第49回午前第9問の類似問題

第50回午後:第11問

75歳の女性。交通事故により受傷。救急搬送時のエックス線写真を示す。遠位骨片を短縮転位させる主な筋はどれか。 

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1: 中殿筋

2: 小殿筋

3: 腸腰筋

4: 上双子筋

5: 大腿直筋

第56回午後:第6問

57歳の男性。脳出血による左片麻痺。Brunnstrom法ステージ下肢III。左下腿三頭筋のMAS〈modified Ashworth scale〉は2。平行棒内歩行時に左下肢の踵接地はみられず、内反尖足となる。また、左下肢立脚中期に膝のロッキングを認める。そこでダブルクレンザック(ロッド式)短下肢装具を作製した。誤っているのはどれか。  

1: 下腿半月の上縁の位置:腓骨頭

2: 下腿半月の幅:4 cm

3: 下腿中央部における支柱と皮膚との距離:5 mm

4: 足継手の位置:内果下端と外果中央を結ぶ線

5: 足関節の角度:底屈0°

第50回午前:第33問

上腕骨骨折について正しいのはどれか。  

1: 顆上骨折は高齢者に多い。

2: 近位部骨折は小児に多い。

3: 近位部骨折では外転位固定を行う。

4: 骨幹部骨折では骨壊死が起こりやすい。

5: 骨幹部骨折では橈骨神経麻痺が起こりやすい。

第47回午後:第1問

脊髄損傷患者(第4頸髄節まで機能残存)に対して、図のようにBFOを設置した。BFOを利用して肘関節屈曲の動きを獲得するために、筋力を強化すべきなのはどれか。 

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1: 三角筋

2: 肩甲挙筋

3: 大菱形筋

4: 上腕二頭筋

5: 僧帽筋下部

第37回午前:第82問

後十字靭帯損傷の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 脛骨が大腿骨に対して前方にずれるのを注意する。

2: 術後から膝関節伸展位でギプス固定する。

3: 術直後から膝関節屈筋群を強化する。

4: 大腿四頭筋の筋力強化を行う。

5: 部分荷重は術後8週以降に開始する。

第38回午前:第26問

65歳の男性。脊髄小脳変性症。四肢の企図振戦があり、起立および歩行は可能であるが、方向転換ではバランスを崩しやすい。適切な運動療法はどれか。  

1: 棒体操

2: ロフストランド杖による4点歩行

3: 手拍子のリズムに合わせた歩行

4: ボール上座位バランス

5: モンキーウォーク

第52回午後:第40問

転位のない大腿骨転子部骨折に対する観血的整復固定術後の理学療法として優先度の低いのはどれか。  

1: 早期からの歩行練習

2: 脱臼予防肢位の指導

3: 早期からのROM練習

4: 大腿四頭筋の等尺性運動

5: 足関節の自動的底背屈運動

第56回午後:第18問

80歳の女性。夫と2人暮らし。認知症があり、MMSEは13点。自宅にて転倒し、救急搬送され大腿骨頸部骨折と診断されて人工骨頭置換術が行われた。その後、回復期リハビリテーション病棟へ転棟し、理学療法を開始したが消極的である。理学療法中の患者の訴えへの返答で適切なのはどれか。 

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第42回午前:第37問

20歳の男性。大学生。バイク事故を起こし、脛骨骨幹部開放骨折を受傷。3週後髄内釘による骨接合術を受けた。3か月後、創は治癒したが、骨折部に痛みがあり、遷延癒合の状態である。この症例で、骨癒合を促進させる物理療法として適切なのはどれか。  

1: 極超短波

2: 超音波

3: レーザー

4: ホットパック

5: 渦流浴

第45回午前:第14問

24歳の男性。5日前に交通事故で第4、5頸椎脱臼骨折となった。整復固定術を行って、頸椎の安定性は確保され、現在ICUで治療中である。意識は清明で人工呼吸器から離脱し、Frankel分類Bのレベルである。この時期における理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 呼吸訓練

2: 座位訓練

3: 下肢筋力増強訓練

4: 四肢関節可動域訓練

5: 下肢への間欠的空気加圧

第45回午前:第13問

60歳の男性。50歳で筋萎縮性側索硬化症を発症し、自宅療養中である。舌を含めた全身に筋萎縮があり、上肢筋の萎縮は高度である。Danielsらの徒手筋力テストで肘・股・膝関節周囲筋3〜4、他は頸部・体幹を含め2。起き上がり動作と歩行とに介助を必要としている。自宅内での適切な移動方法はどれか。  

1: 四つ這い移動

2: 標準型車椅子での移動

3: 肘をついてのいざり移動

4: ピックアップ歩行器歩行

5: 杖と装具とを使用した歩行

第49回午後:第4問

65歳の男性。右利き。左上下肢の脱力のため搬送された。頭部MRAを示す。この患者に絵の模写を行わせると、図のように描いた。この患者に伴いやすい高次脳機能障害はどれか。 

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1: 失語症

2: 観念失行

3: 純粋失読

4: 左右失認

5: 着衣障害

第35回午前:第20問

26歳の男性。オートバイ事故によるびまん性軸索損傷。2週間意識不明であった。受傷後2か月経過。病棟からの情報では、食事、整容は粗雑だが自立。車椅子への移乗は不安定で、ひとりでベッドから乗り移って転倒する。車椅子での自立走行は可能。自分の部屋を間違える。作業療法の開始時の評価項目で適切でないのはどれか。  

1: 認知機能

2: 記憶

3: 運動・感覚機能

4: ADL

5: IADL

第37回午前:第17問

83歳の男性。大腿骨頸部骨折で入院中。受傷前は屋内歩行が自立していた。自宅退院に向けた準備を開始した。適切でないのはどれか。  

1: 便座の高さは30 cmにする。

2: 玄関スペースは車椅子用に130 cm×130 cm確保する。

3: 洗い場、浴槽内とも滑り止めを敷く。

4: 廊下に足元灯をつける。

5: ベッドに移動バーをつける。

第56回午後:第10問

8歳の男児。転倒して橈骨遠位端骨折と診断され、6週間のギプス固定が行われた。固定除去後、関節可動域制限と筋力低下を認めた。物理療法で適切なのはどれか。  

1: 機能的電気刺激

2: 極超短波

3: 超音波

4: 紫外線

5: 渦流浴

第44回午前:第22問

55歳の男性。3年前からろれつが回らず歩行が不安定で介助が必要であり、起き上がるとめまいが起こる。上肢の測定障害のためADLが制限されている。頭部MRIを示す。この患者に対する適切な治療計画はどれか。 

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1: 四つ這い訓練

2: 主動筋と拮抗筋との協調運動訓練

3: 反動を利用した立ち上がり訓練

4: ロフストランド杖による歩行訓練

5: 改造自動車を利用した移動の指導

第46回午後:第8問

43歳の女性。頸髄完全損傷。洗濯物干しの作業中の写真を別に示す。この患者のZancolliの四肢麻痺上肢機能分類による機能残存レベルはどれか。 

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1: C5B

2: C6A

3: C6B1

4: C6B2

5: C7A

第52回午後:第17問

20歳の女性。1か月前に転倒し、疼痛は軽減したが膝関節の不安定感があり来院した。実施した検査を図に示す。矢印は力を加えた方向を示す。この検査で陽性が確認された。他に損傷がなかった場合、優先すべき治療はどれか。 

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1: 安静固定

2: 水中歩行練習

3: 大腿四頭筋の強化

4: 超音波療法

5: ハムストリングスの強化

第45回午後:第8問

25歳の男性。野球の試合で走塁中に大腿後面に違和感と痛みとを生じた。近くの整形外科を受診したところ、大腿部エックス線写真では骨折を認めなかった。物理療法で適切なのはどれか  

1: 交代浴

2: 極超短波

3: アイシング

4: ホットパック

5: パラフィン浴

第53回午前:第43問

手関節背屈位で手をついて転倒した患者のエックス線単純写真を示す。この病態として正しいのはどれか。 

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1: chauffeur’s骨折

2: Colles骨折

3: Galeazzi骨折

4: Monteggia骨折

5: Smith骨折