第45回午後第51問の類似問題

第43回午後:第2問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 骨膜は感覚神経に富む。

2: 骨膜は骨の長軸方向の成長に関わる。

3: 関節面は骨端軟骨で覆われている。

4: 長骨の骨幹は海綿質で形成される。

5: 発育期の骨髄は造血機能を営んでいる。

第53回午前:第51問

骨について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 長骨の骨幹には髄腔がある。

2: 骨には緻密骨と海綿骨がある。

3: 骨芽細胞は骨吸収に関与している。

4: 骨の関節面は滑膜で覆われている。

5: 骨膜は骨の長軸方向の成長に関わる。

  • 答え:1 ・2
  • 解説:この問題では、骨に関する正しい知識を選ぶことが求められています。正しい選択肢は1と2で、長骨の骨幹には髄腔があり、骨には緻密骨と海綿骨があることが正しいです。
  • 長骨の骨幹には髄腔があります。髄腔は管状の空間で、骨髄が入っています。骨髄は赤骨髄と黄骨髄があり、赤骨髄は造血機能があり、黄骨髄は脂肪細胞が多く含まれています。
  • 骨には緻密骨(皮質骨)と海綿骨があります。緻密骨は骨の表在部にあり、強度と剛性を提供します。海綿骨は骨の内部にあり、軽量化と衝撃吸収を担当しています。また、海綿骨の空間には骨髄が存在します。
  • 骨芽細胞は骨新生に関与していますが、骨吸収には関与していません。骨吸収に関与するのは破骨細胞で、骨を分解してカルシウムなどの成分を血液に放出します。
  • 骨の関節面は関節軟骨で覆われています。関節軟骨は摩擦を減らし、衝撃を吸収する役割を果たします。滑膜は関節包の最内層に位置し、関節腔の内壁を形成し、滑膜液を分泌して関節の動きをスムーズにします。
  • 骨膜は骨の横径の成長に関わっています。骨膜は骨の表面を覆い、骨の太さを増やす役割があります。長軸方向の成長には骨端成長板が関与し、成長期に骨の長さを伸ばします。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第41回午後:第2問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 骨の関節面は滑膜で覆われている。

2: 骨芽細胞は骨吸収に関与している。

3: 骨は緻密骨と海綿骨とに分けられる。

4: 長骨の骨幹には髄腔がある。

5: 副甲状腺ホルモンは骨形成を促進する。

第38回午後:第38問

椎間板で誤っているのはどれか。  

1: 成人では血管が存在する。

2: 髄核はゲル状で粘弾性がある。

3: 線維輪は目の粗い膠原線維の層からできている。

4: 上・下が軟骨板ではさまれている。

5: 脊柱への衝撃緩衝の働きをする。

第48回午前:第51問

骨の構造で正しいのはどれか。  

1: 皮質骨には骨梁がある。

2: 踵骨は海綿骨の部分が少ない。

3: 発育時の骨髄は赤色骨髄である。

4: 関節面は骨端軟骨で覆われている。

5: 骨は軟骨よりもプロテオグリカンを豊富に含む。

第49回午前:第51問

骨について正しいのはどれか。  

1: 骨芽細胞は骨吸収に関与している。

2: 緻密骨と海綿骨とに分けられる。

3: 幼児期の骨髄は黄色骨髄である。

4: 関節面は滑膜で覆われている。

5: 短骨には髄腔がある。

第44回午後:第2問

長管骨で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 骨端成長板で長軸よりも短軸方向に成長する。

2: 骨端の関節面は線維軟骨で覆われている。

3: 骨幹では海綿骨の占める割合が大きい。

4: 骨髄は造血作用のある細網組織である。

5: 骨膜には神経が存在する。

第38回午後:第1問

長管骨について誤っているのはどれか。  

1: 骨膜は関節面を覆う。

2: 皮質骨にはハバース管がある。

3: 海綿骨は骨梁を形成している。

4: 骨端軟骨板は長軸方向の成長にかかわる。

5: 骨髄には造血機能がある。

第56回午後:第53問

骨について正しいのはどれか。  

1: 皮質骨は骨梁から形成される。

2: 幼児期の骨髄は黄色骨髄である。

3: 海綿骨の表面は骨膜で覆われている。

4: 皮質骨にはHavers〈ハバース〉管が存在する。

5: 骨は軟骨よりもプロテオグリカンを豊富に含む。

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、骨に関する正しい情報を選択する必要があります。正しい選択肢は、皮質骨にHavers管が存在するという選択肢4です。
  • 選択肢1は間違いです。皮質骨ではなく、海綿骨が骨梁から形成されます。
  • 選択肢2は間違いです。幼児期の骨髄は赤色骨髄であり、発育が進むと脂肪髄である黄色骨髄に置き換わります。
  • 選択肢3は間違いです。海綿骨ではなく、皮質骨の表面が骨膜で覆われています。
  • 選択肢4は正しいです。皮質骨には多数の同心円状の層板構造からなる硬い部分で、Havers(ハバース)管が存在します。また、ハバース管同士を横でつないでいるVolkmann(フォルクマン)管も存在します。
  • 選択肢5は間違いです。プロテオグリカンはコラーゲン以外の骨基質を構成する有機成分で、糖蛋白複合体です。組織の水分や電解質の代謝に関与します。軟骨は水分を保持するため、骨よりもプロテオグリカンを豊富に含みます。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第50回午後:第51問

骨について正しいのはどれか。  

1: 皮質骨は骨梁から形成される。

2: 皮質骨はコラーゲンを含まない。

3: 海綿骨にはハバース管が存在する。

4: 海綿骨の表面は骨膜で覆われている。

5: 骨端と骨幹端の間に成長軟骨板がある。

第39回午後:第1問

誤っているのはどれか。  

1: 長骨は骨幹と骨端とに区別される。

2: 骨質は緻密質と海綿質とに区別される。

3: 骨髄は造血作用のある細網組織である。

4: 骨の関節面は骨膜で覆われている。

5: 骨端線は骨端軟骨の骨化した痕跡である。

第41回午後:第78問

神経病性関節症(シャルコー関節)で誤っているのはどれか。  

1: 関節痛覚低下

2: 滑膜増殖

3: 関節液貯留

4: 軟骨増生

5: 骨破壊

第53回午後:第86問

変形性膝関節症の進行に伴う関節構成体の変化で正しいのはどれか。  

1: 滑膜の肥厚

2: 骨嚢胞の消失

3: 軟骨下骨の肥厚

4: 関節裂隙の拡大

5: 関節靭帯の緊張

  • 答え:1
  • 解説:変形性膝関節症は、関節軟骨の変性を基盤とした非炎症性の疾患であり、進行に伴って関節構成体に変化が生じる。正しい選択肢は滑膜の肥厚である。
  • 変形性膝関節症の進行に伴い、滑膜は肥厚する。これは正しい選択肢である。
  • 変形性膝関節症の進行に伴い、骨嚢胞が形成されるので、骨嚢胞の消失ではなく、形成が正しい表現である。
  • 変形性膝関節症の進行に伴い、軟骨下骨は硬化するので、肥厚ではなく、硬化が正しい表現である。
  • 変形性膝関節症では比較的初期から、関節軟骨の摩耗の程度を示す関節裂隙の狭小化がみられるので、関節裂隙の拡大ではなく、狭小化が正しい表現である。
  • 変形性膝関節症の進行に伴い、滑膜は炎症を起こし、関節靭帯が緩むので、関節靭帯の緊張ではなく、緩むが正しい表現である。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第57回午後:第75問

組織の再生能力が最も高いのはどれか。  

1: 角 膜

2: 骨 髄

3: 心 筋

4: 神 経

5: 横紋筋

  • 答え:2
  • 解説:組織の再生能力は、その組織の細胞の分裂能力や修復能力によって異なります。再生能力が高い組織には結合組織、神経膠組織、表皮、粘膜上皮、肝細胞、骨組織などがあります。
  • 角膜は、再生能力がほとんどないため、組織の再生能力が最も高いとは言えません。
  • 骨髄(骨組織)は、再生能力が高く、骨折などの際に修復が行われるため、組織の再生能力が最も高いと言えます。
  • 心筋は、再生能力がほとんどなく、心筋梗塞などの際に損傷した部分が修復されにくいため、組織の再生能力が最も高いとは言えません。
  • 神経には末梢神経と中枢神経があります。末梢神経は再生能力が強いですが、中枢神経は再生能力がほとんどないため、組織の再生能力が最も高いとは言えません。
  • 横紋筋(骨格筋)は、再生能力が比較的弱く、筋肉損傷などの際に修復が遅いため、組織の再生能力が最も高いとは言えません。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第36回午後:第10問

脳膜について誤っているのはどれか。  

1: 硬膜には骨膜の役割もある。

2: 硬膜下腔にはリンパ液がある。

3: くも膜は血管に富む。

4: くも膜下腔には脳脊髄液がある。

5: 軟膜は脳溝に入り込んでいる。

第54回午前:第71問

膝蓋骨で正しいのはどれか。  

1: 関節面は外側面に比べて内側面で広い。

2: 膝関節屈曲位で可動性が高くなる。

3: 膝関節伸筋の作用効率を高めている。

4: 膝関節の屈曲に伴い上方に引かれる。

5: 膝関節の伸展に伴い接触面は上方に移動する。

  • 答え:3
  • 解説:膝蓋骨は膝関節の機能において重要な役割を果たしており、特に膝関節伸筋の作用効率を高める働きがある。
  • 選択肢1は間違いです。膝蓋骨の後関節面は、外側小関節面が広く、内側小関節面が狭いです。
  • 選択肢2は間違いです。膝蓋骨の接触面積は、膝関節屈曲に伴って拡大するため、膝関節屈曲位では可動性が低くなります。
  • 選択肢3は正しいです。膝蓋骨は膝関節伸筋の作用効率を高めるために、滑車の働きをしています。
  • 選択肢4は間違いです。膝蓋骨は膝関節屈曲に伴って下方偏位し、伸展に伴って上方偏位します。
  • 選択肢5は間違いです。膝蓋骨の関節面は、膝関節の伸展に伴って下方移動し、接触面積は小さくなります。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第39回午後:第54問

誤っているのはどれか。  

1: 骨軟化症の骨組織には類骨が残存する。

2: 甲状腺機能亢進性では病的骨折が起こる。

3: クッシング症候群では骨粗鬆症が起こる。

4: 関節リウマチではパンヌスが形成される。

5: 変形性関節症では関節縁に骨棘が形成される。

第56回午前:第59問

中耳について正しいのはどれか。  

1: キヌタ骨は鼓膜に接している。

2: 耳管に分布する動脈は迷路動脈である。

3: アブミ骨筋の支配神経は下顎神経である。

4: キヌタ骨の短脚はアブミ骨と関節を形成する。

5: アブミ骨底は内耳の前庭窓にはまり込んでいる。

  • 答え:5
  • 解説:中耳は、鼓膜と内耳の間に位置し、ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨という3つの耳小骨があり、音の伝達を助ける役割がある。また、中耳には筋肉や神経も分布している。
  • キヌタ骨は鼓膜に接しているのではなく、ツチ骨が鼓膜に接している。キヌタ骨は耳小骨の中間に位置している。
  • 耳管に分布する動脈は迷路動脈ではなく、耳動脈である。迷路動脈は内耳に分布している。
  • アブミ骨筋の支配神経は下顎神経ではなく、顔面神経である。下顎神経は主に下顎や舌の前2/3などの感覚や咀嚼筋の運動を支配している。
  • キヌタ骨の短脚ではなく、長脚がアブミ骨と関節を形成している。
  • 正しい。アブミ骨底は内耳の前庭窓にはまり込んでおり、音の伝達を助ける役割を果たしている。
  • 科目:解剖学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第50回午前:第89問

変形性関節症について正しいのはどれか。  

1: 若年者に好発する。

2: 滑膜炎から軟骨の変性に至る。

3: 股関節では二次性股関節症が多い。

4: 膝関節では女性に比べ男性の有病率が高い。

5: 発症要因として遺伝的素因は認められない。

第54回午前:第72問

膝関節の運動で正しいのはどれか。  

1: 側副靱帯は屈曲時に緊張する。

2: 関節包の後面は前面に比べて伸縮性が高い。

3: 半月板の内外縁とも遊離して可動性に関与する。

4: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲最終域までみられる。

5: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は外側顆部の方が内側顆部より大きい。

  • 答え:5
  • 解説:膝関節の運動に関する正しい選択肢は、大腿骨の脛骨上の転がり運動が外側顆部の方が内側顆部より大きいという選択肢5です。他の選択肢は、膝関節の構造や運動に関する誤った情報を含んでいます。
  • 選択肢1は間違いです。膝関節の外側側副靱帯は、膝関節伸展、内転、外旋、内旋時に緊張し、内側側副靱帯は、膝関節伸展、外転、外旋、内旋時に緊張します。屈曲時に緊張するという記述は誤りです。
  • 選択肢2は間違いです。膝関節包の後面は、前面に比べて伸縮性が低いです。関節包の前面は薄く、伸縮性に富むのに対し、後面は強靱で、弾力性に乏しい靱帯組織で補強されています。
  • 選択肢3は間違いです。膝関節の外側半月板は、外縁が厚く関節包、半膜様筋に付着し、内縁は薄く遊離しています。しかし、半月板の内外縁が両方とも遊離しているという記述は誤りです。
  • 選択肢4は間違いです。膝関節を完全伸展位から屈曲する際、大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲初期にみられます。屈曲の最終域では、滑り運動のみとなります。
  • 選択肢5は正しいです。大腿骨の関節面は、外側顆のほうが内側顆よりも短いため、その距離を補うために大腿骨の脛骨上の転がり運動の要素は、外側顆部の方が内側顆部より大きくなっています。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する