第39回午前第79問の類似問題

第47回午前:第45問

認知機能障害の強い統合失調症患者に対する作業指導で工夫する点はどれか。  

1: 言語説明を増やす。

2: 工程見本を増やす。

3: 作業工程を増やす。

4: 作業時間を増やす。

5: 道具の種類を増やす。

第45回午後:第41問

物質依存の患者の作業場面でみられないのはどれか。  

1: 1. 攻撃性

2: 2. 焦燥感

3: 3. 高い要求水準

4: 4. 耐久性の低下

5: 5. 他者への無関心

第50回午後:第46問

パニック障害の患者に対する作業療法の目的で適切なのはどれか。  

1: 病識の獲得

2: 身辺処理能力の向上

3: 対人交流技能の向上

4: 不安対処能力の向上

5: 現実感喪失からの回復

第56回午前:第45問

境界性パーソナリティ障害患者の作業療法について正しいのはどれか。  

1: 退行を許容する。

2: 逸脱行動は静観する。

3: 自力で達成できるような作業を行わせる。

4: 作業より面談などの言語的な関わりを中心とする。

5: 取り決め事項の変更について患者の要求のまま応じる。

  • 答え:3
  • 解説:境界性パーソナリティ障害患者に対する作業療法では、患者が自己効力感を高めることが重要です。そのため、自力で達成できるような作業を行わせることが適切です。
  • 退行を許容すると、患者は治療者に過度に依存を強めてしまうため、適切な対応ではありません。
  • 逸脱行為は静観せず、予め決めた行動の規範や枠組みを示して許されない行動であることを毅然として伝えるべきです。
  • 自力で達成できるような作業を行わせることで、患者が自己効力感を高めることができ、心理的安定感を支持することができます。これが正しい対応です。
  • 境界性パーソナリティ障害患者には言語優位でなく、目に見える行動を中心に利用することが適切です。言語的な関わりだけでは効果的な治療ができません。
  • 取り決め事項の変更を患者の要求のままに応じることは、逸脱行動や退行を許容することになります。変更手続きのルールに基づいて行うべきです。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午前:第42問

アルコール依存症患者の作業療法の目的で優先度が低いのはどれか。  

1: 自尊感情の向上

2: 認知能力の向上

3: 基礎体力の向上

4: 現実認識の向上

5: ストレス耐性の向上

第53回午前:第26問

作業療法で提供する課題の難易度を上げる段階付けとして適切なのはどれか。  

1: 工程数が多い課題から少ない課題へ段階付ける。

2: 作業時間が長い課題から短い課題へ段階付ける。

3: 意思決定が少ない課題から多い課題へ段階付ける。

4: 姿勢が不安定となる課題から安定した課題へ段階付ける。

5: 運動の際に用いる関節の数が多い課題から少ない課題へ段階付ける。

  • 答え:3
  • 解説:作業療法では、患者の能力に応じて課題の難易度を段階的に上げることが重要です。意思決定が少ない課題から多い課題へ段階付けることが適切な方法です。
  • 工程数が多い課題から少ない課題へ段階付けるのは逆で、難易度を上げるには工程数が少ない課題から多い課題へ段階付けるべきです。
  • 作業時間が長い課題から短い課題へ段階付けるのは逆で、難易度を上げるには作業時間が短い課題から長い課題へ段階付けるべきです。
  • 意思決定が少ない課題から多い課題へ段階付けることが適切です。意思決定が多い課題ほど難易度が高く、患者の能力向上につながります。
  • 姿勢が不安定となる課題から安定した課題へ段階付けるのは逆で、難易度を上げるには姿勢が安定した課題から不安定な課題へ段階付けるべきです。
  • 運動の際に用いる関節の数が多い課題から少ない課題へ段階付けるのは逆で、難易度を上げるには関節の数が少ない課題から多い課題へ段階付けるべきです。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午前:第20問

25歳の男性。幼いころから言語発達と学業成績は良好であったが、固執性が強く友人との関係は保てなかった。製造業に就職し業務成績も良かったが、研修中に状況を無視した言動によって同僚とのトラブルが増え、上司に伴われて精神科を受診した。この患者に対する作業療法で適切なのはどれか。  

1: 集中力を高める。

2: 耐久性の向上を図る。

3: 対人関係技能を高める。

4: 複数の作業を同時に行う。

5: 多くの感覚刺激を取り入れる。

第37回午前:第82問

アルコール依存症に対する作業療法評価で適切でないのはどれか。  

1: 身体機能

2: 巣症状

3: ストレス耐性

4: 対人行動パターン

5: 作業遂行能力

第41回午前:第79問

認知症の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 集団回想法

2: 見当識の訓練

3: 創作活動

4: ADL訓練

5: 数字の暗記

第50回午後:第44問

長期入院後の統合失調症患者の就労における作業内容として適切なのはどれか。  

1: 対人交流が多い。

2: 精密な作業を含む。

3: 勤務時間の変更が多い。

4: スピードを求められない。

5: 自身の判断で手順を決められる。

第39回午前:第85問

躁病患者の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 活動の区切りを短時間に設定する。

2: 複数の活動を同時進行で行う。

3: 患者間の言語的交流を促す。

4: 注意・指導は頻回にする。

5: 直面する課題の自己解決を促す。

第42回午前:第84問

統合失調症患者の退院を目的とした作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 生活のリズムを整える。

2: 体力を向上させる。

3: 症状の自己管理能力を向上させる。

4: 依存欲求を満たす。

5: 家族調整を行う。

第44回午前:第86問

気分障害(うつ状態)の患者の作業療法中にみられないのはどれか。  

1: 疲れやすい。

2: 頑張り過ぎる。

3: 失敗にこだわる。

4: 興味が移りやすい。

5: 意思決定が苦手である。

第41回午前:第95問

境界型人格障害の患者に対する作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 衝動発散を促す。

2: 依存欲求を満たす。

3: 有能感を高める。

4: 退行を促す。

5: 試行錯誤を促す。

第55回午後:第98問

うつ病の復職支援プログラムの内容として最も適切なのはどれか。  

1: 認知の歪みは修正しない。

2: 服薬自己管理の練習をする。

3: キャリア再構成の検討は行わない。

4: コミュニケーション能力の改善を図る。

5: 配置換えをしないことを前提に職場との連絡調整を行う。

  • 答え:4
  • 解説:うつ病の復職支援プログラムでは、生活リズムの立て直し、コミュニケーションスキルの獲得、職場ストレスへの対処法獲得を目的とするプログラムが行われるため、選択肢4が最も適切です。
  • 選択肢1は間違いです。うつ病の復職支援プログラムでは、認知行動療法を行い、再発予防のために認知や思考の歪みを修正することが重要です。
  • 選択肢2は間違いです。服薬自己管理の練習は、復職支援プログラムよりも前段階で行われるため、復職支援プログラムの内容としては不適切です。
  • 選択肢3は間違いです。うつ病の復職支援プログラムでは、必要に応じてキャリア再構成の検討も行うことがあります。
  • 選択肢4は正しいです。うつ病の復職支援プログラムでは、生活リズムの立て直し、コミュニケーションスキルの獲得、職場ストレスへの対処法獲得を目的とするプログラムが行われます。
  • 選択肢5は間違いです。うつ病からの復職では、必要に応じて配置換えを行うこともあるため、配置換えをしないことを前提にするのは不適切です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午前:第24問

人間作業モデルについて正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 人の習慣を評価する。

2: 認知症の人には用いない。

3: 作業に対する有能感を評価する。

4: 作業の満足度を10段階で評価する。

5: 運動技能とプロセス技能で構成されている。

  • 答え:1 ・3
  • 解説:人間作業モデルは、人の作業能力や作業に対する態度を評価するためのモデルであり、習慣や有能感を評価することができます。選択肢1と3が正しいです。
  • 正解。人間作業モデルは、人の習慣を評価することができます。習慣は、日常生活や作業において繰り返し行われる行動や態度であり、作業能力や作業環境に影響を与える重要な要素です。
  • 間違い。人間作業モデルは、認知症の人にも用いることができます。認知症の人の作業能力や作業に対する態度を評価し、適切な支援や介入を提供するために使用されます。
  • 正解。人間作業モデルは、作業に対する有能感を評価することができます。有能感は、自分が作業を達成できるという自信や信念であり、作業への取り組みや作業成果に影響を与える重要な要素です。
  • 間違い。人間作業モデルでは、作業の満足度を10段階で評価することはありません。作業の満足度は、作業に対する態度や感情を反映する指標であり、評価方法は様々ですが、必ずしも10段階で評価するわけではありません。
  • 間違い。運動技能とプロセス技能で構成されているのは、Assessment of Motor and Process Skills(AMPS)という評価ツールです。人間作業モデルとは異なります。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第41問

境界性パーソナリティー障害の作業療法の目的でないのはどれか。  

1: 枠組みの提供

2: 行動化の促進

3: 依存欲求の充足

4: 探索行動の促進

5: 対象恒常性の改善

第37回午前:第96問

作業療法中に、隣の人に触れるのがきたないとプログラムを中断してしまう患者はどれか。  

1: 身体表現性障害

2: 解離性障害

3: 非社会性人格障害

4: 強迫性障害

5: 妄想性人格障害

第47回午前:第47問

うつ病の作業療法として適切なのはどれか。  

1: 活発な言語的交流を促す。

2: 作品を完成させるよう励ます。

3: 自己判断が多い種目を選択する。

4: 休憩を取りやすいよう配慮する。

5: 病前の状態と比較しやすくする。

第35回午前:第83問

痴呆老人の作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.作業導入の説明は細かくする。イ.患者のペースに合わせてゆっくり話す。ウ.感情面での疎通性を大事にして接する。エ.変化のある作業を提示する。オ.その都度細かく指示する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ