作業療法における慢性期精神分裂病(統合失調症)患者の特徴でないのはどれか。
1: 持続力に乏しい。
2: リズムに乗りにくい。
3: とっさの判断に戸惑う。
4: 周囲の患者に干渉しやすい。
5: 作業手順に慣れるのに時間がかかる。
神経性無食欲症の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: ボディイメージのゆがみを扱う。
2: 身体運動を通して発散を促す。
3: 対人交流を楽しめるよう促す。
4: 食事についての話題を促す。
5: 体重の自己チェックを促す。
気分安定薬で再発の防止や頻度の減少が最も期待できる疾患はどれか。
1: 気分変調症
2: 血管性うつ病
3: 双極性障害
4: 適応障害
5: 非定型うつ病
精神遅滞の障害像で誤っているのはどれか。
1: 情緒障害
2: 意識障害
3: 認知障害
4: 学習障害
5: 運動障害
60歳の女性。うつ病。夫と2人暮らし。1年前からうつ状態が遷延し、抑うつ気分や意欲の低下が強く、家事もできなくなり入院した。1か月でうつ状態がやや改善してきたが、記憶力減退を強く訴え、「自分は痴呆になった」との不安が強い。気分転換と生活リズムの回復を目的に作業療法が処方された。主治医からの留意事項として、薬の副作用によるふらつきへの配慮が指示されている。この患者は、家事ができないことで夫に罪責感を持っており、早く家事ができるようになることを希望した。作業療法導入期のプログラムとして適切でないのはどれか。
1: 小物の洗濯
2: 献立表作り
3: ベッド周りの私物整理
4: 同年代患者の茶話会参加
5: 散歩
てんかん患者に対する作業療法実施時の発作予防の留意点はどれか。
1: 固執性
2: 集中度
3: 疲労度
4: 協調性
5: 参加度
統合失調症患者の退院を目的とした作業療法で適切でないのはどれか。
1: 生活のリズムを整える。
2: 体力を向上させる。
3: 症状の自己管理能力を向上させる。
4: 依存欲求を満たす。
5: 家族調整を行う。
精神科デイケアの対象でないのはどれか。
1: 自発性が低下している外傷性脳損傷患者
2: 年に1、2回の大発作をおこすてんかん患者
3: 希死念慮を言葉にするうつ病患者
4: 対人恐怖を有する神経症性障害患者
5: 自宅で過食のみられる摂食障害患者
気分障害について正しいのはどれか。
1: うつ病は男性に多い。
2: うつ病の生涯有病率は3%である。
3: 気分変調性障害はうつ病よりも短期間で治癒する。
4: 季節性感情障害は日照時間が短くなると再燃しやすい。
5: 脳内セロトニンの増加がうつ病の発症に関係している。
うつ病への対応として適切なのはどれか。
1: 重要な事柄についての判断を促す。
2: 休養の重要性について説明する。
3: 自殺の可能性は話題にしない。
4: うつ病の診断は伝えない。
5: 気晴らしを推奨する。
43歳の女性。うつ病。半年前に子供が1人暮らしを始めてから気分が落ち込み、布団で寝たままでいることが増えた。家事を夫が行うようになると、「夫に迷惑をかけている自分は生きている価値がない」と口にするようになり、夫に連れられ精神科クリニックを受診した。服薬治療が開始され、症状が改善してきたため外来作業療法が処方された。導入時の作業療法士の対応で最も適切なのはどれか。
1: スケジュール表に従った参加を促す。
2: 枠組みのある構成的作業を導入する。
3: 患者が作製した作品について賞賛する。
4: 意欲の低下が認められても作業遂行を促す。
5: 体調とともに気分も改善するため心配ないと励ます。
脳血管性痴呆にみられないのはどれか。
1: 夜間せん妄
2: けいれん発作
3: 運動障害
4: まだら痴呆
5: 思考制止
神経性無食欲症の患者に対する作業療法の留意点で適切でないのはどれか。 ア.食欲が増すような運動を行う。イ.低血圧や低体温に注意する。ウ.手首などの自傷行為に注意する。エ.盗食に注意する。オ.精密な作業種目に集中させる。
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ
物質依存の患者の作業場面でみられないのはどれか。
1: 1. 攻撃性
2: 2. 焦燥感
3: 3. 高い要求水準
4: 4. 耐久性の低下
5: 5. 他者への無関心
うつ病に特徴的なのはどれか。2つ選べ。 ア.注察妄想イ.被害妄想ウ.関係妄想エ.貧困妄想オ.罪業妄想
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
うつ病の治療で正しいのはどれか。
1: 重要な事項についての自己決定を促す。
2: 抗うつ薬は三環系薬物が最も広く用いられている。
3: 抗うつ薬の副作用を説明する。
4: 症状の改善後には抗うつ薬を速やかに中止する。
5: 電気けいれん療法は効果がない。
誤っている組合せはどれか。
1: うつ病-制止
2: 強迫性障害-保続
3: 解離性障害-遁走
4: 統合失調症(精神分裂病)-昏迷
5: 身体表現性障害-心気
作業療法中に「脳が溶けて流れ出す」と辛そうに訴える患者の症状として考えられるのはどれか。
1: 作為体験
2: 被害妄想
3: 思考奪取
4: 体感幻覚
5: 連合弛緩
神経症性障害の作業療法場面でみられないのはどれか。
1: 注意転導
2: 過換気症候群
3: 解離症状
4: 演技的行動
5: 強迫行為
統合失調症の症状で誤っているのはどれか。
1: 連合弛緩
2: 思考制止
3: 思考吹入
4: 自生思考
5: 考想化声