12歳の女児。ミニバスケットボールの練習を始めてから、右膝のやや遠位部に疼痛と腫脹とが出現したため来院した。症状は運動後に悪化し、安静で軽快する。エックス線写真を示す。この患者の理学療法で適切でないのはどれか
1: 膝サポーターの装着
2: 大腿四頭筋のストレッチ
3: 疼痛部のアイスマッサージ
4: スクワットによる下肢筋力訓練
5: ハムストリングスのストレッチ
小児の四肢切断について正しいのはどれか。
1: 後天性四肢切断は女児に多い。
2: 義手の装着開始時期は4歳ころが適切である。
3: 下腿切断では成長に伴い外反膝変形を生じやすい。
4: 悪性骨腫瘍が原因で切断になる頻度は増加傾向にある。
5: 後天性の切断における幻肢の出現頻度は成人より低い。
変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 中年期以降の肥満女性に好発する。
2: 頻度は変形性股関節症より低い。
3: 起立動作時よりも歩行時に痛みが強い。
4: 進行すると膝外反変形を生じやすい。
5: エックス線写真で関節裂隙の狭小化がみられる。
小児疾患と理学療法の組合せで適切なのはどれか。
1: 先天性内反足 − 徒手矯正
2: 二分脊椎 − 移動動作訓練
3: 発育性(先天性)股関節脱臼 − トロント装具装着
4: Perthes病 − 患部の等張性筋力増強
5: Down症 − 床上座位移動練習(シャフリング)
下肢の骨端症と好発部位との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 第1 Kohler症-踵骨
2: 第2 Kohler症-舟状骨
3: Sever病-中足骨
4: Osgood-Schlatter病-脛骨結節
5: Perthes病-大腿骨骨頭