第41回午後第19問の類似問題

第36回午後:第3問

正しいのはどれか。  

1: 舌筋は平滑筋である。

2: 口峡は口腔と咽頭との境である。

3: 咽頭腔は口部と喉頭部とからなる。

4: 食道は気管の前方を走行する。

5: 食道粘膜は円柱上皮である。

第54回午後:第57問

口腔で正しいのはどれか。  

1: 口蓋の後方を硬口蓋という。

2: 口峡は口腔と喉頭の境である。

3: 口腔粘膜は重層扁平上皮からなる。

4: 舌根に舌乳頭がある。

5: 舌背に舌小帯がある。

  • 答え:3
  • 解説:口腔に関する問題で、正しい選択肢は口腔粘膜が重層扁平上皮からなるという選択肢3です。他の選択肢は誤りで、それぞれの選択肢について説明します。
  • 選択肢1は間違いです。口蓋の前2/3が硬口蓋で、後1/3が軟口蓋です。硬口蓋は骨口蓋が支柱をなし、表面が粘膜で覆われています。
  • 選択肢2は間違いです。口峡は口腔と咽頭の境であり、口腔と喉頭の境ではありません。口峡の上部には軟口蓋の後縁から口蓋垂が垂れ下がっています。
  • 選択肢3は正しいです。口腔粘膜は重層扁平上皮からなり、口蓋の表面を覆っています。
  • 選択肢4は間違いです。舌乳頭は舌の背面と側縁にあります。舌乳頭には糸状乳頭、茸状乳頭、葉状乳頭、有郭乳頭の4種があり、糸状乳頭以外の3乳頭には味蕾が存在します。
  • 選択肢5は間違いです。舌小帯は舌下小丘の近くで舌の長軸に平行に伸びるヒダであり、舌背にはありません。舌小帯が短い場合は、滑舌が不良になることがあります。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午後:第22問

健常者の液体の嚥下で喉頭蓋が翻転を開始する時期はどれか。  

1: 先行期

2: 準備期

3: 口腔期

4: 咽頭期

5: 食道期

第34回午前:第6問

図に示す正常発達児について答えよ。この時期の口腔機能について適切でないのはどれか。 

34_0_6

1: 柔らかいクッキーをかむようになる。

2: コップで飲むとき下唇で支えることができる。

3: 上唇はスプーン上の食物を内側に取り込むことができる。

4: 舌は食物を口腔前方に押し出す動きをする。

5: 子音と母音とを組み合わせた音を出せる。

第34回午前:第50問

神経疾患患者の嚥下障害について誤っているのはどれか。  

1: 先行期の障害に対して、食事のペースの指導を行う。

2: 口腔期の障害に対して、スプーンの工夫を行う。

3: 食事は濃いめの味つけにする。

4: むせなければ安全な嚥下である。

5: 頚部屈曲(chin down)が咽頭期の障害を改善する。

第35回午前:第66問

摂食・嚥下障害患者の指導で適切でないのはどれか。  

1: 下顎を引いた姿勢を促通する。

2: 顎の水平方向の運動を促通する。

3: 口唇の閉鎖運動を促通する。

4: 口腔内の過敏性を緩和する。

5: 口呼吸を促通する。

第47回午前:第22問

不随意的に行われる嚥下運動の時期はどれか。2つ選べ。  

1: 先行期

2: 準備期

3: 口腔期

4: 咽頭期

5: 食道期

第43回午前:第5問

嚥下造影像を示す。正しいのはどれか。 

43_0_5

1: ①喉頭蓋

2: ②上咽頭収縮筋

3: ③舌骨

4: ④梨状窩

5: ⑤気管

第44回午後:第65問

脳卒中患者の摂食・嚥下障害で誤っているのはどれか。  

1: 急性期に高頻度にみられる。

2: 体位調節は誤嚥防止に役立つ。

3: 仮性球麻痺があると生じやすい。

4: 水はペーストよりも誤嚥しやすい。

5: 右側の咽頭麻痺では顔を左に向けて食べさせる。

第48回午前:第33問

脳卒中患者の摂食・嚥下障害で正しいのはどれか。  

1: 水分よりゼリーで誤嚥しやすい。

2: 急性期より慢性期で高頻度に生じる。

3: 座位よりリクライニング位で誤嚥が少ない。

4: 片側の障害では非麻痺側に頸部を回旋する。

5: 食事中むせなければ誤嚥はないと判断できる。

第37回午前:第71問

高齢者の摂食・嚥下障害で誤っているのはどれか。 ア.口腔期の障害は軽微である。イ.仮性球麻痺や球麻痺に伴いやすい。ウ.誤嚥を伴うと肺炎の危険が高くなる。エ.体位の違いで誤嚥の確率が変わる。オ.水分の誤嚥は少ない。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第46回午後:第57問

正しいのはどれか。  

1: 食道は上行大動脈の腹側にある。

2: 胃底部は横隔膜と接する。

3: 胆嚢は肝臓の頭側に接する。

4: 総肝管は十二指腸に開口する。

5: 膵頭部は脾臓に接する。

第56回午後:第47問

摂食嚥下障害に対するリハビリテーション手技と目的の組合せで正しいのはどれか。  

1: Shaker法 ── 舌骨上筋群の強化

2: ハフィング〈huffing〉 ── 食道入口部の開大

3: バルーン拡張法 ── 誤嚥物の喀出

4: ブローイング ── 喉頭挙上の強化

5: Mendelsohn手技 ── 鼻咽腔閉鎖の強化