第42回午前第86問の類似問題

第50回午前:第43問

前頭側頭型認知症患者の作業療法でみられる特徴はどれか。  

1: 同内容の言葉を繰り返す。

2: 横道にそれない。

3: 約束が守れる。

4: 我慢が出来る。

5: 品格がある。

第35回午前:第79問

精神科作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 作る喜びの体験

2: 意欲の向上

3: 現実検討能力の向上

4: 職業技能の習得

5: 生活技能の習得

第37回午前:第90問

思考障害の強い精神分裂病(統合失調症)患者に対する作業適用で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.手順が明確な作業イ.非構成的な作業ウ.自己判断で進める作業エ.問題解決的な作業オ.反復的な作業  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第40回午前:第90問

境界型人格障害患者の初回面接で適切なのはどれか。  

1: 本人の対人関係を主題にする。

2: 面接時間を限定しない。

3: 作業達成目標を本人に決めさせる。

4: 種目選択の幅を広くする。

5: 作業療法への参加動機を明確にする。

第34回午後:第76問

うつ病患者の訴えはどれか。2つ選べ。 ア.考えが他人に知られてしまう。イ.生き生きとした感情がわかない。ウ.周囲の人に迷惑をかけている。エ.考えを他人に抜き取られる。オ.周囲の人が自分を見張っている。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第49回午前:第46問

軽躁状態の患者に対する作業療法の目的として適切なのはどれか。  

1: 関心の拡大

2: 病感の獲得

3: 対人交流の改善

4: 自己評価の向上

5: 自己決断能力の向上

第40回午前:第80問

作業療法場面での統合失調症者の行動特徴で誤っているのはどれか。  

1: 柔軟な判断が苦手である。

2: 計画的な遂行が苦手である。

3: 慣れの効果が持続する。

4: 注意の配分が片寄る。

5: 緊張の亢進が持続する。

第35回午前:第93問

強迫神経症患者の作業療法で確認行為がみられたとき、作業療法士の対応で適切なのはどれか。  

1: 作業種目を変更する。

2: 作業を中断させる。

3: その日の作業療法を中止する。

4: 行為をやめるように話す。

5: 行為を静観する。

第50回午後:第48問

Asperger症候群患者の作業療法にみられる特徴はどれか。  

1: コミュニケーションが得意である。

2: 流動的状況を好む。

3: 独自の手順がある。

4: 曖昧条件を好む。

5: 臨機応変である。

第43回午前:第80問

作業療法士が認知症患者の家族へ対応する上で適切でないのはどれか。  

1: 家族に今までの介護経験を尋ねる。

2: 作業療法場面を見学させる。

3: 家族の健康状態を尋ねる。

4: 特定の人が介護を担うように指示する。

5: 家庭を訪問する。

第50回午後:第40問

うつ状態の患者の作業療法中にみられる訴えはどれか。  

1: 「考えが次々に浮かんできます」

2: 「考えが声になって聴こえます」

3: 「考えが他人に知られます」

4: 「考えが全く浮かびません」

5: 「考えが急に止められます」

第38回午前:第94問

アルツハイマー型認知症患者の作業療法の初回面接で困難なのはどれか。 ア.個人に応じた工夫をする。イ.安心できる場所で実施する。ウ.今後の目標を確認し同意を得る。エ.参加時の規則厳守を約束する。オ.話し合うというような雰囲気で進める。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第57回午前:第24問

作業分析の目標として適切でないのはどれか。  

1: 治療手段としての作業を体系的に理解する。

2: 治療過程を段階づける。

3: 作業の材料、道具を分類する。

4: 作業遂行に必要な患者の能力を明確にする。

5: 作業実施の環境因子を明確にする。

  • 答え:3
  • 解説:作業分析は介入計画を立案する工程の1つで、作業の特性や難易度を検討し、対象者のニーズや障害特性に応じて環境調整やマッチングを行います。選択肢の中で適切でないものは、作業の材料や道具を分類することです。
  • 選択肢1は正しいです。作業分析は作業を治療手段として用いる際に、工程を含めて体系的に理解することができます。
  • 選択肢2も正しいです。作業分析には、作業の難易度を検討し、介入手段や順序を組立てることで、治療過程を段階づけることができます。
  • 選択肢3は適切でないです。作業に要する材料と道具を分類することは、作業分析の作業環境の調整やマッチングのあとに「計画立案」として行われるもので、作業分析そのものではありません。
  • 選択肢4は正しいですが、作業分析は作業側の特性や難易度を検討するものであり、患者の能力を明確にするのは作業療法評価に含まれます。
  • 選択肢5は正しいです。作業分析の結果、作業実施の環境因子を明確にすることができます。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第47回午前:第48問

気分障害について正しいのはどれか。  

1: うつ病は男性に多い。

2: うつ病の生涯有病率は3%である。

3: 気分変調性障害はうつ病よりも短期間で治癒する。

4: 季節性感情障害は日照時間が短くなると再燃しやすい。

5: 脳内セロトニンの増加がうつ病の発症に関係している。

第47回午後:第40問

回復期の摂食障害患者に対する作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 他者との関わりを促す。

2: 活動を楽しむ機会を作る。

3: 作業では細部への注意を促す。

4: 失敗から学ぶ経験を重視する。

5: 道具の準備や片付けを行わせる。

第53回午前:第47問

他罰的であり「病状がよくならないのは、親の接し方が悪いため」と攻撃的になる境界性パーソナリティ障害の患者への作業療法士の対応として適切でないのはどれか。  

1: 単独で患者と関わる。

2: 患者の親への心理的支援を行う。

3: 治療契約の重要さを患者と確認する。

4: 攻撃を向けられた後も同じ態度をとる。

5: 患者自身の困難に共感的な態度で接する。

  • 答え:1
  • 解説:境界性パーソナリティ障害の患者に対する作業療法士の対応では、医療チームで統一して関わることが重要です。また、患者の家族への心理的支援や治療契約の重要性の確認、攻撃的な態度に対しても一貫した態度を保ち、患者の困難に共感的に接することが求められます。
  • 単独で患者と関わることは適切ではありません。境界性パーソナリティ障害の患者に対しては、医療チームで統一して関わることが原則です。
  • 患者の親への心理的支援を行うことは適切です。患者が家族に対して他罰的な態度をとるときは、家族にも疾患の説明を行い、家族の不安を和らげることが望ましいです。
  • 治療契約の重要さを患者と確認することは適切です。治療契約を確認し、その重要性を認識させることで、患者の不適応な行動を抑制することができます。
  • 攻撃を向けられた後も同じ態度をとることは適切です。治療者は患者に対して一貫した態度で関わることが望ましく、態度を変えると患者は作業療法士の変化に気づき、操ることのできる対象として認識する可能性があります。
  • 患者自身の困難に共感的な態度で接することは適切です。患者の現実の困りごとに対しては、作業療法士は共感的な態度で接することが望ましいです。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第50回午後:第49問

心因性のけいれん発作を繰り返す患者への対応で適切なのはどれか。  

1: 叱咤激励する。

2: 心理検査を提案する。

3: 作業療法への参加を中止する。

4: その都度プログラムを変更する。

5: ストレス状況について話し合う。

第49回午後:第49問

てんかん患者の作業療法においてみられる動作で複雑部分発作と考えられるのはどれか。  

1: 急に立ち上がって歩き回る。

2: 同じ手順の所作を繰り返す。

3: かたくなに作業を続ける。

4: 見本と作品を見比べる。

5: 首を何度も急にひねる。

第36回午前:第84問

転換性障害患者に対する作業療法の留意点で適切でないのはどれか。  

1: 不安感の緩和

2: 生活リズムの安定化

3: 身体症状の解釈

4: 意欲の向上

5: 家族関係の調整

第34回午前:第78問

精神科作業療法の初回評価で適切なのはどれか。  

1: 複数の種目を同時に行う。

2: 複雑な種目で行う。

3: 種目は一定の設定場面で行う。

4: 患者が希望した種目で行う。

5: 退院後の希望にそった種目を行う。