85歳の女性。玄関で転倒し、大腿骨頸部内側骨折(ガーデンステージIV)と診断され、セメント使用の人工骨頭置換術を受けた。理学療法で適切でないのはどれか。
1: 早期の立位訓練
2: 早期から自力での側臥位を許可
3: 股関節の外転運動
4: 脱臼防止肢位の教育
5: 足関節の底背屈運動
Functional braceが最も適応となる骨折はどれか。
1: 橈骨遠位端骨折
2: 橈骨頭骨折
3: 肘頭骨折
4: 上腕骨顆上骨折
5: 上腕骨骨幹部骨折
骨折の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 難治性遷延性治癒骨折では骨電気刺激療法が行われる。
2: コーレス骨折では浮腫の予防が重要である。
3: 膝蓋骨骨折ではハムストリングスの強化に重点をおく。
4: 下腿骨骨幹部骨折ではPTBギプスによって早期歩行が可能である。
5: 踵骨骨折では早期自動運動が重要である。
脊髄損傷患者の合併症とその対応との組合せで正しいのはどれか。
1: 肩関節の異所性骨化─急性期からストレッチ
2: 自律神経過反射-下肢挙上位で経過観察
3: 急性期の骨脱灰-牛乳の飲用
4: 褥 瘡-車椅子上で徐圧動作
5: 作業中の失禁-留置導尿
疾患と支援機器の組合せで適切なのはどれか。
1: 関節リウマチ——————台付き爪切り
2: 片側手関節離断—————プルトップオープナー
3: 第2腰髄完全損傷 ————スライディングボード
4: 第8頸髄完全損傷 ————コミュニケーションエイド
5: アテトーゼ型脳性麻痺——リーチャー
変形性股関節症に対する人工関節全置換術の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.術直後から車椅子座位を行う。イ.術後早期には股関節を外転位に保持する。ウ.大腿四頭筋の等尺性収縮を促す。エ.骨セメント使用の有無にかかわらず荷重開始は同時期である。オ.温熱療法としてマイクロウェーブを用いる。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
骨折と損傷を受ける可能性がある筋との組合せで誤っているのはどれか。
1: 鎖骨骨折――――――小胸筋
2: 橈骨遠位端骨折―――方形回内筋
3: 上腕骨外科頸骨折――棘上筋
4: 上腕骨骨幹部骨折――烏口腕筋
5: 橈尺骨骨幹部骨折――第2背側骨間筋
正しい組合せはどれか。
1: 前十字靭帯損傷-後方引き出し徴候
2: 後十字靭帯損傷-マクマレーテスト
3: 半月板損傷-ロッキング現象
4: 膝蓋骨脱臼-ラックマンテスト
5: 外側側副靭帯損傷-アプレーテスト
転位のない大腿骨転子部骨折に対する観血的整復固定術後の理学療法として優先度の低いのはどれか。
1: 早期からの歩行練習
2: 脱臼予防肢位の指導
3: 早期からのROM練習
4: 大腿四頭筋の等尺性運動
5: 足関節の自動的底背屈運動
63歳の男性。転倒して左大腿骨頸部内側骨折を受傷し、骨接合術を受けた。接合部のエックス線単純写真を示す。術後早期の理学療法で適切でないのはどれか。
超音波治療が可能なのはどれか。
1: 金属プレートによる骨折固定部位
2: 血友病性関節症
3: 小児の大腿骨下端部
4: 深部静脈血栓症
5: 転移性骨腫瘍部位
疾患と筋力増強運動との組合せで適切でないのはどれか。
1: 肩関節周囲炎─肩関節外転筋
2: 腰痛症─股関節屈筋群
3: 脊椎骨粗鬆症─背筋群
4: 変形性股関節症─股関節外転筋
5: 変形性膝関節症─大腿四頭筋
骨折について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 回旋変形は自然矯正されやすい。
2: 小児ではColles骨折の頻度が高い。
3: 上腕骨近位端骨折は高齢者に多い。
4: 癌の骨転移では疲労骨折が生じやすい。
5: 脂肪塞栓は大腿骨骨折後に起こりやすい。
骨折と合併症との組合せで誤っているのはどれか。
1: 手舟状骨骨折 - 偽関節
2: コーレス骨折 - 尺骨突き上げ症候群
3: 上腕骨顆上骨折 - Volkmann拘縮
4: 上腕骨骨幹部骨折 - 筋皮神経麻痺
5: 肩峰骨折 - インピンジメント症候群
80歳の女性。転倒によって左大腿骨頸部内側骨折を受傷。人工骨頭置換術(セメントレス)施行2週後の理学療法で適切でないのはどれか。
大腿骨頸部骨折に対して後方アプローチにて人工骨頭置換術を施行した患者のADL指導で正しいのはどれか。
1: 和式トイレで排泄する。
2: 割り座で足の爪を切る。
3: あぐら座位で靴下をはく。
4: 患側下肢から階段を昇る。
5: 椅子に座って床の物を拾う。
作業療法で正しいのはどれか。
1: テニス肘では90°以上の肘屈曲を避ける。
2: 切断指再接着直後の浮腫には寒冷療法を用いる。
3: 肩関節腱板断裂では肩甲骨の回旋運動を制限する。
4: ZoneⅡの屈筋腱損傷の術直後は手関節を屈曲位に保つ。
5: 上腕骨骨幹部骨折では肩関節内外旋訓練を早期に開始する。
高齢者の脊椎圧迫骨折の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 急性期は下肢の等尺性訓練を行う。
2: 早期離床を促す。
3: コルセットを作製する。
4: 股関節の伸筋を強化する。
5: 体幹筋は腹筋を中心に強化する。
膝周囲のスポーツ外傷と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。
1: 前十字靱帯再建術後-膝伸展可動域の制限
2: 関節鏡視下半月板切除術後-早期部分荷重訓練
3: ジャンパー膝-膝窩部への超音波療法
4: 腸脛靱帯炎-ランニングの禁止
5: 離断性骨軟骨炎-膝関節固定装具の適用
大腿骨頸部骨折に対して後方アプローチにて人工骨頭置換術を施行した患者のADL指導で正しいのはどれか。
1: 和式トイレで排泄する。
2: 割り座で足の爪を切る。
3: あぐら座位で靴下をはく。
4: 健側下肢から階段を下りる。
5: 椅子に座って床の物を拾う。