腕神経叢の損傷部位を図に示す。臨床所見はどれか。2つ選べ。
1: 三角筋筋力低下
2: 上腕二頭筋筋力低下
3: 腕橈骨筋筋力低下
4: 前腕橈側感覚鈍麻
5: 中指感覚鈍麻
20歳の男性。左上腕骨顆上骨折に伴う末梢神経損傷に対し作業療法を開始した。陶芸でひも作りを行うと図のような手の形を示した。損傷された神経はどれか。
1: 正中神経
2: 尺骨神経
3: 橈骨神経
4: 筋皮神経
5: 腋窩神経
上腕骨骨幹部骨折で最も合併しやすい神経障害はどれか。
1: 腋窩神経
2: 筋皮神経
3: 尺骨神経
4: 正中神経
5: 橈骨神経
頸髄損傷患者に紙を押さえるよう指示したところの写真(別冊No. 3)を別に示す。この代償動作の原因となった麻痺筋はどれか。
1: 三角筋前部
2: 広背筋
3: 大胸筋
4: 上腕三頭筋
5: 橈側手根伸筋
骨折と合併しやすい神経麻痺との組合せで正しいのはどれか。
1: 上腕骨骨幹部骨折-腋窩神経麻痺
2: 上腕骨顆上骨折-正中神経麻痺
3: 橈骨遠位端骨折-橈骨神経麻痺
4: 大腿骨骨幹部骨折-大腿神経麻痺
5: 脛骨骨幹部骨折-脛骨神経麻痺
装具の適応で正しいのはどれか。
1: 正中神経麻痺
2: 橈骨神経麻痺
3: 脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)
4: 腱板断裂術後
5: 上腕骨骨幹部骨折
外傷と合併しやすい神経障害の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩関節前方脱臼 − 肩甲上神経麻痺
2: 上腕骨骨幹部骨折 − 橈骨神経麻痺
3: 橈骨遠位端骨折 − 尺骨神経麻痺
4: 股関節後方脱臼 − 坐骨神経麻痺
5: 脛骨骨折 − 脛骨神経麻痺
上腕骨骨折について正しいのはどれか。
1: 顆上骨折は高齢者に多い。
2: 近位部骨折は小児に多い。
3: 近位部骨折では外転位固定を行う。
4: 骨幹部骨折では骨壊死が起こりやすい。
5: 骨幹部骨折では橈骨神経麻痺が起こりやすい。
外傷と合併しやすい神経麻痺との組合せで正しいのはどれか。
1: 上腕骨骨幹部骨折 — 腋窩神経麻痺
2: 尺骨骨折 — 正中神経麻痺
3: 股関節後方脱臼 — 坐骨神経麻痺
4: 大腿骨顆部骨折 — 大腿神経麻痺
5: 脛骨骨幹部骨折 — 脛骨神経麻痺
図のような腕神経叢損傷で障害される動きはどれか。
1: 肩甲帯の挙上
2: 肘関節の屈曲
3: 手関節の背屈
4: 肩関節の外転
5: 肩関節の水平伸展
外傷による骨折や脱臼と合併する神経麻痺との組合せで誤っているのはどれか。
1: 肩関節前方脱臼-腋窩神経麻痺
2: 股関節後方脱臼-坐骨神経麻痺
3: モンテジア骨折-尺骨神経麻痺
4: 上腕骨骨幹部骨折-橈骨神経麻痺
5: 橈骨遠位端骨折-正中神経麻痺
腕神経叢損傷について正しいのはどれか。
1: 上腕骨骨頭の下方偏位が出現する。
2: 分娩麻痺は腕神経叢損傷ではない。
3: 上位型は前腕の回外が可能である。
4: 下位型の麻痺では手指の運動障害はない。
5: 近位引き抜き損傷では交感神経機能障害がある。
48歳の女性。上肢の麻痺を訴え受診した。患者が、手関節と手指を、軽度屈曲位にした状態から伸展しようとしたときの手の写真を示す。この病態の原因はどれか。
1: 橈骨神経上位麻痺
2: Guyon管症候群
3: 前骨間神経麻痺
4: 後骨間神経麻痺
5: 肘部管症候群
骨折と合併神経麻痺との組合せで適切でないのはどれか。
1: 鎖骨骨折-腕神経叢麻痺
2: 上腕骨骨幹部骨折-筋皮神経麻痺
3: 上腕骨顆上骨折-正中神経麻痺
4: コーレス骨折-正中神経麻痺
5: 股関節後方脱臼骨折-坐骨神経麻痺
腕神経叢麻痺で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.引き抜き損傷によって起こる。イ.上位型ではホルネル徴候を伴う。ウ.下位型では肩の外転ができない。エ.全型では肩甲骨挙上ができない。オ.肋間神経移行による機能再建が行われる。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
骨折、脱臼に合併しやすい障害の組合せで誤っているのはどれか。
1: 肩関節前方脱臼-腋窩神経麻痺
2: 腓骨頭骨折-深腓骨神経麻痺
3: 上腕骨顆上骨折-正中神経麻痺
4: 股関節後方脱臼-坐骨神経麻痺
5: 大腿骨骨幹部骨折-大腿神経麻痺
脳卒中片麻痺の肩手症候群で誤っているのはどれか。
1: 手指の腫脹から始まる。
2: ブルンストローム法ステージ上肢IV以上で起こりやすい。
3: 肩甲骨は内転・下方回旋をとりやすい。
4: 肩の他動的外転・外旋が制限されやすい。
5: 鎮痛にはTENSが用いられる。
上腕部で橈骨神経が完全に損傷した場合でも可能な動作はどれか。2つ選べ。 ア.指を指す。イ.そろばんの玉をはじく。ウ.ペンチで太い針金を切る。エ.荷物を前腕に掛ける。オ.手さげかばんをさげる。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
身体図のような感覚障害を呈する場合に考えられる脊髄の障害部位はどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
5: ⑤