肺音聴診で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肺胞呼吸音は呼気で聴取される。
2: 喘息発作時には吸気時間が延長する。
3: 胸膜摩擦音が聴取されれば異常である。
4: 気管支呼吸音が聴取されれば異常である。
5: 痰貯留部では粗い断続性ラ音が聴取できる。
肺音聴診について正しいのはどれか。
1: 正常では副雑音が聴取できる。
2: 正常では肺胞呼吸音が聴取できる。
3: 痰貯留部では高音性連続ラ音が聴取できる。
4: 喘息発作時は粗い断続性ラ音が聴取できる。
5: 空洞音では吸気で呼気よりも低い音が聴取できる。
胸部で聴取される捻髪音について正しいのはどれか。
1: 吸気終末に聴取できる。
2: 肺尖部で聴取しやすい。
3: 太い気管支由来の音である。
4: 閉塞性肺疾患で聴取しやすい。
5: 喀痰が多い場合に聴取しやすい。
呼吸器について誤っているのはどれか。 ア.右肺は3葉、左肺は2葉からなる。イ.気管支の分岐角は右より左が大きい。ウ.上気道は鼻腔から咽頭までをいう。エ.気管支壁は重層扁平上皮からなる。オ.気管支動脈は肺胞を取り巻く毛細血管網を形成する。
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ
正しいのはどれか。
1: 肺気腫では吸気時に気管支虚脱が起こる。
2: 肺線維症では肺実質の拡張不全をきたす。
3: 喘息では機能的残気量が低下する。
4: 慢性気管支炎では呼気抵抗が低下する。
5: 気管支拡張症では夜間の痰喀出が多い。
呼吸器の解剖について正しいのはどれか。
1: 細気管支には軟骨がある。
2: 胸膜腔は吸気時に拡大する。
3: 肺の栄養血管は肺動脈である。
4: 肺尖は鎖骨と同じ高さに位置する。
5: 右主気管支は左主気管支よりも短い。
呼吸器について正しいのはどれか。
1: 咽頭はC7~C8の高さにある。
2: 輪状軟骨は弾性軟骨である。
3: 成人の喉頭から気管支までの距離は20~25 cmである。
4: 気管の延長線に対する気管支の分岐角度は右より左の方が大きい。
5: 終末細気管支は肺胞に開口する。
慢性閉塞性肺疾患の身体所見でみられやすいのはどれか。
1: 乾性咳嗽
2: 呼吸音低下
3: 肺野打診での濁音
4: 胸郭柔軟性の増加
5: 胸部聴診での捻髪音
呼吸器疾患で正しいのはどれか。
1: 間質性肺炎は湿性咳嗽が多い。
2: 気管支拡張症は血痰が出ることは少ない。
3: 肺気腫は初期からチアノーゼが出やすい。
4: 過換気症候群はバチ指を呈しやすい。
5: 睡眠時無呼吸症候群は急に眠気に襲われることが多い。
正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 気管支には線毛がある。
2: 気管支の分岐角は左よりも右が大きい。
3: 細気管支でガス交換が行われる。
4: 壁側胸膜が肺表面に接している。
5: 縦隔には食道が通っている。
呼吸器の構造について正しいのはどれか。
1: 肺は左右とも3葉からなる。
2: 肺胸膜は胸壁の内表面を覆う。
3: 気管は第1胸椎の高さで左右の主気管支に分かれる。
4: 気管・気管支には多数のリンパ節が存在する。
5: 主気管支からの分枝は左右対称である。
正しいのはどれか。
1: 耳管は外耳と上咽頭とをつなぐ。
2: キヌタ骨は鼓膜に接する。
3: 蝸牛は内耳にある。
4: 音は半規管で感知される。
5: 第8脳神経核は中脳にある。
呼吸器について正しいのはどれか。
1: 両肺の下葉先端を肺尖という。
2: 肺葉は左三葉、右二葉である。
3: 肺胞の全表面積は約85 m2である。
4: 左気管支は右気管支に比べて異物が侵入しやすい。
5: 肺の上縁は第一肋骨の直下にある。