第39回午前第67問の類似問題

第37回午前:第77問

慢性期虚血性心疾患の運動療法で誤っているのはどれか。  

1: 最大心拍数の60~70%を指標にする。

2: 1回の運動時間は30~60分とする。

3: 準備運動と整理運動を行う。

4: 週1回の指導と自主訓練とを組み合わせる。

5: 自覚的運動強度はボルグ指数16~18で行う。

第40回午前:第86問

慢性閉塞性肺疾患で運動療法を中止しなければならないのはどれか。  

1: 動脈血酸素飽和度─85%

2: 酸素摂取量─最大酸素摂取量の70%

3: 心拍数─最大心拍数(220-年齢)の60%

4: 収縮期血圧─170 mmHg

5: ボルグ指数─11

第38回午前:第62問

糖尿病患者における運動療法の効果で適切なのはどれか。  

1: 血中HDLコレステロールの減少

2: インスリン感受性の増加

3: 筋内へのグリコーゲン貯蓄率の減少

4: 血中中性脂肪の増加

5: ブドウ糖酸化率の減少

第38回午前:第82問

虚血性心疾患に対する運動療法の効果について誤っているのはどれか。  

1: 最大酸素摂取量の増大

2: 安静時の二重積の低下

3: 心筋虚血閾値の低下

4: 筋血流量の増加

5: 総コレステロールの低下

第38回午前:第100問

心疾患の運動処方で適切でないのはどれか。  

1: リスクの高い例では監視型の運動形態が良い。

2: 目標心拍数は予測最高心拍数の90%程度とする。

3: 運動強度はボルグ指数で13程度とする。

4: 無酸素性作業閾値(AT)程度の運動強度とする。

5: 筋力強化の負荷は最大筋力の50%程度とする。

第46回午前:第39問

慢性閉塞性肺疾患の呼吸理学療法で正しいのはどれか。  

1: 運動中の息こらえを避ける。

2: 上肢のトレーニングは避ける。

3: 酸素吸入が必要な運動は避ける。

4: 嫌気的代謝能を優先して向上させる。

5: 運動中のSpO2は80%を保持できればよい。

第53回午前:第15問

19歳の男性。基礎疾患はない。自転車エルゴメーターを用いた運動強度を次第に上昇させて運動終点まで運動負荷試験を行った時の酸素摂取量の測定結果を図に示す。全身持久力改善のために必要な運動負荷量(ワット)として正しいのはどれか。 

53_0_15

1: 50

2: 100

3: 200

4: 300

5: 350

第35回午前:第49問

慢性呼吸不全患者の生活指導で誤っているのはどれか。  

1: 腹式呼吸を励行する。

2: 時間あたりの呼吸数を増やす。

3: 1回換気量を増やす。

4: 活動課題は分割して行う。

5: 酸素吸入下で体操する。

第48回午前:第19問

58歳の男性。身長164 cm、体重88 kg。高血圧と2型糖尿病で通院していた。空腹時血糖値の異常と急激な視力低下で緊急入院した。入院時の空腹時血糖値は268 mg/dl、HbA1cは12.8%であった。入院後のインスリン投与により空腹時血糖値は156 mg/dlに低下した。理学療法で正しいのはどれか。  

1: HbA1c値を日々の理学療法の指標にした。

2: 運動はインスリン投与後30分以内に開始した。

3: 運動強度はBorg指数で17とした。

4: 短時間1回最大等尺性訓練による筋力増強を行った。

5: 1日200 kcalを消費させる有酸素運動を指導した。

第37回午前:第100問

在宅酸素療法患者への訪問リハビリテーション時の指導で適切でないのはどれか。  

1: 入浴時間は短めにする。

2: 食事は少量ずつ数回に分けてとる。

3: ゆっくり呼吸を整えながら歩く。

4: 腹式呼吸を励行する。

5: 酸素流量は自覚症状に合わせて調整する。

第46回午前:第34問

心筋梗塞の二次予防のための生活指導で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 禁煙

2: BMI目標値30以上

3: 食塩摂取量12〜14 g/日

4: Borg指数15以上の運動

5: 最大酸素摂取量50%程度の運動

第57回午前:第19問

50歳の男性。会社の健康診断で尿糖陽性を指摘され、受診した。入院時、身長175 cm、体重85 kg。脈拍75/分、血圧165/86 mmHg。両側足関節の振動覚は鈍麻。血液生化学所見では、空腹時血糖385 mg/dL(基準値65~109 mg/dL)、HbAlc 8.6%(基準値4.6~6.2%)、トリグリセリド362 mg/dL(基準値30~150 mg/dL)、LDL コレステロール128 mg/dL(基準値70~139 mg/dL)であった。尿検査でケトン体陰性であった。入院後、食事療法と薬物療法が開始されている。運動療法開始時に必要な条件はどれか。  

1: 感覚障害が改善する。

2: 脂質異常症が改善する。

3: 尿中ケトン体が陽性となる。

4: HbAlcが基準値内まで低下する。

5: 空腹時血糖が250 mg/dL未満となる。

第36回午前:第99問

嫌気性代謝閾値(AT)について誤っているのはどれか。  

1: 運動強度を漸増したときに酸素摂取量が急激に上昇する点をいう。

2: 最大酸素摂取量の約60%に相当する。

3: トレーニングによって変化する。

4: 赤筋(SO線維)の多い人はATが高い。

5: 血中乳酸濃度の急激な下降がみられる。

第41回午前:第67問

有酸素運動で期待される効果で誤っているのはどれか。  

1: 最大酸素摂取量の増加

2: 乳酸性閾値の上昇

3: インスリン感受性の改善

4: HDLコレステロールの低下

5: 体脂肪量の減少

第47回午前:第48問

慢性腎不全患者に対する運動療法として正しいのはどれか。  

1: 高血圧症合併例では等尺性運動を避ける。

2: 運動負荷の指標に自覚的強度は適切でない。

3: 腹膜透析(CAPD)導入後は歩行訓練を避ける。

4: むずむず足症候群では下肢運動は禁忌となる。

5: 下肢の浮腫には起立台での起立訓練が有効である。

第42回午前:第67問

在宅酸素療法が導入された慢性呼吸不全患者の生活指導で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 洗髪は、座位で両上肢によって行う。

2: 更衣は、立位でかぶり型上衣で行う。

3: 洗顔は、座位で息を吐きながら行う。

4: 用便は、息を吐きながら腹圧をかけて行う。

5: 歩行は、背筋を反らせて大きく息を吸いながら行う。

第56回午後:第39問

栄養管理について正しいのはどれか。  

1: 成人では毎日体重1 kgあたり0.1 g以上のタンパク質を摂取するのがよい。

2: BMIが22.5未満の場合、栄養障害があると判定する。

3: 低栄養になると血中総リンパ球数が増加する。

4: 発熱時には、エネルギー必要量が増加する。

5: 重度熱傷では、尿中窒素排泄量が減少する。

第51回午後:第46問

糖尿病患者における運動療法が禁忌となる合併症はどれか。  

1: 高血圧症

2: 増殖性網膜症

3: 閉塞性動脈硬化症

4: ポリニューロパチー

5: ペースメーカー植込み後

第35回午前:第48問

視力障害を伴う糖尿病患者の作業療法で誤っているのはどれか。  

1: こぎん刺しなどの細かい手工業を用いる。

2: 刃物や針は使用上の注意を指導する。

3: 物品の位置を手で触れて確認させる。

4: 道具の配置を決めておく。

5: 作業中の低血糖発作に注意する。

第36回午前:第46問

作業と酸素消費量との関係で正しいのはどれか。  

1: 座位は臥位より酸素消費量が30%増加する。

2: 同一個人の酸素取り込み量は訓練にかかわらず不変である。

3: 筋の酸素取り込み効率は訓練にかかわらず不変である。

4: 歩行速度と歩行距離当たりの酸素消費量とは比例する。

5: 等張性運動では脈拍が酸素消費量の指標になる。