Danielsらの徒手筋力テストで筋力4を測定する際に肩関節を内転・内旋位にさせて行うのはどれか。
1: 前鋸筋
2: 棘下筋
3: 肩甲下筋
4: 大菱形筋
5: 僧帽筋中部線維
股関節について正しいのはどれか。
1: 関節窩には骨頭の1/3が入る。
2: 臼蓋角は成人の方が小児よりも大きい。
3: 運動範囲は内転の方が外転よりも大きい。
4: 大腿骨頭靱帯は内転時に緊張する。
5: 恥骨筋の収縮は外旋を制限する。
股関節外旋筋でないのはどれか。
1: 大殿筋
2: 縫工筋
3: 薄 筋
4: 梨状筋
5: 外閉鎖筋
骨関節疾患と治療との組合せで誤っているのはどれか。
1: 頸椎症-頸部筋の等尺性運動
2: 化膿性脊椎炎-超音波療法
3: 肩関節周囲炎-コッドマン体操
4: 変形性股関節症-部分免荷歩行
5: 先天性股関節脱臼-牽引療法
上肢の筋と作用の組合せで正しいのはどれか。
1: 上腕二頭筋―――肩関節外旋
2: 上腕三頭筋―――肩関節内旋
3: 腕橈骨筋――――前腕回内
4: 円回内筋――――肘関節伸展
5: 上腕筋―――――前腕回外
関節可動域測定の運動方向と参考可動域角度(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)との組合せで誤っているのはどれか。
1: 肩関節伸展-50°
2: 肘関節屈曲-145°
3: 手関節背屈-90°
4: 膝関節屈曲-130°
5: 足関節底屈-45°
立位で外乱による体の前方への傾きを足関節の運動で制御する際、外乱直後に最も活動する筋はどれか。
1: 腓腹筋
2: 大胸筋
3: 腹直筋
4: 前脛骨筋
5: 大腿四頭筋
熱傷の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 植皮術直後から関節可動域訓練を行う。
2: 温浴時に関節可動域訓練を併用する。
3: ゆっくりした持続的な皮膚の伸張を一日数回行う。
4: 初期の安静肢位として高齢者では肩関節外転・外旋位をとらせる。
5: スプリントの圧迫によってケロイド形成を抑制する。
引き寄せ締結法(tension band wiring)により手術直後から骨折部の運動が開始できるのはどれか。
1: 上腕骨骨幹部骨折
2: 肘頭骨折
3: 橈骨骨幹部骨折
4: Colles骨折
5: 舟状骨骨折
脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)患者に対して図のような順序でトランスファーの指導を行った。誤っているのはどれか。
1: 肘屈筋で体幹をハンドルに固定する。
2: 肘屈筋で大腿を持ち上げる。
3: 手関節伸筋で下腿をベッドに乗せる。
4: 肘伸筋で身体を前方に移動する。
5: 肩甲骨下制筋で殿部をベッドに押し上げる。
脳卒中片麻痺患者の麻痺側の肩の理学療法で正しいのはどれか。
1: 肩関節伸展運動は避ける。
2: 亜脱臼があるときは整復位で行う。
3: 関節可動域訓練では肩甲骨を固定して行う。
4: 麻痺側への寝返りでは麻痺側肩甲骨を内転位にする。
5: 自己介助による上肢挙上運動では反動を用いた方法を指導する。
肩甲骨の運動と筋の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 挙上 ― 小胸筋
2: 下制 ― 大菱形筋
3: 上方回旋 ― 前鋸筋
4: 下方回旋 ― 僧帽筋下部線維
5: 内転 ― 僧帽筋中部線維
基本肢位における股関節の外旋筋はどれか。
1: 大腿筋膜張筋
2: 半膜様筋
3: 大腿直筋
4: 梨状筋
5: 薄筋
38歳の男性。交通事故による右腕神経叢損傷。肘屈曲を指示したところ、抗重力位では、回外位、中間位、回内位とも自動運動はみられなかった。そのため図のように重力を除いた肢位にしたところ、手関節の伸展、前腕の回内を伴いながら全可動域屈曲した。しかし前腕回外位のままでは肘屈曲ができなかった。この患者の肘屈曲について正しいのはどれか。
1: 上腕二頭筋の筋力は2(Poor)である。
2: 上腕二頭筋の筋力は3(Fair)である。
3: 腕橈骨筋の筋力は3(Fair)である。
4: 除重力位での肘屈曲は主として長橈側手根伸筋で行っている。
5: 除重力位での肘屈曲は主として橈側手根屈筋で行っている。
頸椎に不安定性のある急性期頸髄損傷の関節可動域訓練で角度を制限する関節はどれか。
1: 肩関節
2: 手関節
3: 股関節
4: 膝関節
5: 足関節
肩関節の関節角度の測定方法で正しいのはどれか。
1: 伸展(座位)
2: 屈曲(座位)
3: 外転(座位)
4: 外旋(座位)
5: 水平屈曲(座位)
熱傷患者の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 温浴時に関節可動域訓練を併用する。
2: 植皮術直後から関節可動域訓練を行う。
3: ゆっくりした持続的な皮膚の伸張を行う。
4: スプリントの圧迫によってケロイド形成を抑制する。
5: 初期の安静肢位として肩関節外転・外旋位をとらせる。
65歳の男性。右大腿骨骨幹部骨折。プレート固定術後3週経過。右股関節拘縮がみられる。可動域増大を目的として超音波療法を施行した。誤っているのはどれか。
1: 1MHzの周波数を使用する。
2: 導子の速度は1~2 cm/秒である。
3: 照射面積は導子面積の約4倍である。
4: 2W/cm2の強度で行う。
5: 治療面に対し導子を垂直に当てる。
関節リウマチで起こりにくいのはどれか。
1: 環軸関節亜脱臼
2: 肘関節の屈曲拘縮
3: 尺骨遠位の背側脱臼
4: 股関節の中心性脱臼
5: 膝関節の内反変形
関節運動時に関節包内で生じる副運動はどれか。2つ選べ。
1: 滑り
2: 外転
3: 軸回旋
4: らせん運動
5: 振り子運動