第55回午前第24問の類似問題

第45回午後:第40問

肺音聴診で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 肺胞呼吸音は呼気で聴取される。

2: 喘息発作時には吸気時間が延長する。

3: 胸膜摩擦音が聴取されれば異常である。

4: 気管支呼吸音が聴取されれば異常である。

5: 痰貯留部では粗い断続性ラ音が聴取できる。

第44回午前:第49問

肺音聴診について正しいのはどれか。  

1: 正常では副雑音が聴取できる。

2: 正常では肺胞呼吸音が聴取できる。

3: 痰貯留部では高音性連続ラ音が聴取できる。

4: 喘息発作時は粗い断続性ラ音が聴取できる。

5: 空洞音では吸気で呼気よりも低い音が聴取できる。

第46回午後:第92問

胸部で聴取される捻髪音について正しいのはどれか。  

1: 吸気終末に聴取できる。

2: 肺尖部で聴取しやすい。

3: 太い気管支由来の音である。

4: 閉塞性肺疾患で聴取しやすい。

5: 喀痰が多い場合に聴取しやすい。

第37回午後:第12問

呼吸器について誤っているのはどれか。 ア.右肺は3葉、左肺は2葉からなる。イ.気管支の分岐角は右より左が大きい。ウ.上気道は鼻腔から咽頭までをいう。エ.気管支壁は重層扁平上皮からなる。オ.気管支動脈は肺胞を取り巻く毛細血管網を形成する。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第38回午後:第82問

正しいのはどれか。  

1: 肺気腫では吸気時に気管支虚脱が起こる。

2: 肺線維症では肺実質の拡張不全をきたす。

3: 喘息では機能的残気量が低下する。

4: 慢性気管支炎では呼気抵抗が低下する。

5: 気管支拡張症では夜間の痰喀出が多い。

第53回午前:第58問

呼吸器の解剖について正しいのはどれか。  

1: 細気管支には軟骨がある。

2: 胸膜腔は吸気時に拡大する。

3: 肺の栄養血管は肺動脈である。

4: 肺尖は鎖骨と同じ高さに位置する。

5: 右主気管支は左主気管支よりも短い。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、呼吸器の解剖に関する知識を問うています。選択肢の中で正しいものを選ぶことが求められています。
  • 細気管支には軟骨がありません。細気管支の上皮下には軟骨は見られず、平滑筋と弾性線維からなります。気管の前壁から側壁にかけては馬蹄形の気管軟骨が存在します。
  • 胸膜腔は吸気時に拡大するのではなく、縮小します。胸膜腔は肺と胸郭の間に見られる空間で、吸気時には肺の拡大により胸膜腔は縮小し、呼気の際にはその逆で、肺の縮小により胸膜腔は拡大します。
  • 肺の栄養血管は肺動脈ではなく、気管支動脈です。肺動脈と肺静脈は肺の機能血管であり、肺のガス交換を担当しています。
  • 肺尖は鎖骨と同じ高さに位置するのではなく、鎖骨よりも2~3 cm上方に位置します。肺尖は肺の上端で鈍円をなす部分です。
  • 正しい選択肢です。右主気管支は短くて太く、左主気管支はこれに比べて長く細い。また、正中線となす角は右主気管支が25°、左主気管支が45°である。
  • 科目:解剖学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午前:第59問

呼吸器について正しいのはどれか。  

1: 咽頭はC7~C8の高さにある。

2: 輪状軟骨は弾性軟骨である。

3: 成人の喉頭から気管支までの距離は20~25 cmである。

4: 気管の延長線に対する気管支の分岐角度は右より左の方が大きい。

5: 終末細気管支は肺胞に開口する。

第53回午前:第35問

慢性閉塞性肺疾患の身体所見でみられやすいのはどれか。  

1: 乾性咳嗽

2: 呼吸音低下

3: 肺野打診での濁音

4: 胸郭柔軟性の増加

5: 胸部聴診での捻髪音

第45回午前:第93問

呼吸器疾患で正しいのはどれか。  

1: 間質性肺炎は湿性咳嗽が多い。

2: 気管支拡張症は血痰が出ることは少ない。

3: 肺気腫は初期からチアノーゼが出やすい。

4: 過換気症候群はバチ指を呈しやすい。

5: 睡眠時無呼吸症候群は急に眠気に襲われることが多い。

第45回午後:第58問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 気管支には線毛がある。

2: 気管支の分岐角は左よりも右が大きい。

3: 細気管支でガス交換が行われる。

4: 壁側胸膜が肺表面に接している。

5: 縦隔には食道が通っている。

第38回午後:第2問

呼吸器の構造について正しいのはどれか。  

1: 肺は左右とも3葉からなる。

2: 肺胸膜は胸壁の内表面を覆う。

3: 気管は第1胸椎の高さで左右の主気管支に分かれる。

4: 気管・気管支には多数のリンパ節が存在する。

5: 主気管支からの分枝は左右対称である。

第41回午後:第28問

正しいのはどれか。  

1: 耳管は外耳と上咽頭とをつなぐ。

2: キヌタ骨は鼓膜に接する。

3: 蝸牛は内耳にある。

4: 音は半規管で感知される。

5: 第8脳神経核は中脳にある。

第35回午後:第3問

呼吸器について正しいのはどれか。  

1: 両肺の下葉先端を肺尖という。

2: 肺葉は左三葉、右二葉である。

3: 肺胞の全表面積は約85 m2である。

4: 左気管支は右気管支に比べて異物が侵入しやすい。

5: 肺の上縁は第一肋骨の直下にある。