メタボリックシンドロームの改善を目的とした統合失調症患者の評価で優先すべきなのはどれか。
1: 睡眠状態
2: 対人関係
3: 入浴状況
4: 認知機能
5: 服薬内容
「作業の手順が分からない」、「説明がよく分からない」と訴える統合失調症の患者の認知機能を精査する目的で検査を実施した。図版の一部を図に示す。このような図版が含まれるのはどれか。
1: WAB
2: BADS
3: MMSE
4: BACS-J
5: WAIS-Ⅲ
脳卒中片麻痺患者にみられる症状で転倒と関連が少ないのはどれか。
1: 痴呆
2: 深部感覚障害
3: 夜間せん妄
4: 視空間失認
5: 失語症
実用性歩行が可能な脳卒中患者に対する維持期理学療法で最も期待できる効果はどれか。
1: 麻痺の重症度の改善
2: 下肢痙縮の改善
3: 感覚障害の改善
4: 持久力の向上
5: 認知症の改善
Asperger症候群患者の作業療法にみられる特徴はどれか。
1: コミュニケーションが得意である。
2: 流動的状況を好む。
3: 独自の手順がある。
4: 曖昧条件を好む。
5: 臨機応変である。
統合失調症患者の退院を目的とした作業療法で適切でないのはどれか。
1: 生活のリズムを整える。
2: 体力を向上させる。
3: 症状の自己管理能力を向上させる。
4: 依存欲求を満たす。
5: 家族調整を行う。
認知症の周辺症状であるBPSD〈behavioral and psychological symptoms of dementia〉はどれか。
1: 失行
2: 失認
3: 妄想
4: 見当識障害
5: 遂行機能障害
70歳の女性。買い物での計算や自宅への道順を間違えるようになり、心配した家族に伴われて物忘れ外来を受診した。Alzheimer型認知症と診断され外来作業療法を開始した。患者は「どうして私がここへ来ないといけないの」、「だまされた。帰りたい」と訴えて興奮することが多い。この時期の患者に対する作業療法の目的として適切なのはどれか。
1: 食事動作の維持
2: 精神的混乱の軽減
3: 廃用症候群の予防
4: 非言語的交流の活用
5: 福祉用具の適用評価
8歳の男児。学習障害。外来通院で作業療法を実施。聴覚的短期記憶に問題があり学校での課題の取り組みに困難を示している。知能検査は下位検査にばらつきがあるが発達遅滞は認められない。作業療法を実施する上で適切でないのはどれか。
1: 課題に取り組んだ場合は積極的にほめる。
2: 視覚的な情報提示を多くする。
3: 繰り返し内容を口頭で説明する。
4: 指示は簡単にする。
5: 言われたことをノートに書くように指導する。
亜昏迷状態にある精神分裂病(統合失調症)患者の作業療法の導入で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.病室まで行き声をかける。イ.作業療法場面を見学させる。ウ.共同作業へ参加させる。エ.作業内容を決めさせる。オ.作業時間を決めさせる。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
高次機能障害に対する作業療法の組合せで適切なのはどれか。
1: 純粋失読 ― なぞり読み
2: 物体失認 ― 物品の色名呼称
3: 手指失認 ― 握り・放しの運動
4: 地誌的障害 ― 都道府県名の列挙
5: 左半側空間無視 ― 絵の呼称
Alzheimer型認知症とLewy小体型認知症とに共通する初期症状はどれか。
1: 見当識障害
2: 小刻み歩行
3: 嚥下障害
4: 尿失禁
5: 幻視
統合失調症の作業場面での特徴はどれか。
1: 同じ間違いが少ない。
2: 作業能力の変動が少ない。
3: 援助によって達成量が増える。
4: 同時並行の作業が得意である。
5: 全体を見て判断することができる。
境界型人格障害の患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 種目は患者に任せる。
2: 手順や結果が明確なものを選ぶ。
3: 枠組みのある作業を選ぶ。
4: 作業環境を一定にする。
5: 共同作業を勧める。
摂食障害患者の特徴でないのはどれか。
1: 失感情症
2: 肥満恐怖
3: 強迫的行動
4: 認知の歪み
5: 高い自己評価
病態と治療法の組合せで正しいのはどれか。
1: 半側空間無視 ── 遮断除去法
2: 遂行機能障害 ── 自己教示法
3: 注意障害 ── 間隔伸張法
4: 記憶障害 ── 視覚走査法
5: 失語症 ── PQRST法
精神科作業療法で誇大妄想の影響を知るのに役立つのはどれか。
1: 会 話
2: 作業の間違い
3: 作業時間
4: 表 情
5: 出欠席
能力低下へのアプローチとして誤っているのはどれか。
1: 脊髄損傷患者への車椅子訓練
2: 精神障害者への生活技能訓練
3: 知的障害者への就労準備訓練
4: 痴呆患者への記憶想起訓練
5: 脳卒中患者への利き手交換訓練
急性の幻覚妄想状態が軽減してから1週間が経過した統合失調症患者に対して行う高校復学を目標とした外来作業療法導入時の目的として適切なのはどれか。
1: 余暇活動の促進
2: 社会参加の促進
3: 生活リズムの獲得
4: 対人スキルの向上
5: デイケアへの移行練習