精神分裂病(統合失調症)患者の急性期症状消退時の作業療法の目的で適切なのはどれか。
1: 対人技能の向上
2: 金銭の自己管理の向上
3: 自己決定力の向上
4: 疲労感の軽減
5: 職場獲得の援助
気分障害について正しいのはどれか。
1: 大うつ病は男性に多い。
2: 躁病の思考障害には観念奔逸がある。
3: 季節性感情障害の症状は冬に改善する。
4: 大うつ病の思考障害には思考途絶がある。
5: 仮性認知症は双極性感情障害に出現しやすい。
Asperger症候群患者の作業療法にみられる特徴はどれか。
1: コミュニケーションが得意である。
2: 流動的状況を好む。
3: 独自の手順がある。
4: 曖昧条件を好む。
5: 臨機応変である。
全般性不安障害患者の作業場面で観察されないのはどれか。
1: 集中困難
2: 観念奔逸
3: めまい
4: 振戦
5: 口渇
境界性パーソナリティ障害にみられないのはどれか。
1: 不安定な感情
2: 孤立への欲求
3: 持続的な空虚感
4: 不明瞭な自己像
5: 繰り返す自傷行為
気分障害(うつ状態)の患者の作業療法中にみられないのはどれか。
1: 作業能率の低下
2: 作業種目への執着
3: 評価への高い関心
4: 複雑な作業への困惑
5: 失敗へのこだわり
境界型人格障害患者の特徴でないのはどれか。
1: 自傷行為
2: 薬物乱用
3: 不安定な対人関係
4: 滅裂思考
5: むちゃ喰い
30歳の男性。統合失調症。3週前に工場で働き始めた。外来作業療法ではパソコンを使用した認知リハビリテーションを継続している。ある時、同じ作業療法に参加する2人の患者から同時に用事を頼まれ、混乱した様子で相談に来た。この患者の職場における行動で最もみられる可能性があるのはどれか。
1: 挨拶ができない。
2: 心気的な訴えが多い。
3: 体力がなく疲れやすい。
4: すぐに仕事に飽きてしまう。
5: 仕事の段取りがつけられない。
誤っている組合せはどれか。
1: 不安障害 - 広場恐怖
2: 身体表現性障害 - 疼痛性障害
3: 広汎性発達障害 - Asperger(アスペルガー)症候群
4: 人格障害 - 多重人格
5: 気分障害 - 双極性障害
統合失調症の前駆期にみられるのはどれか。
1: 聴覚過敏
2: 奇異な妄想
3: 滅裂な思考
4: 感情の平板化
5: 緊張病症候群
精神分裂病(統合失調症)で予後不良に関連する因子はどれか。
1: 発病年齢が早い。
2: 急性に発病する。
3: 明らかな誘因がある。
4: 社交的な性格である。
5: 緊張病症状を示す。
うつ病患者の作業療法中に観察される特徴で誤っているのはどれか。
1: 脱線しやすい。
2: 自己決定力が低下する。
3: 自己卑下感を抱く。
4: 無理をしやすい。
5: 依存心が高まる。
解離性(転換性)障害として誤っているのはどれか。
1: 健 忘
2: 遁 走
3: 強迫観念
4: 失立失歩
5: 視野狭窄
高齢患者の特徴で誤っているのはどれか。
1: 症状が非定型的である。
2: 精神症候を伴いやすい。
3: 合併症を伴いやすい。
4: 検査所見での個人差が少ない。
5: 予後に心理社会的要因が影響しやすい。
統合失調症で予後不良な因子はどれか。
1: 発病年齢が早い。
2: 病前の性格が社交的である。
3: 明らかな誘因がある。
4: 急性に発病する。
5: 緊張病症状を示す。
統合失調症(精神分裂病)の症状でないのはどれか。
1: 感情鈍麻
2: 思考奪取
3: 妄想知覚
4: 観念奔逸
5: 考想化声
急に動悸がして呼吸が荒くなり、苦悶感を示す症状はどれか。
1: 強迫症状
2: 転換症状
3: 不安症状
4: 幻覚症状
5: 心気症状
注意欠如・多動性障害について正しいのはどれか。
1: 女性に多い。
2: 低出生体重児の多くで発症する。
3: 感情における衝動性の高さは改善しやすい。
4: 約9割の患者は成人期早期までに寛解する。
5: 青年期以降は運動性多動の症状は目立たなくなる。
統合失調症患者の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 合理的な理由付け
2: 作業能率の低下
3: 持続性の維持
4: 社交性の高さ
5: 認知のゆがみ
統合失調症において予後が良いのはどれか。
1: 男性
2: 若年での発症
3: 潜行性の発症
4: 強い陰性症状の存在
5: 明らかな発症誘因の存在