第43回午前第73問の類似問題

第43回午前:第58問

パラフィン療法で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: パラフィンの比熱は大きい。

2: パラフィンは引火性がある。

3: 身体の深部温度の上昇効果が高い。

4: 肩、膝など近位部には使用できない。

5: 温度を55~60℃に設定する。

第37回午前:第84問

パラフィン浴で誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.手指の治療では前腕部まで浴槽につける。イ.融点42℃前後の固形パラフィンを用いる。ウ.使用時には55℃前後に加温しておく。エ.流動パラフィンと固形パラフィンを1対1の割合で混合する。オ.1回の治療時間は10分前後である。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第41回午前:第54問

パラフィンの被膜層を作って暖める方法(グローブ法)で正しいのはどれか。  

1: 浴槽内の温度は56~57℃である。

2: 被膜は2~4層を重ねる。

3: 浸ける深さは順次深くする。

4: 裂けた被膜の上に被膜層を重ねる。

5: 湿熱効果が期待できる。

第55回午前:第33問

熱傷のリハビリテーションで正しいのはどれか。  

1: 持続伸長運動が基本である。

2: 熱傷瘢痕部の圧迫は避ける。

3: 熱傷による拘縮予防には装具は使用しない。

4: 慢性期のパラフィン浴は60℃くらいがよい。

5: 会陰部熱傷の急性期では下肢外旋肢位のポジショニングを行う。

  • 答え:1
  • 解説:熱傷のリハビリテーションでは、持続伸長運動が基本であり、適切な圧迫や装具の使用、適切な温度のパラフィン浴、適切なポジショニングが重要です。
  • 持続伸長運動が基本である。熱傷に対しては、ゆっくりとした運動と組織を壊さない伸張運動を徹底することが重要である。熱傷創に対して機械的な反復運動を加重させると、血流の増加によりコラーゲンの増殖が過剰に促進され、創収縮の一因となる。
  • 熱傷瘢痕部の圧迫は避けるというのは間違いで、肥厚性瘢痕は瘢痕拘縮の原因にもなる。均等圧迫伸張法を用い、部位に応じて管状サポート包帯、メッシュグローブ、圧迫被服、フェイスマスクとして装着する。
  • 熱傷による拘縮予防には装具は使用しないというのは間違いで、熱傷患者に対しては、手部の変形や拘縮予防のために、急性期から積極的に装具(スプリント)を使用する。
  • 慢性期のパラフィン浴は60℃くらいがよいというのは間違いで、パラフィン浴では、浴槽内の温度は50~55℃に設定し、バスタオルを使用して皮膚温を適温の38~42℃に設定する。浴槽内を60℃以上にはしない。
  • 会陰部熱傷の急性期では下肢外旋肢位のポジショニングを行うというのは間違いで、会陰部熱傷の急性期には、拘縮予防のため股関節外転肢位とする。股関節は内外旋中間位、伸展位とする。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第39回午前:第87問

物理療法と熱伝達様式との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.ホットパック-対 流イ.パラフィン浴-伝 導ウ.レーザー-放 射エ.渦流浴-エネルギー変換熱オ.超音波-伝 導  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ