第44回午後第24問の類似問題

第34回午後:第23問

筋紡錘の構造で誤っているのはどれか。  

1: 錘内線維で構成されている。

2: 核袋線維は中央部が太い。

3: 2種類の求心性線維終末がある。

4: 一次終末はIa群終末である。

5: α遠心性線維は核鎖線維を支配している。

第40回午後:第24問

ゴルジ腱器官の求心性神経はどれか。  

1: Ia群線維

2: Ib群線維

3: II群線維

4: C線維

5: γ線維

第50回午後:第54問

筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。  

1: 小円筋 - 腋窩神経

2: 棘上筋 - 肩甲下神経

3: 三角筋 - 肩甲上神経

4: 大円筋 - 肩甲上神経

5: 肩甲下筋 - 腋窩神経

第37回午前:第56問

神経伝導速度測定で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 近位部は遠位部に比べ速度が低下する。

2: 節性脱髄が起こると速度は低下する。

3: 太い線維は細い線維に比べて速度が速い。

4: 体温が上昇すると速度は低下する。

5: 加齢に伴い速度が速くなる。

第42回午後:第23問

筋紡錘で誤っているのはどれか。  

1: 伸張反射の受容器である。

2: Ib群線維は核袋線維に終末をもつ。

3: II群線維は核鎖線維に終末をもつ。

4: γ線維は感度を調整する。

5: 錘外線維と並列に配置している。

第47回午後:第62問

自原抑制について正しいのはどれか。  

1: 受容器は筋紡錘である。

2: 単シナプス反射である。

3: 効果器は同名筋である。

4: 反射の中枢は中脳にある。

5: 求心性神経はⅠa群である。

第57回午前:第23問

運動に関する中枢神経について正しいのはどれか。  

1: 一次運動野においては他の部位と比較して手と顔面の運動領域が小さい。

2: 中脳黒質に由来するドパミン作動性ニューロンは線条体に至る。

3: 皮質脊髄路のうち約30%の線維が延髄錐体で対側に交叉する。

4: Betzの巨大錐体細胞は運動野大脳皮質の第Ⅲ層に存在する。

5: Purkinje細胞の軸索は小脳への求心性線維となる。

第43回午後:第21問

γ運動ニューロンについて誤っているのはどれか。  

1: 筋紡錘の感受性を調節する。

2: 核袋線維と核鎖線維を支配する。

3: 前根の約30%を占める。

4: α運動ニューロンよりも細い。

5: α運動ニューロンから抑制性支配を受ける。

第55回午後:第62問

神経筋接合部における神経伝達物質はどれか。  

1: ノルアドレナリン

2: アセチルコリン

3: アドレナリン

4: セロトニン

5: ドパミン

  • 答え:2
  • 解説:神経筋接合部では、神経終末部からアセチルコリンが放出され、筋肉細胞の受容体で受け取られる。これにより脱分極が起こり、活動電位が発生して、筋収縮が出現する。
  • ノルアドレナリンは神経筋接合部の神経伝達物質ではない。中枢神経系では脳幹部に多く存在し、末梢では交感神経節後線維から放出される。覚醒や睡眠、種々の精神症状との関連があると考えられている。
  • アセチルコリンは神経筋接合部の神経伝達物質であり、正しい答えである。神経終末部から放出され、筋肉細胞の受容体で受け取られることで脱分極が起こり、活動電位が発生し筋収縮が出現する。
  • アドレナリンは神経筋接合部の神経伝達物質ではない。脳内神経伝達物質であり、血糖の調整、強心作用、気管支拡張などに関わっている。
  • セロトニンは神経筋接合部の神経伝達物質ではない。脳内神経伝達物質であり、睡眠、疼痛、体温の調整、嘔吐などに関わっている。
  • ドパミンは神経筋接合部の神経伝達物質ではない。脳内神経伝達物質であり、運動およびホルモン調節、感情、意欲、学習などに関わっている。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午後:第15問

感覚支配で正しい組合せはどれか。  

1: 母指背側-正中神経

2: 前腕尺側-筋皮神経

3: 上腕内側-橈骨神経

4: 足指背側-脛骨神経

5: 下腿内側-伏在神経

第50回午前:第62問

折りたたみナイフ現象に関与する感覚神経線維はどれか。  

1: Ⅰa

2: Ⅰb

3: Ⅱ

4: Ⅲ

5: Ⅳ

第35回午後:第23問

誤っているのはどれか。  

1: 一つの運動単位は1個の脊髄前角細胞とそれに支配される筋線維群から成る。

2: 筋肉は収縮速度が増加すると張力が減少する。

3: 1本の運動神経が何個の筋線維を支配しているかを神経支配比という。

4: 一般に神経支配比は精緻な働きをする指、舌などの筋ほど大きい。

5: 運動神経のインパルスが軸索終末部に達すると、アセチルコリンが放出される。

第51回午前:第63問

神経筋接合部の神経伝達物質はどれか。  

1: ドパミン

2: セロトニン

3: アドレナリン

4: γアミノ酪酸

5: アセチルコリン

第57回午前:第91問

筋電図検査について正しいのはどれか。  

1: 針筋電図の神経原性変化では低振幅・短持続電位波形が出現する。

2: 軸索変性がある場合、活動電位の振幅は低下しない。

3: 脱髄病変では神経伝導速度が低下する。

4: 感覚神経の伝導速度は測定できない。

5: 筋疾患では神経伝導速度が低下する。

  • 答え:3
  • 解説:筋電図検査は、筋肉や神経の機能を評価するための検査であり、神経原性変化や筋原性変化などの特徴的な波形が観察される。この問題では、筋電図検査に関する正しい記述を選ぶことが求められている。
  • 選択肢1は間違いです。針筋電図の神経原性変化では、高振幅・長持続電位波形が出現します。低振幅・短持続電位波形は筋原性変化で観察される現象です。
  • 選択肢2は間違いです。軸索変性がある場合、活動電位の振幅は低下します。軸索変性は神経細胞の軸索が損傷されることで、神経信号の伝達が低下するため、活動電位の振幅も低下します。
  • 選択肢3は正解です。脱髄病変では、神経の髄鞘が損傷されることで神経伝導速度が低下します。髄鞘は神経信号の伝達を助ける役割を果たしているため、その損傷により神経伝導速度が低下するのです。
  • 選択肢4は間違いです。感覚神経の伝導速度は、手指や足趾を用いて測定することができます。筋電図検査では、感覚神経の機能も評価することが可能です。
  • 選択肢5は間違いです。筋疾患では、筋肉自体が影響を受けますが、神経伝導速度は低下しません。筋疾患の場合、筋原性変化が観察されることが一般的です。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第44回午後:第51問

廃用性筋萎縮で正しいのはどれか。  

1: 筋原線維は保たれる。

2: 筋内神経線維は保たれる。

3: 筋張力は保たれる。

4: 筋線維の蛋白質合成は保たれる。

5: 筋萎縮の進行速度は神経切断後と同程度である。