第44回午前第26問の類似問題

第52回午後:第5問

Danielsらの徒手筋力テストで肩関節屈曲(前方挙上)の段階3の測定をする際、図のような代償がみられた。代償動作を生じさせている筋はどれか。 

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1: 回外筋

2: 上腕二頭筋

3: 前鋸筋

4: 肩甲下筋

5: 広背筋

第37回午前:第33問

28歳の男性。脊髄損傷(第5頸髄節まで機能残存)。食事動作を指導する際に必要な装具・自助具はどれか。2つ選べ。 ア.フォーク付きカフベルトイ.スプリングバランサーウ.手関節駆動式把持装具エ.短対立装具オ.太柄のスプーン  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第45回午前:第34問

Zancolliの頸髄損傷分類と機能している筋との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: C5A - 上腕筋

2: C6B1 - 上腕三頭筋

3: C6B2 - 深指屈筋

4: C6B3 - 長母指伸筋

5: C7B - 指伸筋

第54回午前:第8問

55歳の男性。倒れてきた本棚により右肘上部を圧迫され正中神経麻痺を生じた。約1か月経過したが、右上肢の運動障害と感覚障害を認めていることから装具療法を行うことになった。使用する装具で正しいのはどれか。  

1: 長対立装具

2: IP伸展補助装具

3: ナックルベンダー

4: Thomas型懸垂装具

5: コックアップ・スプリント

  • 答え:1
  • 解説:この患者は高位型の正中神経麻痺を持っており、長対立装具が適切な装具療法となります。他の選択肢は、それぞれ異なる神経麻痺や状況に対応する装具です。
  • 長対立装具は、高位型の正中神経麻痺による祈祷肢位変形に対して適応となる。この患者の症状に適切な装具であるため、正しい選択肢です。
  • IP伸展補助装具は、マレットフィンガーなどIP関節の屈曲拘縮に対して適応となる。この患者の症状とは関係がないため、間違った選択肢です。
  • ナックルベンダーは、MP関節を屈曲位にさせることで機能的肢位を保ち、把持を行いやすくする装具である。尺骨神経麻痺による鷲手に対して適応となる。この患者の症状とは関係がないため、間違った選択肢です。
  • Thomas型懸垂装具は、高位型の橈骨神経麻痺による下垂手に対して適応となる。この患者の症状とは関係がないため、間違った選択肢です。
  • コックアップ・スプリントは、手関節背屈位保持のために用いられる。高位型の橈骨神経麻痺や橈骨遠位端骨折などに対して適応となる。この患者の症状とは関係がないため、間違った選択肢です。
  • 科目:整形外科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午後:第13問

58歳の男性。両手の母指と示指で紙をつまみ、左右に引っ張ったときの写真を示す。考えられる末梢神経障害はどれか。 

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1: 右Guyon管症候群

2: 右後骨間神経麻痺

3: 左前骨間神経麻痺

4: 右手根管症候群

5: 左肘部管症候群

第43回午前:第25問

56歳の男性。階段で足を滑らせ階下まで転落し、病院に搬送された。入院時の頸椎X線写真(A)、CT(B)及びMRI(C)を示す。徒手筋力テストによる上下肢の筋力評価の推移を表に示す。感覚鈍麻は持続しているが、2週後には排尿は自力で可能となった。受傷4週以降の治療で正しいのはどれか。 

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1: 車椅子での生活自立をゴールとして設定する。

2: 痙縮の増悪を考えて筋力増強訓練を禁止する。

3: 手指に関節拘縮を生じやすいので留意する。

4: 両側長下肢装具を作製して歩行訓練を行う。

5: 食事動作にはBFOの利用を検討する。

第50回午後:第4問

Danielsらの徒手筋力テストの結果を表に示す。考えられる疾患はどれか。 

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1: 被殻出血

2: Bell麻痺

3: 重症筋無力症

4: Ramsay Hunt症候群

5: 筋強直性ジストロフィー

第45回午前:第23問

Danielsらの徒手筋力テストを腹臥位で実施するのはどれか。2つ選べ。  

1: 体幹伸展 段階4(Good)

2: 頭部屈曲 段階3(Fair)

3: 肘関節伸展 段階2(Poor)

4: 股関節内転 段階5(Normal)

5: 膝関節屈曲 段階1(Trace)

第50回午後:第22問

Danielsらの徒手筋力テストにおける頸部屈曲の測定で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 上位頸椎の運動を測定する。

2: 広頸筋による代償を抑制する。

3: 背臥位で両腕を胸の前で組ませて行う。

4: 段階2は下顎を頸部に引き付ける運動で判断する。

5: 段階5は2本の指で加えた中等度の抵抗で判断する。

第57回午前:第5問

Danielsらの徒手筋力テストによる頸筋・体幹筋のテストで正しいのはどれか。

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第39回午前:第67問

頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)の残存筋で適切でないのはどれか。  

1: 僧帽筋

2: 三角筋

3: 上腕二頭筋

4: 尺側手根屈筋

5: 長橈側手根伸筋

第51回午後:第22問

Danielsらの徒手筋力テストにおいて座位で筋力3を判定できるのはどれか。2つ選べ。  

1: 大胸筋

2: 肩甲下筋

3: 上腕三頭筋

4: 縫工筋

5: 下腿三頭筋

第45回午前:第9問

21歳の男性。脊髄損傷(第5頸髄節まで機能残存)。車椅子上での訓練場面を以下に示す。この訓練姿勢と関連のある日常生活動作はどれか。 

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1: 除圧動作

2: 寝返り動作

3: 足上げ動作

4: ズボン着脱動作

5: プッシュアップ動作

第44回午前:第16問

58歳の男性。右利き。職場で倒れているところを発見され搬入された。意識は傾眠状態であったが、発症後4日で改善した。この時点での発話には異常がない。左手足に重度の運動障害と感覚障害とを認める。筋緊張は低下している。視力・視野は正常であるが、顔面は常に右方に向け、指摘しても左側を見ようとしない。頭部CTを示す。この患者に該当すると考えられるのはどれか。 

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第41回午前:第33問

20歳の男性。大学でラグビーの練習中に頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)となった。受傷後3か月の理学療法指導で誤っているのはどれか。  

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第39回午前:第13問

34歳の男性。交通事故による脳外傷。救急入院後10日目。頭部MRI検査でびまん性軸索損傷および左前頭部の脳挫傷を認める。JCS(Japan coma scale)は、現在は20に回復しているが、呼吸状態は不安定。左上下肢には随意運動を認めるが、四肢に著しい痙縮を認め、上肢は屈曲位、下肢は伸展位の姿勢をとることが多い。この時期の理学療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。  

1: 脳卒中右片麻痺と同様の回復を示すと予測する。

2: 尖足予防のため夜間装具を用いる。

3: 訓練前に意識状態、呼吸状態を確認する。

4: 体位を調整して四肢筋緊張の緩和を図る。

5: 立位訓練を進める。

第48回午後:第21問

Danielsらの徒手筋力テストで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 痙縮筋に対して適用できる。

2: 顔面の筋は4段階で評定する。

3: 体幹の筋は6段階で評定する。

4: 筋力3以下の段階付けの信頼性は高い。

5: 筋力3は抑止(ブレーク)テストを用いる。

第56回午後:第5問

32歳の男性。左利き。交通事故により右上腕切断となった。断端長は10.0 cmで、残存肢の上腕長は25.0 cmであった。能動義手製作のために選択する肘継手として最も適切なのはどれか。  

1: 軟性たわみ式継手

2: 倍動肘ヒンジ継手

3: 能動単軸肘ヒンジ継手

4: 遊動単軸肘ヒンジ継手

5: 能動単軸肘ブロック継手

  • 答え:5
  • 解説:この患者は上腕長25 cmで断端長が10 cmであり、40%の短断端。肘継手は、生体の肘関節を代償するための継手部品で、上腕部と前腕部を繋ぐものである。適切な肘継手を選ぶことが重要である。
  • 軟性たわみ式継手は、コイルばねなどの軟性の素材で出来ている継手で、前腕義手で使用されるものである。上腕カフと前腕部を連結するために用いられるが、この患者の状況には適していない。
  • 倍動肘ヒンジ継手は、ソケットの動きに対して2倍の角度に増幅させるヒンジ機構があり、スプリットソケットと呼ばれる特殊なソケットの内・外側に取り付けられる継手である。短断端または極短断端で用いられるが、この患者の状況には適していない。
  • 能動単軸肘ヒンジ継手は、ブロック継手が収まらず使用できない、上腕長断端の肘義手や、前腕義手でも極短断端で肘の機能が少なく支持性がほとんどない場合に用いられる。この患者の状況には適していない。
  • 遊動単軸肘ヒンジ継手は、長断端で利用される。この患者の状況には適していない。
  • 能動単軸肘ブロック継手は肘屈曲の動きをハーネスの動きで固定・解除する装置であり、義手上腕部とひじブロック継手との結合部分にある。短断端に適用できるため、この患者に最も適切な選択肢である。
  • 科目:義肢・装具・支援機器・自助具等
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午後:第6問

58歳の男性。両手の母指と示指で紙をつまみ、左右に引っ張ったときの写真を示す。考えられる末梢神経障害はどれか。 

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1: 右Guyon管症候群

2: 右手根管症候群

3: 右後骨間神経麻痺

4: 左前骨間神経麻痺

5: 左肘部管症候群

第39回午前:第15問

20歳の男性。交通事故による脊髄損傷(第7頸髄節まで機能残存)。受傷後6か月経過。理学療法で適切でないのはどれか。  

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