第34回午前第20問の類似問題

第34回午前:第21問

55歳の男性。慢性腎不全。高血圧症を合併。外来にて3年間、週2回前腕シャントによる人工透析を受けていた。日常生活で強い倦怠感を覚え独歩にて来院した。基礎体力改善のための運動療法で適切でないのはどれか。  

1: 血圧はシャントのない側で測る。

2: 転倒に注意する。

3: 筋力強化は等尺性運動で行う。

4: ヘモグロビン値に注意する。

5: 運動指標として心拍数を利用する。

第49回午前:第18問

55歳の男性。搬送された病院で急性心筋梗塞と診断された。初期治療として、左冠動脈に対して経皮的冠動脈形成術が施行された。発症後1か月の検査所見では右冠動脈に75%の狭窄が認められ、心肺運動負荷試験中に胸部不快感が認められた。心肺運動負荷試験の結果に基づいて運動処方をする際に最も参考にすべき指標はどれか。  

1: 最大換気量

2: 最大酸素摂取量

3: 血圧の変化量

4: 心拍数の変化量

5: 症状出現時の運動強度

第52回午前:第64問

健常者の安静時呼吸について正しいのはどれか。  

1: 呼吸数は25 /分程度である。

2: 呼気時の気道内圧は陽圧である。

3: 呼気時の胸腔内圧は陽圧である。

4: 呼気時に外肋間筋の収縮がみられる。

5: 呼気時に胸鎖乳突筋の収縮がみられる。

第37回午前:第63問

肺気腫患者の呼吸機能で誤っているのはどれか。  

1: コンプライアンスの低下

2: ピークフローの低下

3: 1秒率の低下

4: 全肺気量の増大

5: 残気量の増大

第35回午前:第69問

呼吸機能評価で異常値はどれか。  

1: 1回換気量:500 ml

2: 1秒率:90 %

3: PaO2:90 mmHg

4: PaCO2:60 mmHg

5: 動脈血pH:7.4

第36回午前:第65問

呼吸機能検査において異常値はどれか。2つ選べ。 ア.動脈血酸素分圧(PaO2)-90 Torrイ.動脈血炭酸ガス分圧(PaCO2)60-Torrウ.動脈血酸塩基平衡(pH)-7.6エ.1 秒率(FEV 1.0%)-80%オ.%肺活量(% VC)-90%  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第45回午後:第16問

70歳の男性。2型糖尿病。心房細動があるが、β遮断薬によって安静時の脈拍70/分前後にコントロールされている。食事療法と運動療法とを通して生活習慣の改善に取り組みはじめた。運動処方の内容で適切な組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 種 類−ウォーキングによる有酸素運動を行う。

2: 強 度−運動時の脈拍110/分を目標とする。

3: 持続時間−l回の運動で10分を目標とする。

4: 実施時間帯−食事の1時間後を目安に開始する。

5: 頻 度−週に2回を目標とする。

第39回午前:第80問

インスリン自己注射をしている糖尿病患者の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 最大酸素摂取量の40~60%の強度で行う。

2: ボルグ指数7~11で行う。

3: 冷や汗が出たら両下肢を挙上する。

4: 食後1時間経過してから開始する。

5: 1週間に3回以上行う。

第55回午前:第73問

肺機能検査とその説明の組合せで正しいのはどれか。  

1: 1秒量 ―――――安静呼気の呼出開始から1秒間に呼出した肺気量

2: 残気量―――――安静呼気位に肺内に残存した肺気量

3: 肺活量―――――最大吸気位からゆっくりと最大呼気位まで呼出した肺気量

4: 拘束性換気障害―%肺活量90%未満

5: 閉塞性換気障害―1秒率80%未満

  • 答え:3
  • 解説:肺機能検査は、肺の働きを評価するための検査であり、様々な指標が存在します。この問題では、それぞれの指標とその説明が正しい組み合わせを選ぶことが求められています。
  • 1秒量は、努力肺活量測定の過程で、1秒間にどれだけ吐き出せたかを示す指標です。しかし、この選択肢では「安静呼気の呼出開始から1秒間に呼出した肺気量」と説明されているため、正しくありません。
  • 残気量は、最大限に呼息を行っても肺内に残る空気量を示す指標です。この選択肢では「安静呼気位に肺内に残存した肺気量」と説明されており、正しくありません。
  • 肺活量は、最大吸気に引き続いて、最大呼気により呼出される空気量を示す指標です。この選択肢では「最大吸気位からゆっくりと最大呼気位まで呼出した肺気量」と説明されており、正しい組み合わせです。
  • 拘束性換気障害は、肺活量が正常よりも低下している状態を示す指標です。しかし、この選択肢では「%肺活量90%未満」と説明されているため、正しくありません。正しい基準は%肺活量が80%未満です。
  • 閉塞性換気障害は、気道が狭窄しているために呼気がスムーズに行えない状態を示す指標です。しかし、この選択肢では「1秒率80%未満」と説明されているため、正しくありません。正しい基準は1秒率が70%未満です。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第65問

誤っている組合せはどれか。 ア.拘束性障害-%肺活量が90%イ.閉塞性障害-%1秒率が80%ウ.低酸素血症-PaO2が50 mmHgエ.呼吸性アシドーシス-PaCO2が上昇オ.代謝性アルカローシス-呼吸数が低下  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第53回午前:第25問

パルスオキシメータで計測する酸素飽和度について正しいのはどれか。  

1: 健常成人では85~90%の値となる。

2: 赤色光と赤外光を用いて測定する。

3: 血行障害があっても正確である。

4: 動脈血酸素分圧に比例する。

5: 歩行中は計測できない。

  • 答え:2
  • 解説:パルスオキシメータは、赤色光と赤外光を用いて酸素飽和度を測定する装置である。健常成人の酸素飽和度は90%以上であり、血行障害や動脈血酸素分圧とは比例関係にない。また、歩行中でもセンサーがずれなければ測定が可能である。
  • 健常成人の酸素飽和度は、通常90%以上である。85~90%の値は正常範囲ではない。
  • 正しい選択肢。パルスオキシメータは、赤色光と赤外光の波長を用いて酸素飽和度を測定する。酸素と結合したヘモグロビンは赤外光を多く吸収する性質があり、光量を解析することで酸素飽和度を算出できる。
  • 血行障害がある場合、末梢血流が阻害されるため、その部位ではパルスオキシメータで正確に測定できない。
  • ヘモグロビンに結合する酸素の量は溶存酸素と異なり、動脈血酸素分圧と比例関係にはない。酸素解離曲線はS字状の曲線を描く。
  • 歩行中でも、センサーがずれない限りはパルスオキシメータでの酸素飽和度測定が可能である。測定値のサンプル速度によっては歩行中でも測定できる。
  • 科目:臨床実習
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第66問

糖尿病の運動療法で適切な運動負荷量はどれか。  

1: 最大酸素摂取量の50~60 %

2: 3 METs

3: ボルグ指数(10段階)の7

4: 予測最大心拍数の70~80 %

5: 10 Watts

第43回午前:第70問

在宅酸素療法中の患者にとって自宅内の活動で血中の酸素飽和度が下がりにくいのはどれか。  

1: 和式便器での排便

2: かぶりシャツの着脱

3: 自力での洗体

4: 自力での洗髪

5: 臍までの半身浴

第37回午前:第7問

40歳の男性。身長160 cm、体重75 kg。減量トレーニングのため自転車エルゴメーターによる運動負荷テストを行った。結果は150 kg・m/分の運動負荷で心拍数が100/分、300 kg・m/分で120/分、450 kg・m/分で140/分であった。図と以下の式とを使用して求めた最大酸素摂取量はどれか。*最大酸素摂取量=3.5+2×(運動負荷量/体重)*予測最大心拍数=220-年齢 

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1: 21.5 ml/分・kg

2: 23.5 ml/分・kg

3: 25.5 ml/分・kg

4: 27.5 ml/分・kg

5: 29.5 ml/分・kg

第47回午前:第18問

55歳の女性。COPDに対して在宅酸素療法(HOT)を行っている。MRCグレード3(Hugh-Jones分類Ⅳ相当)である。この患者に指導する運動として適切なのはどれか。  

1: ジョギング

2: 四肢体幹のストレッチ

3: 速歩

4: ゴルフ

5: 階段昇降

第40回午前:第80問

慢性気管支炎患者の呼吸機能で誤っているのはどれか。  

1: 気道抵抗の上昇

2: ピークフローの低下

3: 1秒率の低下

4: 機能的残気量の減少

5: クロージングボリュームの増加