第42回午後第99問の類似問題

第37回午前:第57問

閉鎖性外傷性脳損傷の特徴で適切でないのはどれか。  

1: 意識障害の期間と予後とは関係がある。

2: 病巣はびまん性である。

3: 好発部位は両側後頭葉である。

4: 認知障害、記憶障害および行動異常がみられる。

5: 失調やバランス障害がみられる。

第37回午前:第83問

作業療法中に、急に手足が動かなくなったり、声がでなくなったりするのはどれか。  

1: 転換性障害

2: 回避性障害

3: 行為障害

4: 身体化障害

5: 心気障害

第35回午後:第70問

解離性(転換性)障害として誤っているのはどれか。  

1: 健 忘

2: 遁 走

3: 強迫観念

4: 失立失歩

5: 視野狭窄

第45回午後:第31問

自律神経障害を伴う脊髄小脳変性症において発症4年目で考えられる病態はどれか。  

1: タンデム歩行は可能である。

2: 独歩は可能である。

3: 支持なしでの立ち上がりは可能である。

4: 介助歩行は可能である。

5: 寝たきりの状態である。

第52回午後:第100問

疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: 身体化障害――――――――――系統的脱感作法

2: 強迫性障害――――――――――曝露反応妨害法

3: PTSD〈外傷後ストレス障害〉―フラッディング

4: 心気障害―――――――――――持続エクスポージャー法

5: 解離性健忘――――――――――バイオフィードバック法

第35回午後:第72問

急に動悸がして呼吸が荒くなり、苦悶感を示す症状はどれか。  

1: 強迫症状

2: 転換症状

3: 不安症状

4: 幻覚症状

5: 心気症状

第39回午後:第62問

逆転移について適切でないのはどれか。  

1: 治療者の無意識的反応として起こる。

2: 治療者の現実状況に影響される。

3: 治療者の生活史が反映される。

4: 治療者の交代が必要である。

5: 治療者の洞察が必要である。

第47回午前:第97問

統合失調症で現れにくいのはどれか。  

1: 幻声

2: 思考奪取

3: 被影響体験

4: 解体した会話

5: 夜間の意識変容

第46回午後:第26問

脳卒中患者の症状と障害との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 知っている人なのに声を聞かないとわからない。 — 相貌失認

2: 閉眼と挺舌の動作を同時にできない。 — 運動維持困難

3: 移動時、左側の物によくぶつかる。 — 左半側空間無視

4: 指示による敬礼のまねができない。 — 観念失行

5: 上着の左右を間違えて袖を通す。 — 着衣失行

第57回午後:第40問

せん妄について正しいのはどれか。  

1: 急性に発症する。

2: 日内変動を伴わない。

3: 若年者が発症しやすい。

4: 重度の意識混濁を伴う。

5: 環境因子の影響を受けない。

  • 答え:1
  • 解説:せん妄は急性に発症し、注意力低下や思考力の低下などの精神機能の障害を特徴とする。原因は多くの病気や薬物、毒物などが関与し、高齢者に多いとされる。また、環境因子の影響も受ける。
  • 正しい。せん妄は急性に発症することが特徴であり、多くの病気や薬物、毒物が原因となることがある。
  • 間違い。せん妄は日内変動を伴うことが一般的であり、症状が時間帯によって変化することがある。
  • 間違い。せん妄はどの年齢層でも発症する可能性があるが、高齢者に多いとされる。若年者の場合、薬物使用や重篤な病気が原因となることがある。
  • 間違い。せん妄では主に注意力が障害される。意識混濁はあっても一時的であり、重度の意識混濁は少ない。
  • 間違い。せん妄は入院や手術などの環境因子の影響を受けることがある。環境の変化が誘因となることもあるため、環境因子の影響を受けないとは言えない。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午後:第73問

緊張型分裂病で誤っているのはどれか。  

1: 発症は急激である。

2: 慢性の経過をとる。

3: 精神運動興奮を呈する。

4: 昏迷を呈する。

5: カタレプシーを呈する。

第37回午後:第72問

精神分裂病(統合失調症)の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 青年期に発病することが多い。

2: 自分の殻に閉じこもることが多い。

3: 循環性の経過をたどることが多い。

4: 被害的な内容を訴えることが多い。

5: 意欲低下をみることが多い。

第37回午前:第72問

脳卒中片麻痺患者にみられる症状で転倒と関連が少ないのはどれか。  

1: 痴呆

2: 深部感覚障害

3: 夜間せん妄

4: 視空間失認

5: 失語症

第53回午前:第97問

器質性精神障害について正しいのはどれか。  

1: 妄想はみられない。

2: 安定した人格を認める。

3: 記憶障害はみられない。

4: 抗精神病薬は投与しない。

5: 心理的要因の影響を受ける。

  • 答え:5
  • 解説:器質性精神障害は、脳の機能や構造に異常があることが原因で起こる精神障害であり、Alzheimer型認知症や脳血管障害、進行麻痺、頭部外傷、脳腫瘍などが成因となることがある。ストレスなどの心理的要因の影響を受けることがあります。
  • 選択肢1は間違いです。器質性精神障害では、意識混濁や顕著な幻覚などが明らかでない場合でも、器質性妄想状態を呈することがあります。
  • 選択肢2は間違いです。器質性精神障害では、人格変化や情意面の障害がみられることがあります。
  • 選択肢3は間違いです。器質性精神障害では、急性期の意識障害の回復期などに健忘症候群がみられることがあります。
  • 選択肢4は間違いです。器質性精神障害で生じる行動障害に対しては、抗精神病薬が処方されることがある。そのほか、抗うつ薬や睡眠導入剤などの向精神薬が処方されることもあります。
  • 選択肢5は正しいです。器質性精神障害はストレスなどの心理的要因の影響を受けることがあります。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午後:第17問

28歳の女性。電車を待つホームで突然動悸が激しくなり、死ぬのではないかという恐怖と息苦しさに襲われ、しゃがみこんでしまった。後日精神科を受診し、外来作業療法が開始された。この患者の疾患として適切なのはどれか。  

1: 解離性障害

2: 強迫性障害

3: パニック障害

4: 注意欠陥/多動性障害

5: 境界性パーソナリティ障害

第39回午前:第52問

脳卒中と比較して外傷性脳損傷に特徴的でない症状はどれか。  

1: 遷延性意識障害

2: 通過症候群

3: 注意障害

4: 失語

5: 健忘

第42回午前:第65問

ギラン・バレー症候群で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 脳神経は回避される。

2: 再発を繰り返すことが多い。

3: 軸索型は機能予後が不良である。

4: 重度な感覚障害を伴うことが多い。

5: 近位筋より遠位筋の障害が遷延する。

第45回午後:第99問

てんかん発作にみられて、失神にみられないのはどれか。  

1: 意識消失

2: 脳波異常

3: 前駆症状

4: 低血圧

5: 健忘

第38回午後:第77問

せん妄の特徴として誤っているのはどれか。  

1: 意識混濁がある。

2: 幻覚妄想を伴う。

3: 精神運動興奮を伴う。

4: 症状の動揺がある。

5: 慢性の経過をたどる。

第56回午後:第42問

解離性けいれん発作について正しいのはどれか。  

1: 誘因なく突然起こる。

2: 睡眠中には起こらない。

3: 発作持続時間は数分程度である。

4: 発作時に意識は完全に消失する。

5: 転倒による打撲傷が頻繁にみられる。

  • 答え:2
  • 解説:解離性けいれん発作は、外見上はてんかん発作に似ているが、発作症状や脳波検査でてんかん発作の特徴が見られない。主にストレス因子に関連して出現し、睡眠中には起こらない。
  • 選択肢1は誤り。解離性けいれん発作は、心因性の誘因があるとされており、必ずしも突然起こるわけではない。
  • 選択肢2は正しい。解離性けいれん発作は、睡眠中には起こらないとされている。
  • 選択肢3は誤り。解離性けいれん発作の持続時間は長く、1時間~数時間続くことがある。
  • 選択肢4は誤り。解離性けいれん発作では、意識障害は起こさない。
  • 選択肢5は誤り。解離性けいれん発作では、転倒が生じても意識障害がなく、受け身が取れるため、打撲傷の頻度は少ない。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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