第45回午後第67問の類似問題

第55回午前:第57問

気管支について正しいのはどれか。  

1: 気管支には平滑筋がある。

2: 左主気管支は右主気管支より短い。

3: 気管支の内表面は扁平上皮で覆われる。

4: 気管分岐部は食道の第1狭窄部にある。

5: 気管の延長線に対する気管支の分岐角度は左より右の方が大きい。

  • 答え:1
  • 解説:気管支は呼吸器系の一部で、気管から分岐し肺に入る。気管支の壁は3層構造で、内側の粘膜、気管支軟骨と平滑筋、外膜からなる。右主気管支は短く太く、左主気管支は長く細い。内表面は線毛上皮で覆われている。
  • 正解。気管支の壁は3層構造で、内側の粘膜、気管支軟骨と平滑筋、外膜からなる。平滑筋は気管支の収縮や拡張を調節する役割がある。
  • 間違い。左主気管支は右主気管支に比べて長く細い。右主気管支は短く太い。
  • 間違い。気管支の内表面は線毛上皮で覆われている。線毛上皮は、粘液を運ぶ役割がある。
  • 間違い。気管は第6頸椎から始まり、第4胸椎の下端の高さで左右の主気管支に分かれる。食道の第1狭窄部は第6頸椎レベルである。
  • 間違い。気管の延長線となす角は右主気管支が25°、左主気管支が45°である。つまり、左主気管支の分岐角度の方が右主気管支より大きい。
  • 科目:解剖学(その他)
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第57回午後:第22問

図に示す神経支配領域と末梢神経の組合せで正しいのはどれか。 

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1: ①―――腋窩神経

2: ②―――肋間上腕皮神経

3: ③―――尺骨神経

4: ④―――橈骨神経

5: ⑤―――正中神経

第48回午前:第72問

足部の運動で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 外がえしには長母指伸筋が関与する。

2: 後脛骨筋は立位で横アーチの維持に働く。

3: 距腿関節では足関節背屈位で内外転が可能である。

4: 内がえしの運動は第2趾の長軸を中心として生じる。

5: 踵腓靭帯は距骨下関節における外がえしを制限する。

第57回午前:第57問

胃の解剖について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 胃体部に胃底腺がある。

2: 食道と胃の境に噴門が位置する。

3: 角切痕から近位部が幽門前庭である。

4: 胃酸を分泌する腺は胃底部に多くみられる。

5: 大弯は肝胃間膜によって肝臓と結合している。

第38回午後:第22問

正しいのはどれか。  

1: ゴルジ腱器官は張力受容器である。

2: ゴルジ腱器官からの感覚線維はIa群線維である。

3: 筋紡錘は錘外筋線維と直列関係にある。

4: II群線維はIb群線維より伝導速度が速い。

5: 錘内筋を支配する運動神経線維はA群αに分類される。

第36回午後:第27問

嚥下で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.舌筋には舌咽神経が関与する。イ.口腔相での食塊移動は反射的である。ウ.嚥下開始時に食道括約筋は緊張する。エ.嚥下反射では喉頭は挙上する。オ.食道は蠕動によって食塊を胃に送る。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第47回午前:第54問

外側皮質脊髄路について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 後索を通る。

2: 延髄で交叉する。

3: 運動前野からの投射線維を含まない。

4: 脊髄で前角細胞にシナプス結合する。

5: 上肢に対応する線維は下肢に対応する線維よりも外側にある。

第51回午前:第58問

消化器系について正しいのはどれか。  

1: 食道は気管の前方に位置する。

2: 胃体の下端部を胃底という。

3: 十二指腸は粘膜ヒダに富む。

4: 空腸に続いて回腸がある。

5: 横行結腸右端は下行結腸に連なる。

第54回午前:第72問

膝関節の運動で正しいのはどれか。  

1: 側副靱帯は屈曲時に緊張する。

2: 関節包の後面は前面に比べて伸縮性が高い。

3: 半月板の内外縁とも遊離して可動性に関与する。

4: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲最終域までみられる。

5: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は外側顆部の方が内側顆部より大きい。

  • 答え:5
  • 解説:膝関節の運動に関する正しい選択肢は、大腿骨の脛骨上の転がり運動が外側顆部の方が内側顆部より大きいという選択肢5です。他の選択肢は、膝関節の構造や運動に関する誤った情報を含んでいます。
  • 選択肢1は間違いです。膝関節の外側側副靱帯は、膝関節伸展、内転、外旋、内旋時に緊張し、内側側副靱帯は、膝関節伸展、外転、外旋、内旋時に緊張します。屈曲時に緊張するという記述は誤りです。
  • 選択肢2は間違いです。膝関節包の後面は、前面に比べて伸縮性が低いです。関節包の前面は薄く、伸縮性に富むのに対し、後面は強靱で、弾力性に乏しい靱帯組織で補強されています。
  • 選択肢3は間違いです。膝関節の外側半月板は、外縁が厚く関節包、半膜様筋に付着し、内縁は薄く遊離しています。しかし、半月板の内外縁が両方とも遊離しているという記述は誤りです。
  • 選択肢4は間違いです。膝関節を完全伸展位から屈曲する際、大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲初期にみられます。屈曲の最終域では、滑り運動のみとなります。
  • 選択肢5は正しいです。大腿骨の関節面は、外側顆のほうが内側顆よりも短いため、その距離を補うために大腿骨の脛骨上の転がり運動の要素は、外側顆部の方が内側顆部より大きくなっています。
  • 科目:運動学
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第35回午後:第8問

膀胱について誤っている組合せはどれか。  

1: 容 量-300~500 ml

2: 膀胱底-内尿道口

3: 排尿筋-骨盤神経

4: 膀胱括約筋-平滑筋

5: 膀胱三角-粘膜ヒダ

第37回午後:第6問

閉鎖神経の支配を受けないのはどれか。  

1: 薄筋

2: 大内転筋

3: 短内転筋

4: 外閉鎖筋

5: 梨状筋

第48回午前:第53問

筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。  

1: 前鋸筋 − 胸背神経

2: 僧帽筋 − 長胸神経

3: 鎖骨下筋 − 腋窩神経

4: 小胸筋 − 肩甲上神経

5: 肩甲挙筋 − 肩甲背神経

第53回午前:第57問

リンパ系について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 脾臓はリンパ液を濾過する。

2: 胸管は右鎖骨下静脈に流入する。

3: 腸管由来のリンパ液を乳糜という。

4: リンパ管には弁機構が存在しない。

5: 右下肢のリンパ液は胸管に流入する。

  • 答え:3 ・5
  • 解説:リンパ系に関する問題で、正しい選択肢を2つ選ぶ問題です。リンパ系は免疫機能や体液の循環に関与しており、リンパ液の流れやリンパ管の構造、リンパ液の濾過などが重要なポイントです。
  • 脾臓はリンパ球を産生し、生体防衛の器官として働くが、リンパ液の濾過はリンパ節で行われる。脾臓の赤脾髄では、老化した赤血球の破壊や異物の分解を行う。
  • 胸管は左鎖骨下静脈と内頸静脈との合流角で、頸リンパ本幹と鎖骨下リンパ本幹と合する。右鎖骨下静脈には右リンパ本幹が流入するため、この選択肢は間違いです。
  • 腸管由来のリンパ液を乳糜という。乳糜は腸から吸収された脂肪粒や脂肪酸、グリセリンを含んでいるリンパ液であり、この選択肢は正しいです。
  • リンパ管には弁機構が存在し、毛細リンパ管を構成する内皮細胞の結合は、ゆるく重なり合って弁のように機能する。この選択肢は間違いです。
  • 右下肢のリンパ液は胸管に流入する。下肢は左右いずれのリンパ液も胸管に流入するため、この選択肢は正しいです。
  • 科目:解剖学(その他)
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第41回午後:第18問

成人で正しいのはどれか。  

1: 腎の中央部はほぼ第1腰椎の高さに位置する。

2: 腎の長径は約20 cmである。

3: 尿管の長さは約5 cmである。

4: 膀胱頸は恥骨結合より高い位置にある。

5: 女性の尿道は約20 cmである。

第43回午後:第10問

正しい組合せはどれか。  

1: 腕橈骨筋 - 筋皮神経

2: 円回内筋 - 橈骨神経

3: 第2虫様筋 - 正中神経

4: 尺側手根伸筋 - 尺骨神経

5: 短母指屈筋浅頭 - 尺骨神経

第52回午後:第58問

胃の解剖について正しいのはどれか。  

1: 胃底は胃の下方をいう。

2: 胃の左縁を小弯という。

3: 食道と胃の境に噴門が位置する。

4: 大弯は肝胃間膜によって肝臓と結合している。

5: 胃酸を分泌する腺は幽門前庭に多くみられる。

第35回午後:第5問

正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.膵頭は膵尾に比べて細い。イ.膵臓は上大静脈に接している。ウ.膵尾の端は脾臓に接している。エ.総胆管は十二指腸に開口する。オ.胆嚢は左上腹部に位置する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第50回午前:第70問

基本肢位からの肩関節の運動で正しいのはどれか。  

1: 広背筋は屈曲に作用する。

2: 棘上筋は内転に作用する。

3: 大円筋は外旋に作用する。

4: 肩甲下筋は内旋に作用する。

5: 棘下筋は水平屈曲に作用する。

第50回午後:第45問

深部腱反射と反射中枢の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 下顎反射 - C1~4

2: 上腕二頭筋反射 - C7、8

3: 回内筋反射 - C6~T1

4: 下肢内転筋反射 - T12、L1

5: アキレス腱反射 - L5~S2

第52回午後:第52問

皮下組織の直下に筋腹を触知する筋はどれか。  

1: 棘上筋

2: 方形回内筋

3: 小殿筋

4: 中間広筋

5: 長腓骨筋