65歳の男性。右大腿骨骨幹部骨折。プレート固定術後3週経過。右股関節拘縮がみられる。可動域増大を目的として超音波療法を施行した。誤っているのはどれか。
1: 1MHzの周波数を使用する。
2: 導子の速度は1～2 cm/秒である。
3: 照射面積は導子面積の約4倍である。
4: 2W/cm2の強度で行う。
5: 治療面に対し導子を垂直に当てる。
特発性大腿骨頭壊死症について正しいのはどれか。
1: 小児に多い。
2: 手術適応例は少ない。
3: 両側性病変は稀である。
4: ステロイド薬使用者に多い。
5: 股関節内外旋可動域は保たれる。
下腿義足の静的アライメントにおいて、つま先の浮き上がりが観察され、膝折れを起こしそうな不安定感の訴えがあった。ソケットへの対応で適切なのはどれか。
1: 外側へ移動させる。
2: 後方へ移動させる。
3: 内側へ移動させる。
4: 初期屈曲角度を減らす。
5: 初期内転角度を減らす。
40歳の男性。Charcot-Marie-Tooth病と診断され、最近跛行を呈するようになった。リハビリテーション科を受診し理学療法が開始された。この患者にみられるのはどれか。
1: 脊柱側弯変形
2: 股関節屈曲制限
3: 膝関節屈曲拘縮
4: 腓腹筋仮性肥大
5: 下垂足
大腿義足の歩行で、内側ホイップが起こる原因はどれか。
1: 義足が短すぎる。
2: 大腿を外側に振り出す。
3: 膝継手が内旋している。
4: 断端の皮下脂肪が多くて軟らかい。
5: トウブレークが内側に向いている。
15歳の男子。血友病A。体育の授業の後に膝関節に疼痛と腫脹が出現することが多かった。理学療法で適切でないのはどれか。
1: 良肢位保持
2: 膝の自動屈伸運動
3: 水泳
4: 階段昇降訓練
5: 装具療法
変形性股関節症で誤っているのはどれか。
1: 我が国では一次性のものが多い。
2: 体重の増加によって症状が悪化する。
3: 股関節の可動域制限が出現する。
4: 外転筋群の筋力低下が出現する。
5: 疼痛は歩き始めに出現する。