第39回午後第28問の類似問題

第46回午後:第58問

排尿で正しいのはどれか。  

1: 膀胱は交感神経活動で収縮する。

2: 排尿の反射中枢は腰髄にある。

3: 内尿道括約筋は副交感神経活動で収縮する。

4: 外尿道括約筋は随意制御できる。

5: 外尿道括約筋は陰部神経活動によって弛緩する。

第43回午後:第25問

副交感神経作用があるのはどれか。2つ選べ。  

1: 嗅神経

2: 視神経

3: 動眼神経

4: 三叉神経

5: 顔面神経

第38回午後:第32問

正しいのはどれか。  

1: 交感神経興奮はエピネフリン分泌を促進する。

2: 副交感神経興奮はインスリン分泌を抑制する。

3: 血糖値上昇はグルカゴン分泌を促進する。

4: 血漿浸透圧の低下はバゾプレッシン分泌を促進する。

5: 血中Ca濃度の低下はカルシトニン分泌を促進する。

第54回午後:第66問

排便機構で正しいのはどれか。  

1: 排便中枢は胸髄にある。

2: 外肛門括約筋は陰部神経支配である。

3: 下行結腸では逆蠕動運動がみられる。

4: 食事によって胃が拡張すると便意を生じる。

5: 内肛門括約筋は副交感神経の緊張で収縮する。

  • 答え:2
  • 解説:排便機構に関する知識を確認する問題です。正しい選択肢は、外肛門括約筋が陰部神経支配であることを示す選択肢2です。
  • 選択肢1は間違いです。排便中枢は第2~4仙髄に存在し、胸髄ではありません。
  • 選択肢2は正しいです。外肛門括約筋は陰部神経(体性神経)支配であり、排便の際に意識的に制御することができます。
  • 選択肢3は間違いです。逆蠕動運動は上行結腸上端から盲腸にかけて見られ、内容物を停滞させて水分の吸収を促します。下行結腸では通常の蠕動運動が見られます。
  • 選択肢4は間違いです。便意は直腸壁が伸展されることで生じます。食物によって胃が拡張されると、大腸の蠕動運動が促通(蠕動反射)されますが、直接的に便意を生じさせるわけではありません。
  • 選択肢5は間違いです。内肛門括約筋は交感神経で収縮し、副交感神経で弛緩します。副交感神経の緊張では収縮しません。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第55回午後:第67問

排尿に関与する神経で正しいのはどれか。  

1: 脳における排尿中枢は延髄にある。

2: 外尿道括約筋は下腹神経支配である。

3: 内尿道括約筋は陰部神経支配である。

4: 交感神経路の興奮は膀胱を弛緩させる。

5: 副交感神経路は第11胸髄~第2腰髄レベルから生じる。

  • 答え:4
  • 解説:排尿に関与する神経は、交感神経、副交感神経、体性神経の3つが関与しており、それぞれの神経が膀胱や尿道括約筋に作用して排尿の調節を行っています。
  • 選択肢1は間違いです。排尿の高位中枢は前頭葉や橋にあります。
  • 選択肢2は間違いです。外尿道括約筋は陰部神経(体性神経)の作用により収縮します。
  • 選択肢3は間違いです。内尿道括約筋は下腹神経(交感神経)の作用により収縮します。
  • 選択肢4は正しいです。交感神経優位になると、交感神経の興奮によって遊離されたノルアドレナリンにより膀胱壁が弛緩し、尿の貯留を容易にする。
  • 選択肢5は間違いです。排尿に関与する副交感神経路は、第2~4仙髄レベルから生じます。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第56回午後:第65問

排便機構について正しいのはどれか。  

1: 骨盤神経は便意に関与する。

2: 内肛門括約筋の弛緩は随意的に起こる。

3: 排便反射は仙髄から抑制を受けている。

4: 大腸の蠕動運動は縦走筋によって生じる。

5: 外肛門括約筋は下腹神経の作用で弛緩する。

  • 答え:1
  • 解説:排便機構に関する正しい選択肢は、骨盤神経が便意に関与するというものです。他の選択肢は、排便機構に関する誤った情報を含んでいます。
  • 骨盤神経は便意に関与するので正しいです。直腸内圧が40~50 mmHg以上に上昇すると、直腸壁に分布する骨盤神経が刺激され、便意が起こります。
  • 内肛門括約筋の弛緩は、不随意的に排便反射で起こるため、選択肢2は間違いです。
  • 排便反射は、仙髄(S2~4)により促進されるので、選択肢3は間違いです。
  • 大腸の蠕動運動は、縦走筋のみでなく縦走筋と環状筋の繰り返しの収縮により起こるため、選択肢4は間違いです。
  • 外肛門括約筋は随意支配を受けるため、陰部神経の作用で収縮、弛緩することができますが、選択肢5は下腹神経の作用で弛緩すると述べているため、間違いです。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第55回午後:第66問

脳神経とその働きの組合せで正しいのはどれか。  

1: 顔面神経――軟口蓋の挙上

2: 三叉神経――下顎の運動

3: 舌咽神経――舌の運動

4: 舌下神経――唾液分泌

5: 迷走神経――口唇閉鎖

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、脳神経とその働きの正しい組み合わせを選ぶ必要があります。脳神経は、脳から出ている神経のことで、それぞれ異なる機能を持っています。
  • 顔面神経は、顔面の表情筋を支配する運動神経、舌前2/3の味覚を伝える感覚神経、舌下腺を支配する副交感神経からなります。軟口蓋の挙上には、三叉神経、舌咽神経、迷走神経などが関与するため、この選択肢は間違いです。
  • 三叉神経は、顔面の体性感覚を伝える感覚神経、咀嚼筋を支配する運動神経からなります。下顎の運動は、三叉神経の第3枝である下顎神経によって行われるため、この選択肢は正しいです。
  • 舌咽神経は、舌後1/3の味覚と咽頭の感覚を伝える感覚神経、咽頭の嚥下運動を起こす運動神経、耳下腺を支配する副交感神経からなります。舌の運動は舌下神経によって行われるため、この選択肢は間違いです。
  • 舌下神経は、舌筋を支配する運動神経からなります。唾液分泌は、顔面神経、舌咽神経によって行われるため、この選択肢は間違いです。
  • 迷走神経は、咽頭・喉頭を支配する感覚神経と運動神経、胸腹部内臓を支配する副交感神経からなります。口唇閉鎖は顔面神経によって行われるため、この選択肢は間違いです。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
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第44回午後:第31問

外尿道括約筋を随意的に収縮させる神経はどれか。  

1: 腸骨下腹神経

2: 陰部大腿神経

3: 陰部神経

4: 下腹神経

5: 骨盤神経

第36回午前:第77問

局所寒冷療法中の生理的作用で誤っているのはどれか。  

1: 消化管血流低下

2: 疼痛軽減

3: 浮腫軽減

4: 神経伝導速度低下

5: 痙縮抑制

第50回午前:第67問

排尿で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 排尿反射の中枢は腰髄にある。

2: 外尿道括約筋は随意制御できる。

3: 膀胱は副交感神経活動で収縮する。

4: 外尿道括約筋は陰部神経活動で弛緩する。

5: 内尿道括約筋は副交感神経活動で収縮する。

第47回午前:第67問

排尿機構で誤っているのはどれか。  

1: 外尿道括約筋は陰部神経支配である。

2: 内尿道括約筋は交感神経支配である。

3: 脊髄排尿中枢は第2~4仙髄節にある。

4: 副交感神経を刺激すると膀胱は弛緩する。

5: 膀胱体部からの求心性神経は骨盤神経である。

第39回午後:第12問

誤っている組合せはどれか。  

1: 動眼神経-眼瞼の挙上

2: 顔面神経-顔面の感覚

3: 三叉神経-咀嚼

4: 舌下神経-舌の運動

5: 迷走神経-内臓の感覚

第47回午前:第59問

消化管で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 胆管は空腸に開口する。

2: 大腸のリンパ流は胸管に注ぐ。

3: 小腸の静脈血は下大静脈に直接注ぐ。

4: 回腸と盲腸との移行部には弁がある。

5: 幽門括約筋は大腸から小腸への逆流を防ぐ。

第53回午後:第65問

排便機構について正しいのはどれか。  

1: 排便時には横隔膜が弛緩する。

2: 排便に関与する神経は下殿神経である。

3: 直腸平滑筋と内肛門括約筋は同時に収縮する。

4: 直腸壁が加圧されると骨盤神経が刺激される。

5: 直腸の収縮を促す神経伝達物質はアドレナリンである。

  • 答え:4
  • 解説:排便機構は、横隔膜の収縮、腹圧の上昇、内肛門括約筋の弛緩、直腸平滑筋の収縮などが関与し、副交感神経の骨盤神経と体性神経の陰部神経が主に関与している。正しい選択肢は、直腸壁が加圧されると骨盤神経が刺激されるという選択肢4である。
  • 選択肢1は間違いで、排便時には横隔膜が収縮し、腹圧を高めることで排便を促進する。
  • 選択肢2は間違いで、排便に関与する神経は副交感神経の骨盤神経と体性神経の陰部神経である。下殿神経は大殿筋の支配神経であり、排便とは関係がない。
  • 選択肢3は間違いで、排便時には内肛門括約筋が弛緩し、直腸平滑筋が収縮する。これにより、便が肛門へと押し出される。
  • 選択肢4は正しい。直腸壁が加圧されると、副交感神経である骨盤神経が刺激され、排便機構が働く。
  • 選択肢5は間違いで、直腸の収縮を促す神経伝達物質はアセチルコリンであり、アドレナリンではない。アドレナリンは交感神経の神経伝達物質であり、通常は直腸の収縮を抑制する働きがある。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第47回午前:第32問

寒冷療法が痙縮を低下させる機序で正しいのはどれか。  

1: 筋紡錘からの求心性放電の増大

2: γ神経線維の伝導速度の低下

3: δ神経線維の伝導速度の低下

4: 毛細血管透過性の増大

5: 筋組織の代謝の増大

第41回午後:第36問

各組織とインスリンの作用との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 筋肉-膜電位の上昇

2: 筋肉-蛋白合成の促進

3: 脂肪組織-糖の取り込み抑制

4: 肝臓-グリコーゲン分解の抑制

5: 皮膚-傷の治癒促進

第47回午後:第64問

自律神経について正しいのはどれか。  

1: 興奮は不随意である。

2: 精神的因子は関与しない。

3: 体性内臓反射の求心路である。

4: 副交感神経の節後線維は交感神経に比べて長い。

5: 交感神経節前線維の伝達物質はノルアドレナリンである。

第48回午後:第93問

嚥下に関わる神経とその働きの組合せで正しいのはどれか。  

1: 三叉神経 − 口唇閉鎖

2: 顔面神経 − 下顎の運動

3: 迷走神経 − 嚥下反射

4: 舌咽神経 − 舌の運動

5: 舌下神経 − 唾液分泌

第38回午後:第91問

絞扼性神経障害と末梢神経との組合せで正しいのはどれか。  

1: 胸郭出口症候群-副神経

2: 肘部管症候群-橈骨神経

3: 手根管症候群-尺骨神経

4: 梨状筋症候群-坐骨神経

5: 足根管症候群-深腓骨神経

第47回午後:第68問

体温上昇に伴う生体反応について正しいのはどれか。  

1: 発汗増加

2: 呼吸抑制

3: 気管支収縮

4: 立毛筋収縮

5: 皮膚血管収縮