臥床による筋への影響として正しいのはどれか。
1: 最大筋腹の太さは保たれる。
2: 手内筋は数日で著明な筋力低下が生じる。
3: 上肢筋に比べ下肢筋で筋力低下が大きい。
4: 下肢筋では1週間に50%の筋力低下が生じる。
5: 筋細胞膜のアセチルコリン感受性の増強が生じる。
筋張力で誤っているのはどれか。
1: 活動張力と静止張力の和を全張力という。
2: 静止張力は筋長とともに増大する。
3: 発揮できる活動張力は筋断面積に比例する。
4: 求心性運動は遠心性運動より大きな張力を発揮できる。
5: 求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が小さい。
高齢者の筋力について誤っているのはどれか。
1: 筋断面積は経年的に減少する。
2: 上肢よりも下肢の筋力低下が大きい。
3: 筋力強化によって筋線維の肥大が期待できる。
4: タイプII線維よりもタイプI線維の萎縮が優位である。
5: 筋力強化の初期効果は動員される運動単位が増加することによる。
骨格筋について正しいのはどれか。
1: 白筋にはタイプI線維が多い。
2: タイプI線維はグリコーゲンを多く含む。
3: 姿勢保持筋はタイプI線維が多い。
4: タイプII線維にはミトコンドリアが多い。
5: タイプII線維は収縮速度が遅い。
筋力増強について適切なのはどれか。
1: 増強法には過負荷の原則が適用される。
2: 肥大は赤筋線維で起こりやすい。
3: 筋力増強訓練初期の筋力増加は筋肥大によって起こる。
4: 遠心性収縮は増強効果が小さい。
5: 角速度の速い等速運動は増強効果が大きい。
筋力増強運動について正しいのはどれか。
1: 等尺性筋力増強運動では1回あたり20~30秒間以上の収縮が必要である。
2: 筋力を維持するためには最大筋力の70~80%以上の抵抗が必要である。
3: 目的としていない筋に代償運動が起こる方がよい。
4: 等速性筋力増強運動では重錘ベルトを使用する。
5: 等尺性筋収縮では血圧上昇に留意する。
伸張反射について誤っているのはどれか。
1: 筋紡錘が筋の長さを検知する。
2: 痙縮では伸張反射が低下する。
3: 伸張反射は単シナプス反射である。
4: Ia群神経線維はα運動神経に結合する。
5: 錘外線維が伸ばされると錘内線維は活動を増す。
骨格筋の構造で誤っているのはどれか。
1: 筋線維は筋鞘で覆われる。
2: 横紋構造はA帯とI帯に大別できる。
3: A帯には太い筋フィラメントが存在する。
4: 筋収縮時のI帯の長さは一定である。
5: 筋原線維はアクチンとミオシンで構成される。
日常の動作では生じにくい筋収縮はどれか。
1: 同時収縮
2: 静止性収縮
3: 求心性収縮
4: 遠心性収縮
5: 等速性収縮
筋力増強で誤っているのはどれか。
1: 筋力増強には意欲が影響する。
2: 筋肥大は赤筋線維で生じやすい。
3: 増強法には過負荷の原則が適用される。
4: 等速運動では角速度の遅い方が増強効果は大きい。
5: 初期の筋力増強は運動単位の発射頻度の増加による。