強迫神経症患者の初期の作業療法で適切なのはどれか。
1: 籐細工-小物入れ用籠
2: 木 工-本立て
3: 銅板細工-表 札
4: 革細工-眼鏡ケース
5: レクリエーション-リズム体操
片麻痺者の非利き手に対する書字訓練で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 肩や肘を使って書くようにする。
2: 図形の塗りつぶしや塗り絵から導入する。
3: 筆記具を保持した手の尺側は机上につけておく。
4: 麻痺側上肢は同側の膝に載せておく。
5: 太柄や手装具にペンを固定した自助具を利用する。
片麻痺患者の自助具で適切でないのはどれか。
1: 台つき爪切り
2: 洗体ブラシ
3: 滑り止めシート
4: 釘付きまな板
5: ソックスエイド
片麻痺患者の車椅子移乗動作訓練に用いる課題と学習機序との組合せで正しいのはどれか。
1: 速度を変えた立ち上がり動作訓練 — プライミング効果
2: 片麻痺患者の移乗動作のビデオ視聴 — 転移
3: 肘台を想定した方向へのリーチ動作訓練— 内的焦点
4: 絵カードを用いた移乗動作順序の課題分析 — チャンク化
5: 骨盤を手すりへ誘導した非麻痺側荷重訓練 — 多様練習
脳卒中片麻痺患者の反張膝への対応で適切なのはどれか。
1: 骨盤前傾位での歩行指導
2: 短下肢装具足継手の底屈制限
3: ターンバックル付膝装具の使用
4: 患肢での片脚立位訓練
5: ハムストリングスの持続的伸張
適切でない組合せはどれか。ただし、片麻痺は右で、ブルンストローム法ステージは上肢・手指の順。右利きとする。
1: II・II-非麻痺側での箸の練習をする。
2: III・IV-麻痺側で受話器を取って耳に当てる。
3: IV・V-麻痺側を調理の補助手として使う。
4: IV・V-手さげカバンを麻痺側肘にかける。
5: V・VI-両手で洗濯物を干す。
顔面と上下肢に感覚脱失を呈する脳卒中片麻痺の患者に対する生活指導で適切なのはどれか。
1: 麻痺手使用を控える。
2: 湯呑を非麻痺側で把持する。
3: 両手での車椅子駆動を勧める。
4: 屋内ではスリッパ使用を勧める。
5: 髭剃りはT字カミソリを勧める。
Brunnstrom法ステージ上肢Ⅲ、手指Ⅳの片麻痺患者に座位で麻痺側上肢の促通練習を行う。上肢Ⅳを目指した課題として適切なのはどれか。
1: 机上の積み木を裏返す。
2: 机上のお手玉を非麻痺側大腿に載せる。
3: 大腿上に置いた手を口元に近づける。
4: 頭上の高さの壁面を肘伸展位で雑巾で拭く。
5: 机上のお手玉を肘伸展位で麻痺側側方の肩の高さに移動する。
片麻痺患者の椅子からの立ち上がり訓練で誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.訓練初期には座面の低い椅子を用いる。イ.椅子に深く腰掛けて行う。ウ.体幹の前屈から動作を始める。エ.健側の足を手前に引いてから立ち上がる。オ.立位からゆっくり座ることを行う。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
脳血管障害による片麻痺患者の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 下肢装具は立ち上がりが自立してから用いる。
2: 歩行時の膝折れに膝軽度屈曲位で体重負荷を行う。
3: 座位バランスが完成してから立位訓練を開始する。
4: 痙縮筋の緊張抑制の目的で持続伸張法を行う。
5: 麻痺筋に対しては筋力増強訓練を行わない。
脳卒中片麻痺の機能障害(impairment)に対する理学療法はどれか。
1: 歩行訓練
2: 関節拘縮の改善
3: 利き手の交換
4: 補装具の使用
5: 環境の改善
右半球損傷による全般性注意障害の片麻痺患者に対する初期の基本動作支援について正しいのはどれか。
1: 移乗動作の誤りを繰り返し修正する。
2: 杖歩行は複数人とすれ違う環境から開始する。
3: 車椅子駆動練習は外乱の少ない環境から開始する。
4: 寝返りにおける性急な動作は口頭指示で修正する。
5: 起き上がり動作は一連の動作を一度に口頭で指導する。
脳卒中による右片麻痺患者に対する上肢の随意性向上を目的としたアプローチで、易しい順に並んでいるのはどれか。
1: ①-②-③
2: ①-③-②
3: ②-①-③
4: ②-③-①
5: ③-②-①
発症早期の重度左片麻痺患者の歩行訓練における理学療法士の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 患者の左側から左上肢を抱え込む。
2: 患者の右前方から右上肢を持つ。
3: 患者の前方から両上肢を引く。
4: 患者の後方から両腋窩を支える。
5: 患者の正面から両肩を持つ。
脳卒中による片麻痺の上肢に対するCI療法(constraint-induced movement therapy)で正しいのはどれか。
1: 健側上肢を拘束する。
2: 慢性期例は適応とならない。
3: 理学療法士の近位監視下で行う。
4: 他動的関節可動域訓練を長時間行う方法である。
5: 患側手指がBrunnstrom 法ステージⅡで適応となる。
片麻痺患者の患側上肢の管理指導で誤っているのはどれか。
1: シャツの着脱動作では補助手として活用するよう指導する。
2: 車椅子操作時は上肢の位置を確認するよう指導する。
3: 座位での机上作業では膝の上に置くよう指導する。
4: リラクゼーションの方法を指導する。
5: 臥位姿勢での腕の巻き込みに注意するよう指導する。
重度の片麻痺を生じた脳梗塞患者に対する急性期の理学療法で正しいのはどれか。
1: 立位練習には装具を用いない。
2: 非麻痺側の筋力増強運動は行わない。
3: 神経症候の増悪がなければ離床練習を開始する。
4: 深部静脈血栓症の予防目的で弾性ストッキングは使用しない。
5: 安静時に収縮期血圧が140 mmHgを超えている場合は実施しない。
関節リウマチ患者に対する手指巧緻性維持を目的とした作業で適切でないのはどれか。
1: はり絵
2: 編物
3: 刺しゅう
4: マクラメ
5: 金工細工