腱板不全断裂の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 急性期は三角巾による局所の安静
2: 肩甲胸郭関節の可動域訓練
3: 滑車を用いた肩関節可動域維持
4: 肩甲上腕リズムの再学習訓練
5: 重錘を用いた上肢挙上運動
関節可動域測定の運動方向と参考可動域角度(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)との組合せで誤っているのはどれか。
1: 肩関節伸展-50°
2: 肘関節屈曲-145°
3: 手関節背屈-90°
4: 膝関節屈曲-130°
5: 足関節底屈-45°
肩甲骨の運動と筋との組合せで正しいのはどれか。
1: 挙上-小胸筋
2: 下制-広背筋
3: 外転-大菱形筋
4: 内転-肩甲下筋
5: 上方回旋-肩甲挙筋
関節可動域測定(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)による運動方向と基本軸との組合せで誤っているのはどれか。2つ選べ。
1: 肩関節屈曲-肩峰を通る床への垂直線
2: 前腕の回内-床への垂直線
3: 股関節屈曲-上前腸骨棘と外果を結ぶ線
4: 膝関節屈曲-大腿骨
5: 足関節背屈-腓骨への垂直線
筋力増強運動として求心性収縮を用いた抵抗運動を行う際、対象筋と運動方向の組合せで正しいのはどれか。
1: ハムストリングス――膝関節屈曲90°位での股関節伸展
2: 上腕二頭筋―――――肘関節伸展0°位かつ前腕回外位での肩関節伸展
3: 上腕三頭筋―――――肘関節屈曲90°位での肩関節水平内転
4: 前脛骨筋――――――足外がえし位での足関節背屈
5: 中殿筋―――――――股関節伸展0°位での股関節外転
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で運動方向と移動軸との組合せで誤っているのはどれか。
1: 足関節背屈 - 第5中足骨
2: 頸部回旋 - 鼻梁と後頭結節を結ぶ線
3: 頸部屈曲 - 外耳孔と頭頂を結ぶ線
4: 前腕回外 - 手指を伸展して手背面
5: 股関節屈曲 - 大腿骨
肩関節の運動で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 大胸筋胸肋部は内転に作用する。
2: 三角筋前部は外旋に作用する。
3: 棘上筋は内転に作用する。
4: 大円筋は外旋に作用する。
5: 小円筋は外旋に作用する。
Danielsらの徒手筋力テストの肩関節段階5と段階4との検査において、腹臥位で肘関節付近の上腕背側に抵抗を加えるのはどれか。2つ選べ。
1: 水平外転
2: 外転
3: 外旋
4: 屈曲
5: 伸展
関節可動域測定の運動方向と参考可動域角度(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩関節水平伸展 - 30度
2: 肘関節屈曲 - 120度
3: 手関節伸展 - 50度
4: 股関節外旋 - 45度
5: 足関節屈曲 - 20度
脳卒中片麻痺の亜脱臼に対する肘屈曲型アームスリングのチェックアウトで正しいのはどれか。
1: 頸部で上肢を支持する。
2: 肩関節は内旋位とする。
3: 前腕は回外位とする。
4: 手関節は掌屈位とする。
5: 手部は肘関節より低くする。
38歳の男性。交通事故による右腕神経叢損傷。肘屈曲を指示したところ、抗重力位では、回外位、中間位、回内位とも自動運動はみられなかった。そのため図のように重力を除いた肢位にしたところ、手関節の伸展、前腕の回内を伴いながら全可動域屈曲した。しかし前腕回外位のままでは肘屈曲ができなかった。この患者の肘屈曲について正しいのはどれか。
1: 上腕二頭筋の筋力は2(Poor)である。
2: 上腕二頭筋の筋力は3(Fair)である。
3: 腕橈骨筋の筋力は3(Fair)である。
4: 除重力位での肘屈曲は主として長橈側手根伸筋で行っている。
5: 除重力位での肘屈曲は主として橈側手根屈筋で行っている。
関節可動域が正常な患者に対し、Danielsらの徒手筋力テストの段階5の検査で、軽度屈曲位で抵抗を加えるのはどれか。
1: 肩関節伸展
2: 肘関節伸展
3: 手関節伸展
4: 股関節伸展
5: 頸部複合伸展
引き寄せ締結法(tension band wiring)により手術直後から骨折部の運動が開始できるのはどれか。
1: 上腕骨骨幹部骨折
2: 肘頭骨折
3: 橈骨骨幹部骨折
4: Colles骨折
5: 舟状骨骨折
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動と基本軸との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩甲帯挙上 − 第7頸椎棘突起を通る水平線
2: 肩関節水平屈曲 − 肩峰を通る矢状面への垂直線
3: 手関節伸展 − 尺 骨
4: 母指中手指節関節屈曲 − 第1中手骨
5: 第2指外転 − 第2中手骨延長線
高齢者の骨折の作業療法で適切でないのはどれか。
1: コーレス骨折では手関節固定直後から手指自動運動を指導する。
2: 上腕骨頸部骨折のハンギングキャスト法では骨癒合まで安静を指示する。
3: 脊椎圧迫骨折では背筋を促通する作業種目を選択する。
4: 膝蓋骨骨折の膝伸展位ギプス固定時には体重負荷による歩行を指導する。
5: 大腿骨頸部骨折では住環境整備を指導する。
肩関節周囲炎で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 早期から筋萎縮がみられる。
2: 肩甲上腕リズムは正常に保たれる。
3: 滑車訓練は三角筋の筋力強化を目的とする。
4: 結髪に比べて結帯動作の方が制限されやすい。
5: Codman体操は慣性モーメントを利用して行う。
関節可動域測定(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の基本軸で誤っているのはどれか。
1: 肩関節外旋
2: 手関節伸展
3: 股関節外転
4: 膝関節屈曲
5: 足関節伸展(背屈)
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で基本軸の骨指標に肩峰が含まれないのはどれか。
1: 肩甲帯屈曲
2: 肩関節屈曲
3: 肩関節外転
4: 肩関節外旋
5: 肩関節水平屈曲
変形性股関節症に対する人工関節全置換術後早期の理学療法で正しいのはどれか。
1: 股関節を内転位に保持する。
2: 骨セメントを使用した場合は荷重開始を遅くする。
3: 術直後から車椅子移動を行う。
4: 大腿四頭筋の等尺性収縮を促す。
5: 拘縮予防のための股関節回旋の可動域訓練を行なう。
肩関節について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 上腕骨頭は骨幹に対して約30°前捻している。
2: 上腕骨頭は骨幹に対して頸体角がほとんどない。
3: 上腕骨頭とその関節窩はほぼ同じ大きさである。
4: 上腕二頭筋長頭腱は腱板機能を補助する。
5: 腱板は機能的な関節窩として働く。