第43回午前第61問の類似問題

第53回午前:第75問

運動時の生体反応で正しいのはどれか。  

1: 冠血流は低下する。

2: 腎血流は増加する。

3: グリコーゲン分解が促進される。

4: 尿へのナトリウム排泄は促進される。

5: 酸素含有量の動静脈較差は減少する。

  • 答え:3
  • 解説:運動時には、冠血流が増加し、腎血流が低下し、グリコーゲン分解が促進され、尿へのナトリウム排泄が減少し、酸素含有量の動静脈較差が増加する。
  • 選択肢1は間違いです。運動時には冠血流が増加する。これは、カテコラミン(エピネフリン、ノルエピネフリン)の働きにより心拍数と収縮力が増加し、心拍出量が増加するためです。
  • 選択肢2は間違いです。運動時には、腎臓など機能を一時停止してもよい内臓器官への血流は低下する。これは、運動時には筋肉への血流が優先されるためです。
  • 選択肢3は正しいです。運動により、筋肉内のグリコーゲン分解は促進される。これは、運動時に筋肉がエネルギーを必要とするため、グリコーゲンが分解されてグルコースが生成されることでエネルギーが供給されるからです。
  • 選択肢4は間違いです。運動により、尿細管でのナトリウムの再吸収が高まるため、尿へのナトリウム排泄は減少する。これは、運動時には体内の水分と電解質のバランスを維持するためです。
  • 選択肢5は間違いです。運動時には酸素含有量の動静脈較差が増加する。これは、筋活動の組織レベルでPCO2、H+イオン濃度、血液温度が上昇し、その結果ヘモグロビン酸素解離曲線が右方に偏位するため、組織での酸素放出が促進されるからです。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第46回午前:第63問

運動時の生体反応で正しいのはどれか。  

1: 腎血流は増加する。

2: 脳血流は増加する。

3: 冠血流は増加する。

4: 拡張期血圧は低下する。

5: 酸素含有量の動静脈較差は減少する。

第46回午前:第64問

循環生理で正しいのはどれか。  

1: Valsalva(バルサルバ)試験中は一回拍出量が増加する。

2: Aschner(アシュネル)試験では心拍数が増加する。

3: 頸動脈洞マッサージでは心拍数が増加する。

4: 右心房への静脈還流は吸気時に増加する。

5: 臥位と立位では静脈還流に大きな変化はない。

第52回午後:第63問

運動時の循環反応で誤っているのはどれか。  

1: 脳血流量は減少する。

2: 腎血流量は減少する。

3: 静脈還流量は増加する。

4: 分時心拍出量は増加する。

5: 骨格筋の血流量は増加する。

第51回午後:第38問

水中運動療法の作用と効果について正しいのはどれか。  

1: 静水圧は静脈還流を増大させる。

2: 動水圧の大きさは運動速度に反比例する。

3: 皮膚からの感覚フィードバックを受けにくい。

4: 水中での身体の熱喪失量は空気中に比べて小さい。

5: 静水圧は呼気時の胸郭運動には抵抗として作用する。

第46回午前:第78問

血圧降下薬としての作用機序で適切なのはどれか。  

1: 利尿

2: 心拍数増加

3: 心拍出量増大

4: 血管平滑筋収縮

5: ナトリウム貯留

第42回午前:第55問

水中運動療法の特徴として正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 静水圧の大きさは水深に比例する。

2: 浮力の作用点(浮心)は体重心と一致する。

3: 動水圧の大きさは運動速度に反比例する。

4: 生体に影響の少ない水温を不感温度という。

5: 頸部まで水中につかると静脈還流量は減少する。

第57回午後:第36問

全身持久力トレーニングの効果で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 最大心拍出量は減少する。

2: 末梢血管抵抗は増加する。

3: 最大酸素摂取量は増加する。

4: 同じ運動強度での換気量は減少する。

5: 嫌気性代謝閾値が出現する運動強度が低下する。

第44回午前:第82問

平地の運動と比較した水中の運動で正しいのはどれか。  

1: 頸部の水位での運動では抗利尿作用が働く。

2: 膝関節の水位での歩行は下肢への抵抗が少ない。

3: 上前腸骨棘部の水位での立位は50%の免荷となる。

4: 乳頭部の水位での上肢挙上運動は心負荷が減少する。

5: 臍部の水位でのゆっくりした股関節外転は負荷が軽減する。

第47回午後:第68問

体温上昇に伴う生体反応について正しいのはどれか。  

1: 発汗増加

2: 呼吸抑制

3: 気管支収縮

4: 立毛筋収縮

5: 皮膚血管収縮

第50回午前:第63問

運動負荷による生体反応で誤っているのはどれか。  

1: 脳血流は増加する。

2: 冠血流は増加する。

3: 肝血流は減少する。

4: 筋血流は増加する。

5: 皮膚血流は増加する。

第44回午後:第25問

副交感神経の作用で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 発 汗

2: 涙液分泌

3: 立毛筋収縮

4: 筋血管拡張

5: 気管支収縮

第41回午後:第30問

心拍の変動で正しいのはどれか。  

1: 深い吸気時に減少する。

2: 血圧低下で減少する。

3: 静脈還流量増加で増加する。

4: 脳圧の上昇で増加する。

5: 怒りで減少する。

第34回午後:第31問

腎について正しいのはどれか。  

1: 腎血流量は運動により増加する。

2: 水は近位尿細管で能動的に再吸収される。

3: 尿量の増加の原因として浸透圧利尿がある。

4: 糸球体ろ過量は1日に約1.5 lである。

5: 糸球体ろ過膜は血漿アルブミンをろ過する。

第48回午後:第64問

副交感神経が交感神経より優位に働いたときの反応はどれか。  

1: 瞳孔散大

2: 排尿筋弛緩

3: 気管支収縮

4: 心拍数増加

5: 筋内血管拡張

第38回午後:第24問

副交感神経が優位に働いたときの反応で正しいのはどれか。  

1: 皮膚血管収縮

2: 心拍数増加

3: 収縮期血圧上昇

4: 消化管運動亢進

5: 瞳孔散大

第52回午前:第68問

老化に伴う生理機能の変化で正しいのはどれか。  

1: 血管抵抗は低下する。

2: 残気量は減少する。

3: 心拍出量は増加する。

4: 肺活量は増加する。

5: 予備呼気量は減少する。

第43回午後:第55問

長期間の臥床で増加するのはどれか。2つ選べ。  

1: 安静時心拍数

2: 循環血漿量

3: 末梢血管抵抗

4: 1回心拍出量

5: 最大酸素摂取量

第54回午後:第84問

高齢者の長期の安静臥床の影響で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 記銘力の低下

2: 1回換気量の増加

3: 循環血液量の減少

4: 予備呼気量の増加

5: 安静時心拍数の減少

  • 答え:1 ・3
  • 解説:高齢者の長期の安静臥床は、脳機能や循環血液量に悪影響を与える。記銘力の低下や循環血液量の減少が起こることがある。
  • 正しい。高齢者の長期の安静臥床により、脳機能全般の低下がみられ、記銘力が低下する。このほか、見当識の低下などもみられる。
  • 間違い。高齢者の長期の安静臥床により、呼吸筋の筋力低下や胸郭の可動域制限が生じ、1回換気量は減少する。
  • 正しい。高齢者の長期の安静臥床により、下肢の血管収縮が不十分となることで静脈還流量が減少し、循環血液量は減少する。そのため、起立性低血圧などを生じることがある。
  • 間違い。高齢者の長期の安静臥床により、肺活量は低下し、予備呼気量も減少する。また、高齢者は、肺胞が拡張するために予備呼気量の減少が著明となる。
  • 間違い。高齢者の長期の安静臥床により、1回の心拍出量は減少する。これを代償するため、安静時心拍数は増加する。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第52回午後:第37問

持久力トレーニングの効果として正しいのはどれか。  

1: 呼吸数の増加

2: 1回拍出量の減少

3: 安静時心拍数の減少

4: 末梢血管抵抗の増加

5: 最大酸素摂取量の減少