第45回午後第77問の類似問題

第39回午前:第81問

慢性閉塞性肺疾患の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: インセンティブ・スパイロメトリー

2: ハッフィング

3: 口すぼめ呼吸

4: 呼吸補助筋強化

5: 体位排痰法

第38回午後:第82問

正しいのはどれか。  

1: 肺気腫では吸気時に気管支虚脱が起こる。

2: 肺線維症では肺実質の拡張不全をきたす。

3: 喘息では機能的残気量が低下する。

4: 慢性気管支炎では呼気抵抗が低下する。

5: 気管支拡張症では夜間の痰喀出が多い。

第48回午後:第94問

慢性閉塞性肺疾患による呼吸性アシドーシスで腎性の代償が起こって、状態が安定している。基準値と比べた場合の動脈血液所見として正しいのはどれか。  

1: pH:上昇

2: PaCO2:下降

3: PaO2:上昇

4: HCO3⁻:上昇

5: SaO2:上昇

第50回午後:第85問

結核について正しいのはどれか。  

1: 病変は肺に限局する。

2: 菌は胃酸の中では死滅する。

3: 初期から閉塞性換気障害を呈する。

4: 我が国では新規発症は年間100例未満である。

5: 診断した医師は保健所に届け出なければならない。

第52回午後:第39問

慢性閉塞性肺疾患のADL動作で最も息切れが生じやすいのはどれか。  

1: 食事

2: 排尿

3: 歯磨き

4: 洗髪

5: ズボンの着脱

第34回午前:第65問

慢性閉塞性肺疾患の呼吸理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.呼吸訓練では呼気時間の延長を図る。イ.呼吸困難時の呼吸介助法は背臥位で行う。ウ.腹式呼吸の習得には胸鎖乳突筋の収縮を確認する。エ.下葉部に痰を認めたら座位にて体位排痰を行う。オ.ハフィング(huffing)は咳の前に声門を開いて行う。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第45回午前:第40問

慢性閉塞性肺疾患患者へのADLの指導で誤っているのはどれか。  

1: 作業は座位で行う。

2: 動作時は腹式呼吸を心がける。

3: 呼気よりも吸気に時間をかける。

4: 両上肢挙上位を避けて作業する。

5: 物を持ち上げる際は呼気で行う

第38回午前:第40問

70歳の男性。肺気腫による慢性呼吸不全で在宅酸素療法を行っている。自宅での生活指導として誤りはどれか。2つ選べ。  

1: 息切れがなければ酸素を一時的に止める。

2: 息切れがあれば入浴しない。

3: 階段昇降では時々立ち止まり深呼吸をする。

4: 食事は高カロリーのものを摂取する。

5: エネルギー消費の多い日常生活動作を指導する。

第53回午前:第35問

慢性閉塞性肺疾患の身体所見でみられやすいのはどれか。  

1: 乾性咳嗽

2: 呼吸音低下

3: 肺野打診での濁音

4: 胸郭柔軟性の増加

5: 胸部聴診での捻髪音

第37回午前:第24問

65歳の男性。慢性閉塞性肺疾患。30年の喫煙歴。痰の量が多く、息切れのため50 m歩くと休憩を要する。理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 体位ドレナージ

2: 胸式呼吸

3: 口すぼめ呼吸

4: 呼吸筋の筋力増強

5: リラクセーション

第45回午前:第93問

呼吸器疾患で正しいのはどれか。  

1: 間質性肺炎は湿性咳嗽が多い。

2: 気管支拡張症は血痰が出ることは少ない。

3: 肺気腫は初期からチアノーゼが出やすい。

4: 過換気症候群はバチ指を呈しやすい。

5: 睡眠時無呼吸症候群は急に眠気に襲われることが多い。

第37回午前:第63問

肺気腫患者の呼吸機能で誤っているのはどれか。  

1: コンプライアンスの低下

2: ピークフローの低下

3: 1秒率の低下

4: 全肺気量の増大

5: 残気量の増大

第56回午前:第93問

COPDについて正しいのはどれか。  

1: 肺癌を合併することは稀である。

2: 安静時エネルギー消費量が減少している。

3: 増悪時の補助換気療法は非侵襲的陽圧換気〈NPPV〉が用いられる。

4: 呼吸リハビリテーションを行っても抑うつ・不安の改善は得られない。

5: COPD assessment test〈CAT〉は点数が高いほどQOLが高いことを示す。

  • 答え:3
  • 解説:COPDに関する正しい選択肢は、増悪時の補助換気療法に非侵襲的陽圧換気(NPPV)が用いられるというものです。他の選択肢は誤りであり、それぞれの選択肢について説明します。
  • 肺癌を合併することは稀ではありません。COPD患者の約40%前後で肺癌が合併することが知られています。
  • 安静時エネルギー消費量は減少しているわけではありません。COPD患者は常に呼吸筋を多く使用しているため、安静時エネルギー消費量は増大します。
  • 増悪時の補助換気療法には非侵襲的陽圧換気(NPPV)が用いられることが正しいです。NPPVは患者の呼吸をサポートし、呼吸不全の改善に役立ちます。
  • 呼吸リハビリテーションを行っても抑うつ・不安の改善は得られないというのは誤りです。呼吸リハビリテーションは、患者の抑うつ・不安の改善にも効果があると報告されています。
  • COPD assessment test(CAT)は点数が高いほどQOLが高いことを示すわけではありません。実際には、CATの点数が高いほどQOLが低いことを示します。CATは8項目で患者のQOLを総合的に判定できる質問票です。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午前:第80問

慢性気管支炎患者の呼吸機能で誤っているのはどれか。  

1: 気道抵抗の上昇

2: ピークフローの低下

3: 1秒率の低下

4: 機能的残気量の減少

5: クロージングボリュームの増加

第41回午前:第92問

慢性呼吸不全患者の生活指導で適切でないのはどれか。  

1: 腹式呼吸を励行する。

2: 時間当たり呼吸数を増やす。

3: 1回換気量を増やす。

4: 動作を分割する。

5: 酸素吸入下で体操する。

第41回午後:第70問

生活習慣と疾患との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 喫煙-肺癌

2: 脂肪の過剰摂取-痛風

3: 食塩の過剰摂取-高血圧症

4: 運動不足-高脂血症

5: アルコール過剰摂取-肝障害

第35回午前:第49問

慢性呼吸不全患者の生活指導で誤っているのはどれか。  

1: 腹式呼吸を励行する。

2: 時間あたりの呼吸数を増やす。

3: 1回換気量を増やす。

4: 活動課題は分割して行う。

5: 酸素吸入下で体操する。

第40回午前:第86問

慢性閉塞性肺疾患で運動療法を中止しなければならないのはどれか。  

1: 動脈血酸素飽和度─85%

2: 酸素摂取量─最大酸素摂取量の70%

3: 心拍数─最大心拍数(220-年齢)の60%

4: 収縮期血圧─170 mmHg

5: ボルグ指数─11

第51回午後:第90問

慢性閉塞性肺疾患の急性増悪時の動脈血ガス分析の所見はどれか。  

1: 酸素分圧低下、二酸化炭素分圧低下

2: 酸素分圧低下、二酸化炭素分圧正常

3: 酸素分圧低下、二酸化炭素分圧上昇

4: 酸素分圧正常、二酸化炭素分圧低下

5: 酸素分圧正常、二酸化炭素分圧上昇

第56回午後:第91問

特発性肺線維症について正しいのはどれか。  

1: 特発性間質性肺炎の中で予後が最もよい。

2: 胸部で捻髪音を聴取することが多い。

3: 湿性咳嗽が主症状である。

4: 閉塞性換気障害を示す。

5: 急性増悪は稀である。

  • 答え:2
  • 解説:特発性肺線維症は、原因不明の肺線維化を引き起こす疾患であり、予後が悪いことが特徴です。主な症状は乾性咳嗽や呼吸困難で、捻髪音が聴取されることが多いです。
  • 選択肢1は間違いです。特発性肺線維症は特発性間質性肺炎の中で予後が最も悪いとされています。
  • 選択肢2は正しいです。特発性肺線維症では、胸部で捻髪音を聴取することが多いとされています。
  • 選択肢3は間違いです。特発性肺線維症の主症状は乾性咳嗽であり、湿性咳嗽ではありません。
  • 選択肢4は間違いです。特発性肺線維症は拘束性換気障害を示します。閉塞性換気障害は、COPDや気管支喘息などの疾患で見られます。
  • 選択肢5は間違いです。特発性肺線維症では、急性増悪が起こり、呼吸不全が急速に進行することがあります。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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