作業療法で正しいのはどれか。
1: テニス肘では90°以上の肘屈曲を避ける。
2: 切断指再接着直後の浮腫には寒冷療法を用いる。
3: 肩関節腱板断裂では肩甲骨の回旋運動を制限する。
4: ZoneⅡの屈筋腱損傷の術直後は手関節を屈曲位に保つ。
5: 上腕骨骨幹部骨折では肩関節内外旋訓練を早期に開始する。
疾患と装具との組合せで適切でないのはどれか。
1: 斜 頸-ソーミー(SOMI)型装具
2: 脊柱側弯症-ミルウォーキー型装具
3: 下部腰椎カリエス-ナイト型装具
4: 脊椎圧迫骨折-ジュエット型装具
5: 腰椎すべり症-ウイリアムス型装具
頸髄完全損傷患者(第5頸髄節まで機能残存)で自立可能なのはどれか。2つ選べ。
1: 自助具を用いた歯磨き
2: 自助具を用いた自己導尿
3: ベッド柵を用いた起き上がり
4: トランスファーボードを用いた横移乗
5: ジョイスティックによる電動車椅子操作
脊髄損傷で正しいのはどれか。
1: 受傷直後は尿失禁状態となる。
2: 排尿筋括約筋協調不全は生じない。
3: 残尿が150 mLでは導尿は不要である。
4: 核・核下型神経因性膀胱であれば尿道カテーテル長期留置を行う。
5: 核上型神経因性膀胱であればトリガーポイントの叩打による反射性排尿を試みる。
頸髄損傷完全麻痺者(第6頸髄節まで機能残存)が肘での体重支持を練習している図を示す。この練習の目的動作はどれか。
1: 導尿カテーテル操作
2: ベッド上での移動
3: 足上げ動作
4: 上着の着脱
5: 寝返り
脳血管障害による片麻痺患者の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 下肢装具は立ち上がりが自立してから用いる。
2: 歩行時の膝折れに膝軽度屈曲位で体重負荷を行う。
3: 座位バランスが完成してから立位訓練を開始する。
4: 痙縮筋の緊張抑制の目的で持続伸張法を行う。
5: 麻痺筋に対しては筋力増強訓練を行わない。
頸髄損傷完全麻痺(第4頸髄節まで機能残存)に使用しないのはどれか。
1: 万能カフ
2: 電動車椅子
3: 透明文字盤
4: 環境制御装置
5: 食事支援ロボット
二分脊椎(脊髄髄膜瘤)で誤っているのはどれか。
1: 水頭症の合併は知的障害と関連する。
2: 脊髄係留症候群は乳児期に出現する。
3: 神経因性膀胱が問題となる。
4: 足部は褥瘡の好発部位である。
5: 学童期には肥満が問題となる。
正しい組合せはどれか。
1: 母指対立運動不能 - 橈骨神経麻痺
2: 手指内転不能 - 正中神経麻痺
3: Froment 徴候陽性 - 正中神経麻痺
4: 母指球筋萎縮 - 尺骨神経麻痺
5: 母指橈側外転不能 - 橈骨神経麻痺
腕神経叢で後神経束に由来する神経はどれか。
1: 肩甲上神経
2: 筋皮神経
3: 腋窩神経
4: 正中神経
5: 尺骨神経
外傷と固定肢位との組合せで正しいのはどれか。
1: 脊椎圧迫骨折 − 脊柱屈曲位
2: 膝蓋骨脱臼 − 膝関節屈曲位
3: アキレス腱断裂 − 足関節底屈位
4: 足関節内果骨折 − 足関節背屈位
5: 腓骨筋腱脱臼 − 足部回内位
脳卒中片麻痺急性期のポジショニングで正しい組合せはどれか。
1: 手関節 - 掌屈位
2: 肘関節 - 伸展位
3: 肩関節 - 内旋位
4: 股関節 - 外旋位
5: 足関節 - 底屈位
疾患と自助具の組合せで正しいのはどれか。
1: アテトーゼ型脳性麻痺 ── ソックスエイド
2: 関節リウマチ ── キーボードカバー
3: 頸髄損傷 ── マウススティック
4: 脊髄小脳変性症 ── リーチャー
5: Parkinson病 ── 万能カフ
誤っている組合せはどれか。
1: 正中神経-長掌筋
2: 肩甲下神経-棘下筋
3: 尺骨神経-母指内転筋
4: 橈骨神経-上腕三頭筋
5: 長胸神経-前鋸筋
頸髄損傷(第5頸髄節まで機能残存)で可能なのはどれか。2つ選べ。
1: 座薬挿入器を使用した排便
2: ノブ付ハンドリムでの車椅子駆動
3: 頭上へリーチするための肘関節の伸展
4: 手関節駆動式把持装具で握らせたスプーンでの食事
5: ベッド上背臥位からの介助ロープを使った起き上がり
完全脊髄損傷(第12胸髄節まで機能残存)患者で、臥床時に褥瘡を好発しやすい部位はどれか。2つ選べ。
合併症のない脊髄損傷(第8頸髄節まで機能残存)患者の住宅改修指導で適切でないのはどれか。
1: 便座の高さは車椅子使用時の座面高に合わせる。
2: 玄関にスロープを設置する。
3: 寝室に天井走行式リフターを設置する。
4: フローリング化し段差をなくす。
5: 廊下幅を拡げる。
65歳の男性。脳卒中左片麻痺発症後3か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢II、手指II、下肢II。左肩関節は一横指の亜脱臼があり、肩手症候群を合併している。左肩関節可動域は屈曲80°、外転60°、外旋10° と痛みを伴う制限がある。左半側空間無視があり、座位は患側前方へ傾き自立保持は不可能である。理学療法で適切でないのはどれか。
1: 肩手症候群に対するアームスリング装着
2: 座位での健側上肢体重支持練習
3: 長下肢装具を用いた平行棒内立位訓練
4: 患側下肢の随意運動促通
5: 患側片肘立ちの起き上がり動作練習
正しい組合せはどれか。
1: スウェーデン膝装具-動揺膝
2: 伸展制限付膝装具-後十字靱帯再建術後
3: 靴底の外側ウェッジ-外反膝
4: 膝パッド付膝装具-反張膝
5: オフセット継手付膝装具-大腿神経麻痺
腱板不全断裂の治療で誤っているのはどれか。
1: 急性期は三角巾による局所の安静
2: 肩甲胸郭関節の可動域訓練
3: 滑車を用いた肩関節可動域維持
4: 肩甲上腕リズムの再学習訓練
5: 重錘を用いた上肢挙上運動