筋力増強訓練で正しいのはどれか。
1: 遠心性収縮は筋が短縮する。
2: 等尺性収縮は関節の動きを伴う。
3: 等張性収縮は心疾患に禁忌である。
4: 求心性収縮は抵抗が筋張力より大きいときに生じる。
5: 等運動性収縮は可動域全体で筋力強化が可能である。
立位から椅子へゆっくり座るときに起こる大殿筋の筋収縮はどれか。
1: 求心性収縮
2: 遠心性収縮
3: 等尺性収縮
4: 相動性収縮
5: 静止性収縮
日常の動作では生じにくい筋収縮はどれか。
1: 同時収縮
2: 静止性収縮
3: 求心性収縮
4: 遠心性収縮
5: 等速性収縮
遠心性収縮で正しい組合せはどれか。
1: 腕立て伏せで肘伸展-大胸筋
2: 懸垂で肘屈曲-上腕二頭筋
3: 椅子からの立ち上がり-大殿筋
4: ステップ登り-大腿四頭筋
5: しゃがみ込み-ヒラメ筋
筋力増強運動として求心性収縮を用いた抵抗運動を行う際、対象筋と運動方向の組合せで正しいのはどれか。
1: ハムストリングス――膝関節屈曲90°位での股関節伸展
2: 上腕二頭筋―――――肘関節伸展0°位かつ前腕回外位での肩関節伸展
3: 上腕三頭筋―――――肘関節屈曲90°位での肩関節水平内転
4: 前脛骨筋――――――足外がえし位での足関節背屈
5: 中殿筋―――――――股関節伸展0°位での股関節外転
筋力増強で正しいのはどれか。
1: 遠心性収縮は等尺性収縮より大きな負荷をかけられる。
2: 等速性運動は徒手による筋力増強に適している。
3: 訓練による筋肥大は筋力増大に先行して現れる。
4: 等張性収縮時は等尺性収縮時より血圧が上昇しやすい。
5: 同負荷ならば上肢に比べて下肢訓練時に血圧が上昇しやすい。
骨格筋の筋張力で誤っているのはどれか。
1: 活動張力は筋長が長くなるほど大きくなる。
2: 全張力から静止張力を引くと活動張力が得られる。
3: 求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が小さい。
4: 筋張力が一定の場合、短縮速度は負荷が小さいほど速い。
5: 遠心性運動は求心性運動より大きな筋張力を発揮することができる。
遠心性収縮が生じるのはどれか。2つ選べ。
1: 頭上に手を挙げるときの三角筋前部線維
2: 懸垂で体を下ろすときの上腕二頭筋
3: 腕立て伏せで肘を伸ばすときの上腕三頭筋
4: 椅子から立ち上がるときの大腿四頭筋
5: しゃがみ込むときのヒラメ筋
等尺性運動で誤っているのはどれか。
1: 関節運動を伴わない筋収縮である。
2: 等張性運動に比べて血圧が上昇しやすい。
3: 等運動性運動に比べて筋力の増強効果が小さい。
4: 等張性運動に比べて収縮時の筋血流は減少する。
5: 等張性運動に比べて筋持久力の増強効果が大きい。
成人の安静開脚立位で正しいのはどれか。
1: 頭部は静止している。
2: 腓腹筋は持続的に活動している。
3: 腹直筋は持続的に活動している。
4: 大腿直筋は持続的に活動している。
5: 重心動揺は左右より前後方向が小さい。
等張性運動について正しいのはどれか。
1: 角速度は一定である。
2: 等尺性運動に比べ血圧が上昇しやすい。
3: 等尺性運動に比べ収縮時の筋血流が増加しやすい。
4: 等尺性運動に比べ心拍数が増加しやすい。
5: 負荷に抗して姿勢を維持するときに起こる。
腕立てふせの開始肢位と下方への運動の図である。下方運動時の運動学的分析で誤っているのはどれか。
1: 頸部伸筋群の活動は等尺性収縮である。
2: 肩甲骨は内転運動を行う。
3: 肩関節は伸展運動を行う。
4: 肘関節で主に活動している筋は屈筋群である。
5: 股関節で主に活動している筋は屈筋群である。
心筋について正しいのはどれか。
1: 平滑筋である。
2: 単収縮は生じない。
3: ギャップ結合はみられない。
4: 静止張力は骨格筋よりも大きい。
5: 活動電位持続時間は約5 msecである。
筋張力で誤っているのはどれか。
1: 活動張力と静止張力の和を全張力という。
2: 静止張力は筋長とともに増大する。
3: 発揮できる活動張力は筋断面積に比例する。
4: 求心性運動は遠心性運動より大きな張力を発揮できる。
5: 求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が小さい。
誤っている組合せはどれか。
1: 踵接地直後の前脛骨筋-遠心性収縮
2: 踵接地直後の大腿四頭筋-求心性収縮
3: 踵離地時のヒラメ筋-求心性収縮
4: 踵離地期後の腸腰筋-求心性収縮
5: 減速期のハムストリングス-遠心性収縮
肩関節の運動と主動筋との組合せで正しいのはどれか。
1: 屈曲-大円筋
2: 伸展-小円筋
3: 外転-棘上筋
4: 内旋-棘下筋
5: 外旋-肩甲下筋
骨格筋の収縮について正しいのはどれか。
1: 単収縮を加重させても収縮力は変化しない。
2: 筋線維の活動電位の持続時間は単収縮の持続時間よりも長い。
3: 電気刺激を与えた場合、単収縮に先行して活動電位が生じる。
4: 電気刺激で1秒間に5~6回の単収縮を起こすと強縮となる。
5: 単収縮の頻度が過剰になると完全強縮から不完全強縮に移行する。
正常歩行で求心性収縮を示すのはどれか。2つ選べ。
1: 立脚初期の中殿筋
2: 踵接地期の前脛骨筋
3: 踵離地期の下腿三頭筋
4: つま先離地期の腸腰筋
5: 踵接地期直前のハムストリングス
肩甲上腕関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。
1: 屈曲―棘下筋
2: 伸展―棘上筋
3: 内転―広背筋
4: 外転―上腕三頭筋
5: 内旋―烏口腕筋
遠心性筋収縮で誤っているのはどれか。
1: 鉄棒の懸垂で体を引き上げるときの大胸筋の活動
2: 水の入ったバケツを台の上から床へ下ろすときの上腕二頭筋の活動
3: 正常歩行の踵接地直後の前脛骨筋の活動
4: 正常歩行の遊脚後期におけるハムストリングスの活動
5: 階段下降時の支持脚における大腿四頭筋の活動