第57回午後第39問の類似問題

第47回午後:第44問

脊髄小脳変性症患者で、運動範囲が小さく動作が緩慢な状態に対する運動療法として適切なのはどれか。  

1: Frenkel体操

2: 重錘負荷を用いたバランス練習

3: 外的リズム刺激による歩行練習

4: 弾性緊縛帯を装着した協調運動

5: PNFを用いた同時筋収縮の促通

第56回午後:第81問

オペラント条件付けが用いられる認知行動療法の技法はどれか。  

1: 系統的脱感作法

2: 漸進的筋弛緩法

3: 暴露反応妨害法

4: フラッディング法

5: トークンエコノミー法

  • 答え:5
  • 解説:オペラント条件付けは、学習者の自発的で意図的な反応の増大や低減を学習目標として行われる手続きであり、認知行動療法の技法の中でトークンエコノミー法が該当します。
  • 系統的脱感作法は消去理論を用いており、リラックスした状態で低い不安から段階的に刺激を与えていく方法であるが、オペラント条件付けは用いられていない。
  • 漸進的筋弛緩法は、筋肉の緊張状態をコントロールし、その状態を観察し学習する療法であるが、オペラント条件付けは用いられていない。
  • 暴露反応妨害法は、強迫性障害やパニック障害に対する認知行動療法であり、消去理論を用いて不安に患者自身を曝すことで徐々にその状況に慣れさせる反面、強迫行為自体を我慢して行わないようにする方法であるが、オペラント条件付けは用いられていない。
  • フラッディング法は消去理論を用いており、患者を不安や恐怖場面に曝露して、その時間を次第に延長していく方法であるが、オペラント条件付けは用いられていない。
  • トークンエコノミー法は、オペラント条件付けに基づく行動療法であり、患者が望ましい行動をとった場合、直ちにそれを強化する効果があるため、正しい選択肢である。
  • 科目:臨床心理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午後:第28問

眼振がみられる患者の体幹筋の協調運動障害に適応となるのはどれか。  

1: Epley法

2: Klapp体操

3: Böhler体操

4: Frenkel体操

5: rhythmic stabilization

第35回午前:第71問

末梢神経障害患者の筋力増強訓練で誤っているのはどれか。  

1: 経皮的電気刺激(TENS)は有効である。

2: バイオフィードバック療法は有効である。

3: PNFは有効である。

4: 遠心性運動は過負荷になりやすい。

5: 等運動性訓練機器を用いる。

第40回午前:第90問

筋萎縮性側索硬化症の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: フレンケル体操

2: 起居動作の練習

3: 杖や自助具の使用

4: 変形・拘縮の予防

5: 胸郭可動域訓練

第34回午前:第44問

疾患と運動療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 腰痛症-ウイリアムス体操

2: 失調症-フレンケル体操

3: 五十肩-コッドマン体操

4: 圧迫骨折-ベーラー体操

5: 変形性膝関節症-バージャー・アレン体操

第44回午前:第64問

Parkinson病患者の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 安静時振戦にはPNFが適応となる。

2: すくみ足には外的リズム刺激が有効である。

3: 無動が強い時期には立位でのバランス練習を行う。

4: 幻覚が出現している時期には理学療法は行わない。

5: 症候性の夜間頻回覚醒は日中の活動を促すことで改善がみられる。

第38回午前:第71問

多発性神経炎の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 関節可動域訓練

2: EMGバイオフィードバック療法

3: 知覚再教育

4: スプリント装着

5: 超音波療法

第57回午前:第35問

治療法と対象の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Frenkel体操―――脊髄性失調

2: Codman体操―――腰痛症

3: 漸増抵抗運動―――痙 縮

4: Williams体操―――下肢閉塞性動脈硬化症

5: ミラーセラピー――幻肢痛

  • 答え:1 ・5
  • 解説:この問題では、治療法と対象の組合せが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組合せはFrenkel体操と脊髄性失調、ミラーセラピーと幻肢痛です。
  • Frenkel体操は脊髄性運動失調の治療のために開発された運動療法で、背臥位、座位、立位の順で、安定した姿勢から不安定な姿勢、簡単な運動から複合的な難しい運動へと課題を進める。この選択肢は正しいです。
  • Codman体操は肩関節周囲炎を含む肩痛が対象で、腰痛症ではないため、この選択肢は間違いです。
  • 漸増抵抗運動は筋力増強を目的に行われるが、痙縮筋に対してはまだ実用レベルではないため、この選択肢は間違いです。
  • Williams体操は腰痛を治療対象として、主に腹筋・大殿筋の強化とハムストリングスのストレッチが行われる。しかし、下肢閉塞性動脈硬化症とは関係がないため、この選択肢は間違いです。
  • ミラーセラピーは幻肢痛の治療に用いられ、鏡から切断された四肢が存在し動いているかのような視覚入力(錯覚)が得られる。これにより、幻肢痛が軽減すると考えられている。この選択肢は正しいです。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第83問

多発性硬化症の理学療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。 ア.PNFパターンによる分離運動イ.フレンケル体操ウ.温水プール運動療法エ.筋持久力強化運動オ.疼痛に対する寒冷療法  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第44回午前:第65問

多発性硬化症患者の理学療法で適切なのはどれか。  

1: 球後視神経炎では眼帯をして運動療法を行う。

2: 有痛性強直性痙攣に対して超音波療法を行う。

3: Lhermitte徴候に対して神経筋促通手技を行う。

4: Uhthoff現象が出現しないような運動負荷を行う。

5: ステロイドパルス療法では直後から筋力増強運動を行う。

第47回午後:第31問

小脳失調患者の上肢の協調性向上を目的とした方法で正しいのはどれか。  

1: 上肢遠位部に弾性緊迫帯を巻く。

2: 上肢遠位部に重錘を負荷する。

3: 筋にタッピング刺激を与える。

4: 筋に寒冷刺激を与える。

5: 筋の他動伸張を行う。

第53回午後:第31問

遂行機能障害に対する介入方法として最も適しているのはどれか。  

1: ペグ法

2: 自己教示法

3: 直接刺激法

4: 間隔伸張法

5: 物語作成法

  • 答え:2
  • 解説:遂行機能障害は、計画立案や行動の自己統制が困難な状態で、自己教示法が最も適した介入方法です。自己教示法では、患者と一緒に解決方法や計画を考えることで、遂行機能の改善を目指します。
  • ペグ法は記憶対象をペグ(掛け釘)にかけるイメージを使った記憶方法であり、遂行機能障害に対する介入方法としては適していません。
  • 自己教示法は、行動の自己統制が欠け、課題の理解欠如などをみとめる患者に対し、解決方法や計画の立て方を一緒に考えるものである。遂行機能障害に対する介入方法として最も適している。
  • 直接刺激法は、注意機能に関わる課題をコンピュータや机上の作業で直接的に練習する方法である。注意機能そのものの回復を目的として用いられるが、遂行機能障害に対する介入方法としては適していません。
  • 間隔伸張法は、情報を保持する時間間隔を少しずつ延ばして想起させる記憶の練習法である。遂行機能障害に対する介入方法としては適していません。
  • 物語作成法は、記憶する対象をなるべく印象に残るような物語を作って記憶するもので、言語的方略による記憶障害に対する介入方法である。遂行機能障害に対する介入方法としては適していません。
  • 科目:高次脳機能障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午前:第85問

多発性硬化症の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 痙縮に対して寒冷療法を行う。

2: 麻痺に応じて装具療法を行う。

3: 不随意運動には重錘を装着する。

4: 筋力増強訓練は高負荷低頻度で行う。

5: 視力障害には他の感覚による代償訓練を行う。

第52回午前:第80問

行動療法の技法でないのはどれか。  

1: 精神分析

2: 系統的脱感作法

3: 曝露反応妨害法

4: トークンエコノミー法

5: バイオフィードバック法

第36回午前:第48問

失調症に対する理学療法の進め方で適切でないのはどれか。  

1: 重心の低い運動-高い運動

2: 広い範囲の重心移動-狭い範囲の移動

3: 単一方向の運動-多方向の運動

4: 粗大運動-巧緻運動

5: 等尺性運動で近位関節固定-等張性運動で動的運動

第41回午前:第43問

拘縮のある関節の可動域訓練で適切でないのはどれか。  

1: 実施者の体重を利用する。

2: 運動の反動を利用する。

3: 随意収縮を利用する。

4: 姿勢反射を利用する。

5: 温熱を利用する。

第40回午前:第76問

脊髄小脳変性症の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 四肢近位部への弾性緊縛帯

2: 四肢遠位部への重錘負荷

3: 膝固定装具装着での歩行訓練

4: rhythmic stabilization

5: バルーンを用いての座位訓練

第36回午前:第44問

ブルンストローム法ステージと理学療法との組合せで適切でないのはどれか。  

1: ステージI-他動的関節可動域訓練

2: ステージII-徒手抵抗訓練

3: ステージIII-持続伸張訓練

4: ステージIV-PNF

5: ステージV-バイオフィードバック訓練

第45回午前:第28問

疾患と治療体操との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 慢性閉塞性動脈疾患−Buerger-Allen体操

2: 脊椎圧迫骨折−Böhler体操

3: 肩関節周囲炎−Codman体操

4: 運動失調症−Frenkel体操

5: 腰痛症−Klapp体操