第41回午後第96問の類似問題

第50回午前:第46問

転換性障害による歩行障害のある患者への対応として適切なのはどれか。  

1: 希死念慮に注意する。

2: 感情の言語化を促す。

3: 歩行障害の受容を促す。

4: 歩行機能への介入は行わない。

5: 葛藤と症状との関係を洞察させる。

第40回午後:第62問

無意識過程の意識化と洞察を図る治療法はどれか。  

1: 森田療法

2: 内観療法

3: 精神分析療法

4: 認知行動療法

5: 来談者中心療法

第35回午後:第70問

解離性(転換性)障害として誤っているのはどれか。  

1: 健 忘

2: 遁 走

3: 強迫観念

4: 失立失歩

5: 視野狭窄

第45回午前:第97問

「細部に拘泥して重要なことを要領よく話すことができない」症状はどれか。  

1: 保続

2: 迂遠

3: 思考制止

4: 思考途絶

5: 観念奔逸

第42回午後:第97問

統合失調症を診断する根拠とならない発言はどれか。  

1: 「電波をかけられている」

2: 「誰かに見られている」

3: 「誰かに操られている」

4: 「自分のことを噂している」

5: 「自分はなんでもできる」

第40回午前:第89問

神経性無食欲症患者の作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 過活動

2: 過剰適応

3: 強迫的なこだわり

4: 対人交流の希薄さ

5: 評価に対する無関心

第39回午前:第95問

知的障害児で稀なのはどれか。  

1: 不安

2: 興奮

3: 過敏

4: 自傷

5: 制止

第34回午後:第68問

身体障害者障害程度等級表による内部障害に含まれないのはどれか。  

1: 心臓機能障害

2: じん臓機能障害

3: 呼吸器機能障害

4: 胃機能障害

5: ぼうこう機能障害

第38回午後:第77問

せん妄の特徴として誤っているのはどれか。  

1: 意識混濁がある。

2: 幻覚妄想を伴う。

3: 精神運動興奮を伴う。

4: 症状の動揺がある。

5: 慢性の経過をたどる。

第45回午後:第48問

治療者を操作しようとしたり、独占しようとしたりする可能性が最も高い疾患はどれか。  

1: 1. アルコール依存症

2: 2. 双極性感情障害

3: 3. 境界性人格障害

4: 4. 広汎性発達障害

5: 5. 統合失調症

第45回午後:第45問

神経症性障害の特徴はどれか。  

1: 1. 強迫行為は作業遂行を妨げる。

2: 2. 離人症は医療機関を変更しやすい。

3: 3. 転換性障害には心因性健忘が生じる。

4: 4. 身体化障害では症状が固定しやすい。

5: 5. 心気症状は作業療法中にはみられない。

第52回午後:第42問

認知症のBPSD〈behavioral and psychological symptoms of dementia〉はどれか。  

1: 失語

2: 失認

3: 徘徊

4: 記憶障害

5: 判断力低下

第37回午後:第78問

精神科薬物療法で誤っているのはどれか。  

1: 精神分裂病(統合失調症)-ハロペリドール

2: 神経症-ジアゼパム

3: うつ病-アミトリプチリン

4: 躁病-クロルプロマジン

5: てんかん-炭酸リチウム

第53回午前:第89問

Lewy小体型認知症に伴うことが多いのはどれか。  

1: 幻視

2: 失語症

3: 高血圧

4: 聴覚障害

5: 入眠障害

  • 答え:1
  • 解説:Lewy小体型認知症は、幻視やパーキンソン症状、うつ症状、レム睡眠行動障害などが特徴的な症状として現れることが多いです。
  • 幻視はLewy小体型認知症で初期から見られやすい症状であり、この問題の正解です。
  • 失語症は言語機能の障害で、Alzheimer型認知症などで見られやすい症状ですが、Lewy小体型認知症では特に多くは見られません。
  • 高血圧は脳血管性認知症で見られやすい症状ですが、Lewy小体型認知症とは直接関係がないため、この問題の答えではありません。
  • 聴覚障害は認知症の危険因子として挙げられることがありますが、特定の認知症の型で特別に見られやすいというわけではないため、この問題の答えではありません。
  • 入眠障害はAlzheimer型認知症で見られやすい症状です。Lewy小体型認知症でも睡眠障害は見られることがありますが、特にレム睡眠行動障害が見られやすいため、この問題の答えではありません。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午前:第100問

再発に高EE〈Expressed Emotion〉が深く関与している統合失調症患者の治療に有効なのはどれか。  

1: 自律訓練法

2: 認知行動療法

3: 生活技能訓練

4: 家族心理教育

5: レクリエーション

第48回午前:第100問

抗精神病薬を服用中の統合失調症患者。意識障害、37.5℃以上の発熱、発汗および身体のこわばりが出現した。最も考えられるのはどれか。  

1: アカシジア

2: 悪性症候群

3: 急性ジストニア

4: 遅発性ジスキネジア

5: 薬剤性Parkinson症候群

第50回午後:第43問

アルコールによる精神障害に関連が強いのはどれか。  

1: 解離

2: 過食

3: 健忘

4: 強迫

5: 離人

第46回午前:第43問

入院後2週の統合失調症患者。作業療法の初期評価項目で優先度が低いのはどれか。  

1: 生活技能

2: 現実検討

3: 対人緊張

4: 薬物効果

5: 身体感覚

第53回午後:第45問

うつ病による仮性認知症患者の作業療法場面での特徴はどれか。2つ選べ。  

1: 多幸的である。

2: 社交的に振る舞う。

3: 物忘れがみられる。

4: 精神運動抑制がみられる。

5: 能力低下に無関心である。

  • 答え:3 ・4
  • 解説:仮性認知症は、うつ状態にある高齢者が認知症の検査に答えるのに時間がかかるなど、あたかも認知症のように見える状態です。うつ病による仮性認知症患者の作業療法場面での特徴として、物忘れがみられる(選択3)と精神運動抑制がみられる(選択4)が正しい選択肢です。
  • 選択1は間違いです。うつ病による仮性認知症患者ではうつ症状があるため、多幸的な様子はみられません。心理検査では投げやりな様子がみられることがあります。
  • 選択2は間違いです。うつ症状のある高齢者は、不安・焦燥感が強いうえ、心気的になりやすく、身体的愁訴が多いため、社交的に振る舞うことはありません。貧困・罪業・心気妄想や被害妄想などの精神病症状を伴うこともあります。
  • 選択3は正しいです。うつ病による仮性認知症では、記憶障害や遂行機能障害をみとめることがあります。これは、うつ病による仮性認知症患者の作業療法場面での特徴の一つです。
  • 選択4は正しいです。うつ症状による情報処理の速度低下により、一時的に応答時間が遅くなることがあります。これは精神運動抑制の症状の一つであり、うつ病による仮性認知症患者の作業療法場面での特徴の一つです。
  • 選択5は間違いです。仮性認知症は、認知症とは異なり、自らの能力に対する認識が著しく低下していることはありません。むしろ、うつ状態により、能力低下を憂いていることがある。認知検査の時は「わかりません」「ああ、こんなこともわからなくなった」といった発言のように、能力低下を自覚できます。
  • 科目:気分障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第55回午後:第97問

統合失調症において予後が良いのはどれか。  

1: 男性

2: 若年での発症

3: 潜行性の発症

4: 強い陰性症状の存在

5: 明らかな発症誘因の存在

  • 答え:5
  • 解説:統合失調症の予後に関して、女性の方が男性より良い予後が見られることや、30歳以上での発症が若年発症より予後が良いことなどが知られています。また、急激な発病が緩徐・潜在性の発病より予後が良いとされており、陰性症状の重症度と予後は負の相関があることが報告されています。発病の誘因が明らかな場合は、誘因の不明な場合より予後が良いとされています。
  • 男性ではなく、女性の方が統合失調症の予後が良いとされています。
  • 若年での発症ではなく、30歳以上で発症した人の予後が全体的に良いとされています。
  • 潜行性の発症ではなく、急激な発病の方が予後が良いとされています。
  • 強い陰性症状の存在は、予後が悪いとされており、陰性症状の重症度と予後は負の相関があると報告されています。
  • 明らかな発症誘因の存在は、予後が良いとされており、誘因が不明な場合よりも予後が良いとされています。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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