第34回午前第91問の類似問題

第35回午後:第46問

誤っているのはどれか。 ア.側臥位で下側の上下肢を屈曲すると安定する。イ.四つ這い位では両膝・下腿に約60%の荷重が加わる。ウ.椅子座位の重心線は足底面の後方を通る。エ.膝立ち位の支持基底面は両大腿で形成される。オ.立位での矢状面の重心線は外果を通る。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第46回午前:第31問

重度片麻痺患者に指導すべき動作方法はどれか。2つ選べ。  

1: 起き上がりは、非麻痺側に寝返ってから行う。

2: 階段を上るときは、麻痺側下肢、非麻痺側下肢の順とする。

3: ズボンを脱ぐときは、麻痺側下肢、非麻痺側下肢の順とする。

4: 立位から床に座るときは、非麻痺側上肢、同側膝の順に床につく。

5: エスカレーターから降りるときは、麻痺側下肢、非麻痺側下肢の順とする。

第45回午後:第31問

Brunnstrom法ステージ上肢Ⅲ、手指Ⅳの片麻痺患者に対する上肢Ⅳを目指した座位での訓練課題はどれか。2つ選べ。  

1: 腹部の前から非麻痺側大腿を触る。

2: 大腿上に置いた布をひっくり返す。

3: 大腿上に置いたお手玉を口元に近づける。

4: 机上のお手玉を肘伸展位で前方の肩の高さに移動する。

5: 机上のお手玉を肘伸展位で麻痺側側方の肩の高さに移動する。

第44回午前:第47問

脳血管障害片麻痺患者の更衣指導で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 靴下は座位ではく。

2: 靴下の着脱の導入はソックスエイドを用いる。

3: 下衣は非麻痺側下肢から先に通す。

4: 前開き式上衣は先に麻痺側の上肢を通す。

5: かぶり式上衣は先に非麻痺側の上肢を通す。

第47回午前:第42問

中等度の片麻痺を生じた脳梗塞患者に対する急性期の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 良肢位保持のため、麻痺側の股関節を外旋位とする。

2: 麻痺側の肩関節に対する関節可動域運動は、早期から全可動範囲で行う。

3: 他動的関節可動域運動では、素早く麻痺肢を動かして伸張反射を誘発する。

4: 覚醒した患者では、麻痺の進行が止まっていれば座位訓練を開始する。

5: 非麻痺側の筋力増強訓練は、麻痺の回復を阻害する。

第38回午前:第74問

痙直型両麻痺児の理学療法において促通すべき運動・反射はどれか。2つ選べ。 ア.背臥位で股関節内転運動イ.座位で股関節内旋運動ウ.座位で骨盤前傾運動エ.立位で下肢相反運動オ.立位で陽性支持反射  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第53回午前:第34問

Brunnstrom法ステージ上肢Ⅲ、手指Ⅳの片麻痺患者に座位で麻痺側上肢の促通練習を行う。上肢Ⅳを目指した課題として適切なのはどれか。  

1: 机上の積み木を裏返す。

2: 机上のお手玉を非麻痺側大腿に載せる。

3: 大腿上に置いた手を口元に近づける。

4: 頭上の高さの壁面を肘伸展位で雑巾で拭く。

5: 机上のお手玉を肘伸展位で麻痺側側方の肩の高さに移動する。

  • 答え:1
  • 解説:Brunnstrom法ステージでは、上肢Ⅲと手指Ⅳの片麻痺患者に対して、上肢Ⅳを目指す課題を選択する必要があります。上肢Ⅳは、腰の後ろへ回す、肘伸展位で上肢を90°前方挙上する、肘屈曲位での前腕回内・回外が可能な状態です。
  • 積み木を横つまみで把持し、裏返す動作は前腕回内・回外を促すことができるため、上肢Ⅳを目指した課題として適切です。
  • 机上のお手玉を非麻痺側大腿に載せる動作は、上肢伸展共同運動を促しており、上肢Ⅲを目指した練習課題であるため、適切ではありません。
  • 大腿上に置いた手を口元に近づける動作は、上肢屈筋共同運動を促しており、上肢Ⅲを目指した練習課題であるため、適切ではありません。
  • 頭上の高さの壁面を肘伸展位で雑巾で拭く動作は、上肢を頭上の高さまで挙上することが必要であり、上肢Ⅴを目指した練習課題であるため、適切ではありません。
  • 机上のお手玉を肘伸展位で麻痺側側方の肩の高さに移動する動作は、上肢を肘伸展位で外転することが必要であり、上肢Ⅴを目指した練習課題であるため、適切ではありません。
  • 科目:脳血管疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第39回午前:第51問

脳卒中片麻痺患者のADL指導で適切でないのはどれか。  

1: 寝返り時、患側上肢を腹部の上に保持する。

2: ベッドからの立ちあがり時、体幹の前傾運動を入れる。

3: 立位での方向転換は患側下肢を軸に行う。

4: 階段の降り動作は患側から行う。

5: 昇りのエスカレーターへの乗りこみは健側から行う。

第46回午前:第29問

アテトーゼ型脳性麻痺児の症状と訓練課題との組合せで適切なのはどれか。  

1: 定頸不良 — 背臥位で下肢を挙上する。

2: 体幹過伸展 — 座面の高い椅子で座位を保持する。

3: 手指の過伸展 — 豆をつまむ。

4: 目と手の協調障害 — ボールプールで遊ぶ。

5: 動的バランス不良 — セラピーボールに乗って揺らす。

第53回午前:第45問

外傷性の前頭葉損傷による高次脳機能障害の患者に対する動作指導として適切なのはどれか。  

1: 床からの起き上がりは、起き上がる方向を次々と変えながら練習する。

2: 歩行では、股・膝・足関節の運動に同時に注意を払うよう指導する。

3: 車椅子操作は、手順を1つずつ確認しながら進めるよう指導する。

4: 動作の手順を間違えた場合は、自分で気付くまで指摘しない。

5: 更衣動作では、上衣と下衣を交互に練習する。

第41回午前:第61問

脳卒中の平行棒内移動練習で誤っている組合せはどれか。  

1: 椅子からの立ち上がり - 平行棒を下方に押して立ち上がる。

2: 患側肢での体重支持 - 患側膝関節軽度屈曲位で体重を負荷する。

3: 左右肢の体重移動 - 最初は横方向、次に前後方向で行う。

4: 健側肢の振り出し - 患側股関節の伸展を意識させる。

5: 患側肢の振り出し - 健側で伸び上がり振り出す。

第48回午後:第16問

6歳の女児。脳性麻痺痙直型両麻痺。手指の巧緻動作は拙劣だが上肢・体幹の機能障害は比較的軽度で、座位バランスは良好である。両手で平行棒につかまれば椅子から立ち上がることができ、平行棒内立位は片手支持でも安定して保持できる。歩き出そうとすると支持脚股関節・膝関節の屈曲が生じ、尻もちをつきそうになり歩けない。この患者の歩き出しの問題への対処として行う理学療法で適切なのはどれか。  

1: バルーン上座位保持練習

2: バルーン上腹臥位での体幹伸展練習

3: 台上座位からの立ち上がり練習

4: 壁にお尻で寄りかかった立位での風船遊び

5: 低い台に片足を乗せるステップ動作の練習

第45回午前:第49問

歩行訓練で正しいのはどれか。  

1: 脳性麻痺では四つ這いが可能となってから開始する。

2: 関節リウマチの歩行浴は免荷のため頸下浸水とする。

3: 脊髄小脳変性症の失調症では足部へ重錘を負荷する。

4: 脳卒中片麻痺では症状が固定してから下肢装具を使用する。

5: 二分脊椎で機能レベルがL5の場合はRGO(reciprocating gait orthosis)が適応となる。

第52回午前:第39問

脳卒中片麻痺者の応用歩行練習について麻痺側から行う場合が多いのはどれか。  

1: エスカレーターに乗るとき

2: 低い障害物をまたぐとき

3: 急なスロープを上るとき

4: 階段を上るとき

5: バスに乗るとき

第40回午前:第18問

68歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。発症後3か月時、腰掛座位において図のように右上下肢で接触面を強く押して左側に転倒する現象を認めた。座位バランス獲得のための理学療法で適切でないのはどれか。 

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1: 鏡で姿勢の傾きを認知させる。

2: 座面を上げて両下肢を浮かせる。

3: 治療者が左側から繰り返し押し返す。

4: 右上肢を前方のテーブルに載せる。

5: 点滴棒など垂直指標に体幹を合わせる。

第35回午前:第12問

2歳のアテトーゼ型脳性麻痺児の摂食訓練で正しいのはどれか。  

1: 背臥位で行う。

2: 上肢は解剖学的基本肢位に置く。

3: 食物は舌の中央より前に載せる。

4: ジュース類から始める。

5: 飲み込むときは頸を伸展位にする。

第47回午後:第29問

片麻痺患者の片手動作訓練の初期に用いる作業として適切なのはどれか。  

1: 編み物

2: 籐細工

3: はりこ

4: マクラメ

5: ビーズのれん

第35回午前:第58問

脳卒中片麻痺患者のADL訓練で適切でないのはどれか。  

1: 前開きシャツは健側肢から着る。

2: 導入時にはニットのかぶり型上衣を用いる。

3: 長めのループ付きタオルで背中を洗う。

4: トイレ横壁のL字型手すりを使って移乗する。

5: 車椅子を健側上下肢で操作する。    

第35回午前:第45問

脳卒中片麻痺患者の反張膝への対応で適切なのはどれか。  

1: 骨盤前傾位での歩行指導

2: 短下肢装具足継手の底屈制限

3: ターンバックル付膝装具の使用

4: 患肢での片脚立位訓練

5: ハムストリングスの持続的伸張

第39回午前:第98問

脳卒中片麻痺のADL指導で正しいのはどれか。  

1: 前方いざり移動では健側上肢を殿部の前に置く。

2: 歩行用の手すりは引っぱるように誘導する。

3: 便器の高さは車椅子の座面よりも低くする。

4: ベッドは健側が壁側にくるようにする。

5: 椅子からの立ち上がりでは、まず健側足部を引き寄せる。