Danielsらの徒手筋力テストの結果を表に示す。表以外の筋に異常はみられない。関節可動域はすべて正常範囲である。通常速度で直線歩行したときに予想されるのはどれか。
1: 左の踵足歩行
2: 右の尖足歩行
3: 左遊脚中期の分回し
4: 右のTrendelenburg徴候
5: 右遊脚後期の膝過伸展傾向
Danielsらの徒手筋力テスト(足関節底屈の検査)を図に示す。正しいのはどれか。
1: 図1で完全な底屈運動ができるが抵抗に耐えられなければ段階1である。
2: 図1で底屈運動に多少制限があっても抵抗に負けずに保てれば段階2である。
3: 図2で疲れなしに完全な底屈運動が1回行えれば段階3である。
4: 図2で完全な底屈運動が20回行えれば段階5である。
5: 図3は腓腹筋単独のテスト肢位である。
Danielsらの徒手筋力テストにおいて、筋力2を抗重力位で判定するのはどれか。
1: 膝関節伸展
2: 肩関節屈曲
3: 股関節外転
4: 肘関節伸展
5: 体幹伸展
Danielsらの徒手筋力テストにおける頸部屈曲の測定で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 上位頸椎の運動を測定する。
2: 広頸筋による代償を抑制する。
3: 背臥位で両腕を胸の前で組ませて行う。
4: 段階2は下顎を頸部に引き付ける運動で判断する。
5: 段階5は2本の指で加えた中等度の抵抗で判断する。
ダニエルスらの徒手筋力テストにおいて筋力1(Trace)の筋と触診部位との組合せで誤っているのはどれか。
1: 大殿筋-殿部中央深部
2: 中殿筋-大転子直上
3: 大腿二頭筋-大腿中央後面の外側
4: ヒラメ筋-腓腹部遠位の後外側
5: 長腓骨筋-腓骨頭直下
Danielsらの徒手筋力テストで筋力5の測定法として正しいのはどれか。ただし、関節拘縮はないものとし、矢印は検査者の抑止方向を示す。
1: 肩関節外転
2: 肩関節水平外転
3: 肩関節内旋
4: 肘関節屈曲
5: 肘関節伸展
可動域制限のない患者に図のような肢位をとらせたところ5秒間保持できた。Danielsらの徒手筋力テストにおける段階3以上と推測できる筋はどれか。
1: 左三角筋中部線維
2: 右上腕二頭筋
3: 左中殿筋
4: 右腸腰筋
5: 右前脛骨筋
Danielsらの徒手筋力テストについて正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 検査しようとする筋の筋腹を押さえると、正確な筋力を測定できない。
2: 運動の開始位置から最終肢位まで抵抗をかけ続ける方法を抑止テストという。
3: MP関節伸展のはね返り運動でMP関節屈曲ができれば段階1(Trace)である。
4: 大腿骨幹部切断者の股関節外転で最大抵抗に抗することができれば段階4(Good)である。
5: 関節可動域に制限がある場合、最大抵抗に抗することができれば段階4(Good)である。
Danielsらの徒手筋力テストで筋力2を腹臥位で測定するのはどれか。
1: 肘関節伸展
2: 肩関節内旋
3: 股関節内転
4: 膝関節屈曲
5: 足関節底屈
ダニエルスらの徒手筋力テストの筋力1(Trace)と判定する手技で正しいのはどれか。
1: 前鋸筋
2: 棘下筋
3: 肩甲下筋
4: 腸腰筋
5: 腓腹筋とヒラメ筋
Danielsらの徒手筋力テストで右外腹斜筋と左内腹斜筋の検査を図に示す。右の肩甲骨下角を台から離すことができた。判断できる最も低い段階はどれか。
1: 段階1
2: 段階2
3: 段階3
4: 段階4
5: 段階5
Danielsらの徒手筋力テストにおける段階4の検査で、検査する運動と抵抗を加える部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 股関節伸展 ― 下腿遠位部後面
2: 股関節屈曲 ― 大腿近位部前面
3: 股関節屈曲位からの外転 ― 下腿遠位部外側面
4: 股関節内転 ― 大腿遠位部内側面
5: 股関節外旋 ― 下腿遠位部外側面
ダニエルスらの徒手筋力テストにおいて段階3(Fair)の筋と測定体位との組合せで誤っているのはどれか。
1: 菱形筋-腹臥位
2: 前鋸筋-座位
3: 大胸筋-背臥位
4: 肩甲下筋-腹臥位
5: 上腕三頭筋-背臥位
Danielsらの徒手筋力テストの肩関節段階5と段階4との検査において、腹臥位で肘関節付近の上腕背側に抵抗を加えるのはどれか。2つ選べ。
1: 水平外転
2: 外転
3: 外旋
4: 屈曲
5: 伸展
ダニエルスらの徒手筋力テストの筋力4(Good)を検査する体位で誤っている組合せはどれか。
1: 頸部回旋-背臥位
2: 肩関節内旋-腹臥位
3: 肩関節伸展-腹臥位
4: 肩甲骨内転-腰掛け座位
5: 肩甲骨挙上-腰掛け座位
ダニエルスらの徒手筋力テストの筋力4(Good)を検査する体位で誤っている組合せはどれか。
1: 頸部回旋-背臥位
2: 肩甲骨挙上-腰掛け座位
3: 肩甲骨内転-腰掛け座位
4: 肩関節内旋-腹臥位
5: 肩関節伸展-腹臥位
Danielsらの徒手筋力テストで正しいのはどれか。
1: 測定に計測機器は用いない。
2: 苦痛がないか確認しながら行う。
3: ベッドの表面は軟らかい方がよい。
4: ベッドの表面の摩擦は大きい方がよい。
5: ベッドは高さ固定式のものを使用する。
ダニエルスらの徒手筋力テストを座位で行うのはどれか。2つ選べ。 ア.肩関節水平外転(三角筋後部)の段階2(Poor)イ.肩関節水平内転(大胸筋)の段階3(Fair)ウ.肘関節屈曲(上腕二頭筋)の段階1(Trace)エ.肘関節伸展(上腕三頭筋)の段階5(Normal)オ.膝関節伸展(大腿四頭筋)の段階4(Good)
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ