第39回午前第79問の類似問題

第36回午前:第47問

治療的活動の特性として適切でないのはどれか。  

1: 失敗しても修正が可能なもの

2: 単純な繰り返し動作が多いもの

3: 運動の段階づけがしやすいもの

4: 各作業工程の途中で終了できるもの

5: 出来上がりの優劣が他者と比較しやすいもの

第44回午前:第99問

てんかん患者に対する作業療法実施時の発作予防の留意点はどれか。  

1: 固執性

2: 集中度

3: 疲労度

4: 協調性

5: 参加度

第36回午前:第98問

精神科作業療法における就労援助で必要がないのはどれか。  

1: 働く意志の確認

2: 働く目的の明確化

3: 基礎的技能の評価

4: 基礎的体力の評価

5: 特定の職業訓練

第43回午前:第95問

広汎性発達障害児の就学に向けた作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 学校の環境調整を図る。

2: 身辺処理能力の向上を目指す。

3: 異年齢集団での対人交流を促す。

4: 家族へ障害の特徴を伝える。

5: 遊びの幅を広げる。

第42回午前:第88問

摂食障害の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 熱中できる時間をつくる。

2: ストレス発散を促す。

3: 自己表現を促す。

4: コミュニケーションを楽しむ体験をさせる。

5: 食生活改善のためのプログラムを行う。

第35回午前:第85問

精神分裂病(統合失調症)の作業療法でみられないのはどれか。  

1: 判断が一面的になりやすい。

2: 物事への関心が低い。

3: 対人関係の距離が混乱しやすい。

4: 物事の全体的把握が苦手である。

5: 一つの作業に長時間没頭する。

第41回午前:第92問

身体表現性障害の患者に対する作業療法士の対応で適切でないのはどれか。  

1: 受容的・支持的に関わる。

2: 矛盾する身体症状の理由を話し合う。

3: 葛藤解決や対処方法を話し合う。

4: アンビバレンツな言動を許容する。

5: 心理的距離を保つ。

第45回午後:第42問

亜急性期の統合失調症患者に対する作業療法の目的で正しいのはどれか。  

1: 1. 自己能力の限界を知る。

2: 2. 作業遂行能力を改善する。

3: 3. 対人交流技能を改善する。

4: 4. 社会資源の利用を援助する。

5: 5. 基本的な生活リズムを回復する。

第57回午後:第50問

精神科作業療法のインフォームドコンセントについて適切なのはどれか。  

1: 作業種目を変更する場合の同意は必要ない。

2: 医療保護入院の入院患者は同意を得る必要はない。

3: 言語理解が困難な場合は誘導しながら同意を得る。

4: 活動内容の説明は良好な患者―治療者関係の構築に必要である。

5: 精神症状が重篤な場合は患者の同意よりも治療効果が優先される。

  • 答え:4
  • 解説:インフォームドコンセントは、患者が十分な説明を受けた上での理解に基づく同意・承諾(自己決定)である。精神科作業療法においても、患者の同意を得ることが重要であり、活動内容の説明は良好な患者―治療者関係の構築に必要である。
  • 作業種目を変更する場合でも、治療者は患者に説明し、患者の同意を得る必要があるため、この選択肢は適切ではありません。
  • 医療保護入院の入院患者であっても、作業療法を実施する際には患者の同意を得る必要があるため、この選択肢は適切ではありません。
  • 言語理解が困難な場合でも、代理人の署名等が必要となる場合があります。ただし、代理人と患者との続柄は明示される必要があります。この選択肢は部分的に正しいですが、適切な選択肢ではありません。
  • 活動内容の説明は、患者の理解を得ながら適切な作業を提供するために行われる。医療者の説明は、患者の意思決定を助け、良好な患者−治療者関係の構築に必要であるため、この選択肢は適切です。
  • 精神症状が重篤な場合でも、命に別状のないときは精神科作業療法の治療効果よりも、患者の意思(同意)が尊重されるべきであるため、この選択肢は適切ではありません。
  • 科目:臨床実習
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第40問

回復期の摂食障害患者に対する作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 他者との関わりを促す。

2: 活動を楽しむ機会を作る。

3: 作業では細部への注意を促す。

4: 失敗から学ぶ経験を重視する。

5: 道具の準備や片付けを行わせる。

第43回午前:第82問

統合失調症患者の作業療法場面での行動特徴で誤っているのはどれか。  

1: とっさの判断を求められると戸惑う。

2: 特定の作業活動に執着する。

3: 同時に二つの課題を与えられると混乱しやすい。

4: 新しいものに慣れるまで時間がかかる。

5: 計画的に物事を進めることが困難である。

第35回午前:第77問

精神分裂病(統合失調症)の作業療法の初回面接で適切でないのはどれか。 ア.病棟での日常生活状況を聞く。イ.作業療法参加の動機を確認する。ウ.作業療法に対する希望を聞く。エ.発病時の症状を聞く。オ.家庭の経済状況を聞く。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第49回午前:第45問

うつ病患者の作業療法の注意点について正しいのはどれか。  

1: 長い工程を選ぶ。

2: 積極的に努力を促す。

3: なじみの活動を選ぶ。

4: 自発性意欲を支援する。

5: リーダー役を割り振る。

第38回午前:第77問

精神分裂病(統合失調症)患者の作業療法導入時の評価項目として適切でないのはどれか。  

1: 指示理解の程度

2: 家族関係

3: 興味・関心の内容

4: 交友関係の範囲

5: 病的体験の内容

第47回午後:第39問

転換性障害患者の作業療法の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 集団活動が適している。

2: 依存関係が形成されやすい。

3: 症状の心理的意味を解釈する。

4: 要求が増えた場合は休止する。

5: 身体化症状に対しては対症療法を併用する。

第38回午前:第94問

アルツハイマー型認知症患者の作業療法の初回面接で困難なのはどれか。 ア.個人に応じた工夫をする。イ.安心できる場所で実施する。ウ.今後の目標を確認し同意を得る。エ.参加時の規則厳守を約束する。オ.話し合うというような雰囲気で進める。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第57回午前:第46問

回復初期のうつ病患者への作業療法で正しいのはどれか。  

1: 指示は詳細に行う。

2: 自己決定の経験を促す。

3: 励ましながら活動を行う。

4: 1回の活動時間は短くする。

5: 長期間継続できる作業を勧める。

  • 答え:4
  • 解説:回復初期のうつ病患者に対する作業療法では、患者の状態に合わせた適切な指導やサポートが重要です。回復初期では、集中力が完全でないため、1回の活動時間を短くすることが適切です。
  • 回復初期のうつ病患者は、ためらいがちな気分がまだあるため、指示は簡潔に行う方が適切です。詳細な指示は心理負担となることがあるため、この選択肢は正しくありません。
  • 回復初期のうつ病患者には、自己決定の経験を促すことは心理負担となることがあるため、この選択肢は正しくありません。患者が何かを始めるきっかけとして、適切なサポートが必要です。
  • 回復初期のうつ病患者は、面白さや楽しさを実感できていない時期であるため、安易な励ましは適切ではありません。病気が必ず回復することや、スタッフが回復を支援することを伝えることが重要です。この選択肢は正しくありません。
  • 回復初期のうつ病患者は、集中力が完全でないため、1回の活動時間を短くすることが適切です。短時間の活動を通して、患者の回復をサポートすることができます。この選択肢は正しいです。
  • 回復初期のうつ病患者には、直接的な満足が得られる活動が適切です。長期間継続できる作業は、患者に面白さや興味があることが条件となりますが、回復初期ではまだその段階には至っていないため、この選択肢は正しくありません。
  • 科目:気分障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午後:第46問

注意欠如・多動性障害の患者の就労に関して適切な助言はどれか。  

1: 優先順位にこだわらないようにする。

2: 多彩なやり方で物事を行うようにする。

3: 周囲の人に配慮を求めないようにする。

4: 自分だけの時間や場所を作るようにする。

5: 便利なハイテク機器などは利用しないようにする。

  • 答え:4
  • 解説:注意欠如・多動性障害(ADHD)患者は、不注意、多動性、衝動性を特徴とするため、職場での対応が重要です。適切な助言は、刺激が少なく落ち着いて仕事ができる環境を作ることです。
  • 優先順位にこだわらないようにすると、ADHD患者は様々なものに目移りしてしまい、仕事が進まなくなる可能性があるため、適切な助言ではありません。
  • 多彩なやり方で物事を行うと、ADHD患者は注意が分散しやすく、混乱しやすいため、適切な助言ではありません。患者自身のペースで一つずつこなしていけるように助言する方が良いです。
  • 周囲の人に配慮を求めないようにすると、ADHD患者が職場で適切な支援を受けられなくなるため、適切な助言ではありません。職場の人に理解してもらい、仕事内容や手順について支援を受けるようにすることが重要です。
  • 選択肢4は正しいです。ADHD患者は、刺激が多い環境では注意が転導してしまい、情報処理が上手くできないため、職場では刺激が少なく落ち着いて仕事ができる環境を作るように助言することが適切です。
  • 便利なハイテク機器は、ADHD患者にとって有益で手順が明確なものであれば、患者の特徴に合わせて利用し、働きやすい環境を整えることが良いため、適切な助言ではありません。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午前:第93問

うつ病の回復初期での作業療法の留意点で適切なのはどれか。  

1: 作業リズムを獲得させる。

2: 作業回数を増やす。

3: 作業難易度を高める。

4: 話し合いの司会を勧める。

5: 団体競技のスポーツを取り入れる。

第35回午前:第75問

痴呆性老人のグループワークを計画する際に考慮すべき点で誤っているのはどれか。  

1: 症状にあわせて作業種目を選択する。

2: なじみのある作業種目を選択する。

3: グループのメンバーを毎回変える。

4: 照明などで落ち着いた環境をつくる。

5: 評価は患者ごとに行う。