動脈は心室中隔前方2/3に血液を送る。

  • 答え:5
  • 解説:冠状動脈は心臓に酸素と栄養を供給する動脈で、左冠状動脈と右冠状動脈の2つがあります。それぞれの冠状動脈は、大動脈弁の末梢から出て、心臓の様々な部分に血液を送ります。
  • 選択肢1は間違いです。冠状動脈は大動脈弁の末梢から出るので、心室側ではありません。
  • 選択肢2は間違いです。冠状動脈では、動脈の末梢部に吻合が存在するが、吻合の太さが十分でなく、一方の動脈枝が閉塞するとその分布領域に壊死が生じる(機能的終動脈)。
  • 選択肢3は間違いです。左冠状動脈は、回旋枝と前室間枝に分岐し、左心房、左心室、心室中隔の大部分(前2/3)に分布するが、房室結節には血液を送らない。
  • 選択肢4は間違いです。右冠状動脈は、冠状溝を右回りに走行して心臓後面に達し、後室間枝となって心尖に向かう。前下降枝と回旋枝は左冠状動脈の分岐です。
  • 選択肢5は正しいです。左冠状動脈は、回旋枝と前室間枝に分岐し、左心房、左心室、心室中隔の大部分(前2/3)に血液を送ります。
  • 科目:解剖学(その他)
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第48回午前:第60問

腎臓について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 右腎は左腎より高い位置にある。

2: 腎皮質は髄質に比べて薄紅白色を呈する。

3: 腎小体は腎皮質にある。

4: 尿細管はネフロンの構成要素である。

5: Henle係蹄は腎小体にある。