第47回午前第20問の類似問題

第56回午前:第31問

GMFMで正しいのはどれか。  

1: 4領域88項目で構成される。

2: 各項目の判定は0~4の5段階評価である。

3: 脳性麻痺のため標準化された発達評価である。

4: 健常3歳児であれば達成可能な項目で構成される。

5: 次に獲得すべき能力をItem Mapにより予測・検討できる。

第55回午後:第30問

小児の評価領域と検査の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 粗大運動――――GMFM

2: 視知覚機能―――Erhardt(エアハート)発達学的視覚評価

3: 感覚統合機能――Kohs立方体組合せテスト

4: 知的機能――――WISC-Ⅳ

5: 日常生活能力――新S-M社会生活能力検査

  • 答え:1 ・4
  • 解説:この問題では、小児の評価領域とそれに対応する検査を正しく組み合わせることが求められています。正しい組み合わせは、1:粗大運動――――GMFMと2:視知覚機能―――Erhardt(エアハート)発達学的視覚評価です。
  • 粗大運動は、体の大きな筋肉を使って行う運動のことで、GMFM(Gross Motor Function Measure)は、その評価に用いられる検査です。この組み合わせは正しいです。
  • 視知覚機能は、視覚情報を処理し理解する能力のことで、Erhardt発達学的視覚評価はその評価に用いられる検査です。この組み合わせは正しいです。
  • 感覚統合機能は、複数の感覚情報を統合し、適切な反応を行う能力のことです。しかし、Kohs立方体組合せテストは知的機能を評価する検査であり、感覚統合機能の評価には適していません。この組み合わせは間違いです。
  • 知的機能は、思考や理解、判断などの能力のことで、WISC-Ⅳ(Wechsler Intelligence Scale for Children - Fourth Edition)はその評価に用いられる検査です。しかし、この問題では2つの正しい組み合わせを選ぶ必要がありますので、この選択肢は正しくありません。
  • 日常生活能力は、日常生活で必要な基本的なスキルや機能のことです。新S-M社会生活能力検査はその評価に用いられる検査ですが、この問題では2つの正しい組み合わせを選ぶ必要がありますので、この選択肢は正しくありません。また、WeeFIM(Functional Independence Measure for Children)も日常生活能力を評価する検査として知られています。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第93問

てんかん患者に対する作業療法評価で優先度の低いのはどれか。  

1: ベンダー・ゲシュタルト・テスト

2: コース立方体組合わせテスト

3: ロールシャッハ・テスト

4: WAIS-R

5: 職業適性検査

第56回午前:第27問

高次脳機能障害の評価として用いられる神経心理学的検査において、動作性検査(絵画完成、符号、積木模様、行列推理、絵画配列、記号探し、組み合わせ)と言語性検査(単語、類似、算数、数唱、知識、理解、語音整列)の14項目で構成される検査はどれか。  

1: BADS

2: MMSE

3: SLTA

4: WMS-III

5: WAIS-III

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、高次脳機能障害の評価として用いられる神経心理学的検査の中で、動作性検査と言語性検査の14項目で構成される検査を求めています。正解はWechsler Adult Intelligence Scale-Third Edition(WAIS-III)です。
  • BADS(Behavioural Assessment of the Dysexecutive Syndrome)は遂行機能障害を評価する方法であり、問題解決能力に関する6種類の下位検査と1つの質問を用いて検査します。この検査は動作性検査と言語性検査の14項目で構成されていないため、正解ではありません。
  • MMSE(Mini-Mental State Examination)は、見当識・記憶・計算・言語能力・図形能力などを30点満点で評価する検査です。動作性検査と言語性検査の14項目で構成されていないため、正解ではありません。
  • SLTA(Standard Language Test of Aphasia)は失語症の検査で、下位検査は26項目で構成されており、聴く・話す・読む・書く・計算について評価できます。動作性検査と言語性検査の14項目で構成されていないため、正解ではありません。
  • WMS-III(Wechsler Memory Scale-Third Edition)は、記憶の包括的検査で、13の下位検査があり、言語性記憶、視覚性記憶、総合、注意・集中力、遅延再生の指標を評価できます。動作性検査と言語性検査の14項目で構成されていないため、正解ではありません。
  • WAIS-III(Wechsler Adult Intelligence Scale-Third Edition)は、言語性IQ(単語、類似、算数、数唱、知識、理解、語音整列)と動作性IQ(絵画完成、符号、積木模様、行列推理、絵画配列、記号探し、組み合わせ)の14項目で構成される検査です。言語理解、知覚統合、作動記憶、処理速度などを評価できるため、正解はWAIS-IIIです。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午後:第24問

高次脳機能障害の評価の組合せで正しいのはどれか。  

1: MMSE ― 失行症

2: RBMT ― 注意障害

3: SPTA ― 遂行機能障害

4: TMT-A ― 記憶障害

5: VPTA ― 視知覚障害

第48回午前:第26問

FIMについて正しいのはどれか。  

1: 自記式評価法である。

2: 機能障害の評価法である。

3: 更衣は上半身と下半身に分けられる。

4: 補装具を使用しても完全自立と判定する。

5: 認知には「対人関係」という項目が含まれる。